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Vol.63 韓ドラ!|「財閥家の末息子」|年末はこれを観ればいい!


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Vol.63 Lemino「財閥家の末息子」|

財閥一家の秘書から孫に生まれ変わったソン・ジュンギが、機転とビジネスの才能を生かして、財閥家を買収に乗り出す!韓国ソウルで最終回、視聴率30%越えの人気ドラマ!

※ネタバレあり


最終話の視聴率ソウル圏内では30%越え!

【作品紹介】

演出チョン・デユン|「W-君と僕の世界-」「彼女はキレイだった」
脚本キム・テヒ|「トキメキ☆成均館スキャンダル」「ビューティフル・マインド」
原作|ウェブ小説|「財閥家の末息子」
キャストソン・ジュンギ、イ・ソンミン、シン・ソンビン、ユン・ジェムン、キム・ヒョン、キム・ナムヒ、パク・ジヒョン、チョ・ハンチョル、ソ・ジェヒ、チョ・へジュ、 キム・シンロク、チョン・へヨン、カン・ギドゥン他

※イ・ソンミンさんはこの作品で、2023年百想芸術大賞・TV部門最優秀演技賞を受賞されています。


【主な放送内容】

年末に観るならこれ一本!まだ観ていない方は、Leminoで観れます!

月額990円(税込)でプレミアム会員になれます。
一部、有料作品もありますが、プレミアム会員は、殆どの韓ドラは見放題です。プレミアム(有料)会員にならなくても、Lemino会員になると、数話無料お試し作品が多数あります。
例)「財閥家の末息子」は1~5話まで無料お試し中!(2023.12.31時点)


あらすじ|感想|作品紹介 ・転生ものだが、転生がファンタジーではない。

スニャングループを経営する財閥一家(チン家)の秘書ユン・ヒョヌから、財閥の創始者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の末孫チン・ドジュンに生まれ変わったソン・ジュンギが、機転とビジネスの才能を生かして、財閥家の買収に乗り出す!

貧しさから抜け出すため、財閥家の忠臣として働くヒョヌは、財閥家の孫の体の中に転生する。

現在の記憶を持ったまま、財閥家の孫に生まれ変わったら?

2022年から、1987年に生まれ変わったら?
経営者でなくても、全ての豊かさを求める人々にとって、それ自体がファンタジーだ。

あの時、あの株を買っておけば。または売っておけば・・・。

あの会社に投資しておけば・・・。

大統領が誰になるか知っていたら・・・。

あの事件が起こることを知っていたら・・・。

そんな、誰しも一回は、頭を過り、一瞬で打ち消してきた後悔と失敗感。
人々のそんな苦い思いを、全て集めてソン・ジュンギ演じるチン・ドジュンが心配を成功へと変えていく様が、観ている者にカタルシスを与えます。

祖父(イ・ソンミン)と孫の経営対話が面白い!

スニャングループの会長チン・ヤンチョルの孫、チン・ドジュン(キム・ガンフン)は、10~11歳。しかし、中身は大人(ユン・ヒョヌ)のまま。しかも、2022年からやってきたため、今までに起きた全ての事を知っています。

未来を知っていることを、知られずに、厳しい祖父にアドバイスをする孫の機転が面白いです。

創始者であるチン・ヤンチョルは、初めは孫の言葉など耳も貸しませんが、大統領選前に、次期大統領を当てたことで、一目置くようになります。

子供にしては大人びた態度や(中身は大人だから当たり前ですが)、経営に対する先見の明を見せる度に、

「お前は、運が良いのか?目が良いのか?」

と、言いつつ、ドジュン(ソン・ジュンギ)の有能さに嬉しさを隠せない様子。しかし、ドジュンが成功を収める度に、ヤンチョルの子供達(ドジュンの伯父・伯母たち)は、「長男に会社を継承させる」と言う、ヤンチョルの信念が覆るのでは?と戦々恐々とし始めます。


未来を知っているが故の、面白さ。

ノムヒョン大統領の当選

ロシアのガルリ・カスパロフとディープブルー(IBMのスーパーコンピューター)のチェス試合

映画「ホーム・アローン」や「タイタニック」のヒット

Cadabra(現アマゾン)のナスダック上場

ITバブルの崩壊

誰もが予想しえなかった歴史を題材に、ドジュンは着々と資産を増やす様子がカタルシス!

才覚と努力一つで人はのし上がれるか?が現代のファンタジー

貧しさから永遠に抜け出すことが出来ない両親、そして「貧しさという遺産を相続」したドジュンが、財閥の孫という「全ての運と豊かさ」が脈々と引き継がれていく、そんな環境に置かれ、自分の才覚一つで(未来を知ってはいますが)実力を発揮していき、最終的には、相続ではなく、スニャングループの買収という勝負を挑んで行く。

偶然、運よく財閥家に生まれた「運」の良い伯父たちを、どんどん罠に嵌め、持ち株会社を奪っていく様が、現代(特に韓国)の人々のファンタジー心に火をつけたのではないでしょうか?

冒頭一話で、ヒョヌ(転生する前のドジュン)が、夜が明けると同時に、誰よりも早く出社し、株式について勉強しているシーンがあります。「未来を知っている設定」はあるものの、あまりチート感なく、エンタメとしてわくわくしました。

不景気ならではの人気

ドジュンは、父親についてNYフィルムフェスティバルについていき、父親に「タイタニック」を買うように勧めます。一緒について来た兄は、「絶対当たらない!」と反対しますが、そこに、投資会社パワーシェアーズのアジア太平洋投資担当オ・セヨンが通りかかり、こう言います。

「こういう不景気な時は、金持ちがひどい目に合う映画がヒットするんだ」

まさに、この「財閥家の末息子」のヒット原因ではないでしょうか?(笑)

経営者の先見の明と孤独

財閥の創始者であり経営者の複雑さと深みを見事に表現したイ・ソンミン

ヤンチョルは、皆が鉄鋼業や自動車産業を推し進める中、一人これからは「労働力で無く、技術を売る時代が来る」と言う信念を持っています。それゆえに、「スニャン半導体」をどうしても手放したくありません。

誰もが反対する中で、この「先見の明」に、未来を知っている孫のドジュンだけが理解を示すのでした。

・理解し合う祖父と孫

経営者としての信念を決して曲げず、家族であっても誰も信頼しない。
そんな「昭和」な経営者ヤンチョルと孫のドジュン。一世代挟んだ、「祖父と孫」の、心の中で理解し合う様子に感動しました。

親子はうまくいかないが、孫とはうまく行く。

という、クリシェではありますが、イ・ソンミンさんが、厳格で複雑な経営者の心境を、真に迫った演技で表現することで、彼の孫を想う気持ちが心に響きました。


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