VCJ Split1 Crazy Raccoon アイスボックス分析レポート
前置き
CRのアイスボックス戦は3試合と標本数が少ないのでデータから計算する確率等の信頼度はそこまで高くない。
構成
合計3試合の構成はすべて同じ構成。
Open Qualifier でも同じ構成。対戦相手によってエージェントを変えることはなかった。
各マップのラウンド獲得について
Havenの攻めラウンド獲得率は高く(73.91%)、それと比較してIceboxに関しては攻め、守りどちらも約60%と接戦の上勝利していると見受けられる。
上記から攻め・守りどちらにも焦点を当てて分析していく。
攻め
サイト別プラント回数
RC戦では攻めラウンドが少なかったのでデータとして信頼性に欠けるが、
CGZ戦では最終的にAを攻めるラウンドが多いのに対してRC、SZ戦ではBサイトを攻めるラウンドが増えていた。
このデータに対して、対戦相手別に攻めのラウンド獲得率を見てみる。
CGZ戦ではラウンド1本差をつけて攻めは取られてしまい
RC、SZ戦では半数以上のラウンドを獲得している。
上記のデータからA攻めを多くしているCGZ戦ではラウンドを取られているのに対しB攻めを多くしているRC、SZ戦ではラウンド獲得率が高い。
また、試合のCRの攻めを観戦していて「Aサイトでの撃ち合いが苦手or難しそう」という印象を受けた。
なので下記のようなデータを取得してサイト別の特徴を把握した。
サイト別ラウンド取得率
攻めのラウンドは3試合で合計30ラウンド。
30ラウンド中ラークしている人を除いてAサイトで撃ち合いが発生したラウンドは18ラウンド。
うち、ラウンドを取得している回数は11回と取得率を見ると約6割となっているがBと比較しても特にサイト別で変化はない。
チーム別にサイトプラント後のラウンド取得率を見てみると、7チーム中4チームがAに比べてBプラント後のラウンド取得率が高いが圧倒的に多いというような結果ではないので特に変化はないと考える。
やはり、標本数が少ないことがここでネックになっているので
「Aサイトでの撃ち合いが苦手or難しそう」という仮説ももう少しAサイトのミクロ面での考察が必要であると結論づけておく。
あくまでデータを活用して分析をしたいので別記事でミクロ面を考察予定。
守り
オペレータ(マーシャル)運用
基本的にCRはジェットオペレータ(orマーシャル)を購入することができたら持たせている。
守りラウンドは3試合で合計37ラウンドで、その中で25ラウンドはジェット(Meiy選手)がオペ所持。
ファーストやエコラウンドを除くと25/30。
上記の画像は開幕ポジションとそのポジションにいた回数を図示している。
偏りなくポジションをとっていることがわかる。
また、必ず前ラウンドとは別の場所に位置を変更していて、ラウンド続けて同じ配置にいたことは3試合中1ラウンドのみとなっている。
上記からCRアイスボックス戦ではオペレータケアは必須であると考えられる。
各エージェントの配置
各エージェントの配置を観察していて特徴的だったのは
1試合目、2試合目のCGZ戦、RC戦ではセージ(neth選手)をB側に1度も配置してこなかったのに対し、3試合目のSZ戦では12ラウンド中6回もB側にセージを配置していたこと。
上記は各チームがどちらのサイトにプラントしたか表すものになっているが、SCARZは他のチームとは違い比較的Aサイトにプラントすることが多い。
なので、考えられる仮説として以下2点がある。
あえて1,2試合で見せなかったB配置セージをSCARZ戦でぶつける。
SCARZがAサイトへの攻撃が多いことを理由にBサイトにセージを配置する。
[1]はCR主導の戦略であり、[2]はSCARZ対策といったところだが、以下のデータを見てほしい。
チーム別、CRの守りラウンド取得率はSZ戦では負けている。
ということはあまりセージのB配置は勝利に貢献しているわけではなく、セージをB側に配置してしまったことで守りのラウンドを取られてしまった可能性も考えられる。
守りでAサイトの撃ち合いはSCARZのほうに軍配が上がっていたので、セージをB側に配置したときのA守りを練習項目の一つとして挙げることができる。
まとめ
・Aサイト攻めでCGZにうまく守られる。
・1度も見せなかったセージのB配置で守りのSZ戦を落としてしまう。
上記のことからやはりCR側にはAサイトに課題が発見できそうな予感がする。特に撃ち合いの部分。
アイスボックスのAサイトは射線が上下たくさんあることが特徴で、サイト内の通路も狭い。
ミクロの部分はゲーム理解度が高くないと分析するのは容易ではないと思っているので注目していきたい。
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