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Kinera Celest Gumiho レビュー

【スペック概要一覧】
イヤホン素材: アルミニウム合金
ドライバー: 1 プラナー + 1 BA
ケーブル接続端子: 0.78mm 2pin(半埋込み型)
感度: 106db+1dB
周波数応答範囲: 20Hz-20kHz
インピーダンス:9Ω
付属ケーブル:銀メッキ銅+合金純銅 3.5mm

【本製品概要】※エージング実行後の感想
本機の特徴は音場がかなり広いクリアなサウンド。
ハウジングに抜け穴が3箇所設けられている。これにより開放的な音を鳴らす構造になっている為、非常に音場も広く感じられる。

音場の広さと残響感のないクリアな音を実現するためでしょう

【音質傾向】
高音域は残響感も無く聴きやすい印象。ブラスバンド系の演奏との相性は良くないですが、ボーカル主体の楽曲を聴く分には中音域の通りをよくよく感じられます。
中音域は引っ込む事も出過ぎる事もなく、先に記した高音、後述する低音の通り全体を通してのチューニングバランスが良いと感じます。
低音の質はタイトでキック感のある、中音〜高音を阻害しない軽快さがあり個人的な傾向総括として、全体的なバランスが比較的ニュートラル。人によっては低音の量感が不足ぎみに感じる場合もありそうです。
解像度はやや高めのちょうど良い温度感。
腰を据えて楽曲を楽しむ為のイヤホンというより作業中や外出時、音楽をラフに漠然と楽しめるイヤホンという印象を受けました。

【気になるポイント】
・耳奥にイヤーピースを差し込む事でシャリつきがかなり低減する。のですが、付属するイヤーピースが短め。個人的にイヤーピースは交換必須。
・音漏れは割とします。やかましさは少ないものの、空間によっては目立つ(図書館やすぐ隣に人が居る環境など)

【総評】
平面駆動+1BA構成の低出力でも鳴らせるイヤホン。楽曲は選ぶ側面はあるものの、個性も備えているため複数所有する中のひとつに加えるのもあり。
銀メッキのリケーブルが面白いとのレビューもちらほら見かけるので、試してみて変化があった場合はまた記載しようと思います。

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