Chopin Etude op.10 No.7

8分の6だが、右手に常に16分音符の重音が配されており、めまぐるしく和音が変わっていくように書かれている。調号はハ長調だが、テーマは同主短調を借用しながら進む。

和音の変化はあるものの、最初の3小節は大きく主和音ととらえていいだろう。

これだけでも結構トリッキーなのだが、ショパンは終結部にさらにトリッキーなめまぐるしい転調を仕組んでいる。

最後から12小節目。ハ長調の中に属調のト長調をいれるのはいいとして、間に変イ長調を挟み込んで、めまぐるしい変化をさらに強調している。


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