言語化サムネ_

プレーの言語化とは何か?認知の次元を高めるためには

こんにちは 初見海人です。
最近のサムネ画像はfootballistaをイメージして作っています。「見易いでしょうか?」
画像作っている時が1番楽しいかもしれませんね(笑)
なるべく手を止めてもらえるように細かい部分を丁寧にやっていこうと思います。。。。

ではでは!

今回は前回の続きで「認知」について発信していこうと思います。

「認知」って非常に広い意味合いを持った言葉ですよね。
抽象的な表現になりやすいです。
ではどうやって抽象的なことを具体化していくでしょうか?
そこから潜っていきましょう。


抽象的な現象を具体化するために


「認知できている」「認知できていない」ってどうやって見分けるんでしょう
自分の視座で判断すのには限界があると思っています。
(単に認知による情報収集能力といっても、客観的に目に見えるような要素ではないということ)
これができるようになるには、VR「バーチャルリアリティー」的な見ていることを具現化して第3者が見ることができる技術を開発してもらうしかありませんね。笑


あ、、、
それは時間もお金も少しかかりそうなので別の方法を探しましょう、、、、


ではどうやって「認知」という抽象的なプレーを評価することができるでしょうか。

そのような課題を解決するために、ALL ROUNDER F.C.、特にU-22カテゴリーでは取り組んでいることがあります。

それは「プレーの言語化をしてもらうこと」です。

★プレーの言語化とは、選手の関わった一連のプレーを言葉にし、なぜそのプレーを選択したのかを説明してもらうことです。

プレーを説明しながら言語化をすることによって選手自身でどこが認知できていて、何が認知できていないかを理解しやすくなります。そうすることで上達のスピードは、指導者から一方的にフィードバックを受けるよりも上がると考えています。


大切なことは見えている景色の擦り合わせ


指導者「ピッチ外」から客観的に見れば簡単な失敗でも、ピッチ上で別の要因によって、脳へ圧力がかかりプレーの選択を間違えた可能性もあります。
外で見えている景色とは全く違うということがあるため、そのすり合わせをする意味でも効果的です(実際に同じことを共有しているつもりでもイメージが全く違うことはよくあります)


そのようなことを踏まえて、プレーを言語化することを大切に考えています。

言語化のメリットは、どこに問題があって何が原因なのか瞬時に分かるうえ、選手自身の整理にも繋がりかつ、考えの食い違いを防ぐことができるので「覚えていない、気づいたらなど)の言葉が出てきた時点で認知不足だったことが分かります。

最近意識して選手に言語化してもらうときは、成功したプレーに関して言語化するようにしています。成功体験を言葉にすることで自信にもつながるし、選手に心理的負担を掛けずに言語化を意識させることができます。

では、ALL ROUNDER.F.Cでの認知に関して良いプレーを振り返ってみましょう。

言語化の第一歩

前提として、ALL ROUNDER F.C.特にクラブチームのU22カテゴリーでは、ピッチ全体で幅と深さをとることを意識してやっています。これは、ピッチ上のスペースを広く使えるようにすることでボールポゼッションをしやすくする狙いがあります。

では映像を見ていきましょう!

この映像では『認知→判断→行動』を意識して出来ていることが分かります。この場面では高い位置で受けることも可能ですが、わざと少し落ちて受けています。
なぜかというと

どこで受けたらより「良い状況で前を向けるか」を意識することが出来ているからです。
この状況では「DFに狙われていてもともとのポジショニングでは、前を向けない」「判断」したことで、どこで受ければプレッシャーを受けずに前を向けるか考えた結果、少し落ちるという「行動」をしました。

このようなプレーを選手が、意識して言語化しながらプレーできている状態になれば上出来です。

上出来ですが。。。。

言語化の理想とは


先ほど言語化の第一歩は意識して言語化しながらプレーできている状態と仮定します。
この記事を読んでいるみなさんは、学習の5段階をご存知でしょうか?

画像を見てもらうと分かると思いますが
この段階はサッカーの上達に非常に強い関係があります。僕が上出来だといったレベルはちょうどレベル3に当たります。
ですがさらに上がありますね。


では質問です。

理想はどのことを言うのでしょうか【意識していてはまだまだJリーグレベルです笑】

無意識的有能【考えなくてもできる】


人は同じようなことを反復してやっていくと体に動きや思考が染み付いてきます。認知に関しても同じで繰り返し意識することで周りを見れば無意識に得たい情報が入ってくるようになります。【実体験でこれは間違いないです】


例えば生まれて初めてボールを蹴った時に綺麗に蹴れたでしょうか。「蹴れていたら化け物です笑」ですがサッカーを5年10年やっていくうちにしっかり蹴れるようになっていきます。最終的に意識しないで蹴れるようになりますよね。
もっと分かりやすい例は九九です。
記事を読んでいる皆さん。2×2は?すぐに出てきますよね?「答えは4です笑」
これが考えなくてもできる状態です。


カッコよく言うと【潜在の次元】

学習の5段階から日本サッカープレイヤーの技術だけを切り取ってみれば、無意識的有能は鬼のように高いと考えています。なぜなら子供のころから対面パスやコーンドリブル、壁のないフリーキック練習(笑)をひたすらやってきたからです。
だからフリーで前を向けた時はほぼ無敵状態になるんじゃないかと思っています。「だからこそ、もったいないです。。。」

日本の選手が認知できるようになったら鬼に金棒ですよね。。。

終わりに


僕は指導している選手を認知において【潜在の次元】に導くためには、自分が選手目線に立って選手と見えている景色を擦り合わせないといけないと考えています。以前は自分の主観からフィードバックをかけていましたが、個人の成長に関して上向きになるどころか悪化させてしまった経験があります。
そこから常に選手ファーストを意識して指導をしています。


今日はここまで!

最後まで読んでいただいてありがとうございます!
読んでみて物足りないことや感想など、バシバシお待ちしています!

読んでいただき共感してくださった
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指導先を探している指導者のみなさん
是非一緒にサッカーをしませんか? 

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