鳩おばさんのノンノンノンフィクション物語〜7年前の捨て台詞
鳩頭巾は、知人の知人が住んでいたお家なのですが、その方の思い出がたくさん詰まったおうちです。お引越しの際、不要なものは、置いていってくださったのですが、そんな時すぐの7年前のある日の日記です‥📘
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先日、キッチンを掃除していたら、
年代を感じる梅酒らしきものが入った瓶を2つ発見しました。
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うちにもすでに梅酒の瓶が2つあるので、これはどうしようかなーと思っていた日のこと。
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近くのホームセンターに行って売り場をウロウロしていると、見知らぬお客さんと店員さんのこんなやりとりを目撃しました。
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年配の男性
「梅酒の瓶って、置いてありますか?」
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店員さん
「今、時期じゃないので‥これしかないです」
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店員さんが去った後、私はすかさずその年配の男性に声をかけました。
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私「うちに梅酒の瓶があるんですけど、いりますか?新品じゃないんですけど、やっぱり新品がいいですか?10分待ってて、もらえれば持って来ますが、お急ぎですか?」
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‥と、今思えば、かなりの勢いの怪しい人なんですけど、年配の男性が待っててくれると言うので、急いで家に帰って、瓶を洗って、ホームセンターに戻り、瓶を渡しました。
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すると、年配の男性が、
「ありがとうございます。‥あ、あの
お名前は?」
と、言ったので、私は
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「名乗るほどの者ではありません」
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と、言って走り去りました。
こんな台詞を言う日が来るなんて‥。
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というわけで、物は巡りめぐるんですね。
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前の家主さんが、いらないと置いて言って下さった物が沢山あり、有難く使用させていただいております。
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ありがとうございます。
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コロナ前とはいえ、見ず知らずの人から、使い古しの瓶要りますか?と聞かれた男性は、ほんとにびっくりしたことと思われます🙇♀️
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そんなわけで、今年はまだ何も瓶に入れるようなものを作ってなかったなぁと思い出しましたので、瓶に何か仕込みたいなぁと思いました。
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