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どん底は好転のスタートライン

ヨガを習い、教えることが生活になり始めて1年あまり経ちましたが、本当の自分と一致したことを仕事にし始めると、他者からの承認は必要なくなるんですね。

報酬や知名度、周りからの評価が気になっているうちは、まだ正真正銘の自分自身に辿り着けていないんだよ。

って、過去の自分に教えてあげたい。

口先だけ達者で、親、恋人、職場の人、友人、国家権力、世界情勢、景気、生い立ち、過去のトラウマなど、外側の材料を取っ替え引っ替え言い訳にして、肝心の自分自身には目を向けなかった私に言ってあげたいです。

「テメェの人生はテメェで変えんだよ」

誰かが何かしてくれるとか、天からチャンスが降ってくるとか、そんな甘っちょろいことだけ考えて、肝心の自分自身が変わろうとしなかったら、仮にチャンスが降ってきても誰かが力を貸してくれたとしても、何にもならないですもんね。

私の場合は、どん底を味わって初めて気づくことができたので、あの時起こった病気や離別には感謝してもしきれません。

どん底を味わう前と後では世界が180°違うし、人間関係もまるっきり変わったし、経験するべくしてしたんだなとも思います。

自分を抑えて生きることが当たり前のうちはその苦しみに気づけなかったけど、一度そこから離れてみると、もう一度そこへ戻ろうとは間違っても思えないくらい、怒りや悔しさを抱えて生きていたことがわかりました。

「何となく周りがそうしているから労働する」とか、「何となく周りがそうしているから」と無自覚にとっていたあらゆる行動で、どれほどの毒を自分自身に盛ってきたのか。

病気や感情の爆発や予期せぬアクシデントは、居てはいけない環境から強制的に引き剥がすために天から送られる愛のプレゼントだから、素直にそれを受け取って楽になるのがいいと思いました。

病気や鬱積、アクシデントを作り出したのは、自らの世界観なんだから、その世界観に固執している限り、また同じことを繰り返すだけです。

そう考えると、古い世界観を放擲して新しい世界に眼を開いていれば、自然と人生が好転していくのは当然っちゃ当然なのかもしれません。

ただ捨てるだけで、あとは何もしなくてもいい。

ただ決めるだけで、あとは何もしなくてもいい。

ただし、捨てるのも、決めるのも、自分自身です。




Cover photo by Jon Tyson

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