2024年3月3日

最高で最強で誇り高いアイドルを見た、という話。

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3月17日!!わーすたの三品瑠香さんの生誕日ですね!!めでたい!!!!万歳!!!!!万々歳!!!!!!!!
(書き始めたのは3月17日なのですが余裕で日付超え。すまn)
2月まで怒涛のリリイベを走り抜け、この3月は生誕ライブにミュージカルにグループの周年ライブ、傍から見て大忙しに見える三品さん。

3月3日に開催された生誕ライブのことに今更触れてみる。
SNS貼り付けで半分は自分用まとめ。

セトリのポスト

おじさんはおじさんすぎてカバー曲はほとんど初見。だったが、歌に定評のある三品さんが、自身の大好きな曲を自由に歌いあげる姿に魅了され続ける時間だった。

頭のカバー5曲に、己の全てをぎゅっと詰め込んだような選曲に思えた。

1曲目「アイドル」で、アイドルとして即座に会場の全てを掌握して、
2曲目「恋愛サーキュレーション」で、持ち前の甘さとかわいさを見せ、
3曲目「少女レイ」で、ティーンのさわやかさと甘酸っぱさ青春みを歌い、
4曲目「ワールドイズマイン」で、一気に高みに上り高飛車さで圧倒し、
そのままの勢いで5曲目の「唱」でファンも巻き込み歌い散らしていた。
かわいさと激しさを行き来する歌声とその振る舞いに圧倒され続けた。


曲を知った後でこの並びを改めて見ると、楽曲が強い故にそれだけ圧倒されたのだろうか?なんて思ってしまいそうなほどキラーチューンの応酬だった。が、それを歌ったのが三品さんだからこそだと、強く書き残しておきたい。
かわいい、強い、甘い、楽しい、切ない、かっこいい、激しい、ありとあらゆるものが声に乗るのは当然ながら、仕草や振る舞いでも放出される。大事に歌う時にはマイクを両手で構え、かわいい時間には柔らかく笑いかけ、激しく歌う時にはかかとでリズムを刻み、楽しい時は跳ねて見せたり。セットも存分に使って、ステージ上の椅子に座ったまま傲慢に歌いあげたり、やるつもりは無かったけどスタッフさんが出来るよ。って言ってたから作ったセンターステージに立って全方向にレスをする。

アイドルだからこそのステージングに満ちていて絶対的だった。映像からそのまま飛び出してきたような、完成された映像作品を見ているような感覚になった。まさに10年目になるというアイドル歴のなせる業。そしてその全てが自然で心から楽しんでいる様子が本当に伝わってきた。客席は有志で結成された生誕委員の配ったピンクのペンライトが無数に輝き、誰もがその場を楽しんでいるように見えた。山野ホールの後方席から見たその景色はとても綺麗だった。
「これ生誕イベントなんだっけ?」と思うほど、今日のこの日もガチの全力のライブだった。あまりにすさまじいライブだったので、その会場にいた人達だけじゃなくて、もっと世界に知られて良いだろ!!なんて感情にも襲われたが、本人は「見たいと思ってきてくれた人達に見てもらえたから満足」だと話すらしい。なにそれ、超ときめく、、、好きぃ。。。

少女レイ-みきとP / 三品瑠香(cover)

唯一あるやつ。夏嫌いそうなんだけど夏の曲を歌ってくれるところも好き。
他の弾き語りとか動画とかで雰囲気はなんとなく伝わってほしいと願う。


残響散歌 / Aimer(弾き語り)


金木犀の夜/きのこ帝国(弾き語り)


わーすた / えいきゅーむちゅーでこうしんちゅっ!はあと」

三品さんはピンク。
いやぁ、かわいい。相変わらずかわいいの供給過多。ダンスショットだから見える姿、身のこなしとか、小さく跳ねる動きが多くそこから生まれるスカートのふわふわ感がたまらなく良い。というかこの衣装の上品さが本当に良くて好きで、、と言うのは今日は置いといて。


怒涛の5曲の後に、わーすたメンバーを呼び込み企画コーナーで文字通り「遊んで」一旦リセットするのもうまい流れよなぁと思った。
そして活動初期の2曲。これを歌うことになった当時は歌うこともうまく出来なくて、歌うことが嫌いだった、と言うこぼれ話。今はそれを乗り越えてはるか先にいる。どれだけ努力したのだろうか、とか思うのは野暮だが、そんなことを思ってしまう。でもいつしかその努力が楽しいものに変わっていったのだろう。無敵じゃんか。「これからも楽しい努力をたくさんしてください。」という伝説の圧倒的アイドルの言葉も頭に浮かぶ。

わーすた曲の選曲も個性が見える。俺のターン!と言わんばかりに、ミライバルダンスと萌えってかエモがあるのは激熱。音数の少なさや歌詞からとてもストイックな印象のあるアンバランス・アンサーズもあってヲタクは嬉しい限り。


そして、最後の曲。
「全てでは無いけども自分の気持ちが重なる曲」と話して歌い始めたこの曲。

誇り高きアイドル / HoneyWorks
(本家じゃ無いけどゆめりさんのなら許されるだろう。誰に?)

謙虚で気恥ずかし気に始まる歌詞から、誰かの心無い「アイドルなんか」という言葉や想いに強く立ち向かう反骨心に満ちた曲。超強い。ゆめりさんも動画の概要欄で触れている通り、『昔に比べて、アイドルになる方法が増えた一方で、”アイドル”が軽視されやすい存在になりつつあるな、と感じることも増えました。そんな中に出会った~中略~大切な曲です。』その軽視をする感情に真向から向かっていく歌。

今もアイドルとしてステージに立って、アイドルとして10年の積み重ねを惜しみなく放出した時間の最後に披露するのは、とてつもない説得力だった。

まさに目の前の存在が、誇り高きアイドルとして存在していて、アイドルの存在意義を証明していた。


わーすたに出会ってから、わーすたの実力や自信にみなぎったパフォーマンスに魅せられてきて、さらには「みんなを幸せにする!」「わーすたのファンは自慢のファン!」という想いををたくさん受け取って来たのもあり、「わーすたってすごい!!!!」という思いでいたが、この日でそれがさらに一段高い位置に昇ったように感じる。三品瑠香さんも好きだと言う「わーすた」のファンでいることが誇らしい、という気持ちがますます強くなった。

ところでアイドル文化にどっぷりと浸かって今更実感したが、この文化は「好き」と言う感情が、アイドルからもファンからも前面に出ていて、その「好き」の対象が「個」に向かっているのが一つの特徴に思う。それがアイドルとファンお互いの肯定感を生み出し、独特の幸福感を作り出しているように思った。
会場の客席にいるこの人やその人も、あのアイドルが「好き」でここに来ている。そして、あのアイドルは、客先のこの人やその人にも「好き」を与える。ライブ中はその「好き」の感情が視覚からも聴覚からも感じられる。ファンからはペンライト、歓声、コール。アイドルからはレスやダンス、歌やMC。会場中が「好き」で満たされているのかもしれない。


そんなことを頭のどっかでぼんやりと思いながら見たこの生誕ライブ後には「三品瑠香さんが、、、好ちぃぃぃぃ!!!!もう!!大好きぃぃぃぃぃぃ!!!!!生まれてきてくれて!!みんなのアイドルでいてくれて!!歌ってきてくれて!!ありがとう!!!!ずっと好き!!!!」という気持ちで埋め尽くされるのである。ちゃんちゃん。


そしてこの週末からわーすたの9周年ライブが始まるの最高ですね。ほんとわーすたに出会って幸せを感じる日々。ヲタクって楽しいですね。


以下、先日の生誕のSNS貼り付け。

衣装めっっかわ。。。

かわSE!!すちぃ。。。


三品瑠香 / さよなら、わたし

4月にはバンドライブもあるってね。最高じゃんね。。。



余談**

誇り高きアイドルの「アイドルなんか」と言う言葉が強く響いて、個人的にも懐かしい歌と懐かしい気持ちが浮かんできた。


GLIM SPANKY / 大人になったら

『こんなロックは知らない 要らない 聴かない君が 上手に世間を渡っていくけど 聴こえているかい この世のすべては 大人になったら解るのかい』

ロックじゃ腹は膨れない。お金に直結するものでも、流行のライフハックになるものでもない。なんなら生命活動には不要だろう。実際、数年前は長らく自粛や制限を言い渡される状況にもなった。そんな感じで「音楽は生きるために必要」と考える人は多くないのかもしれない。

それ故に「そんなもの」と笑われることもあった。というか、今も全然ある。ある人にとっては単に冗談のつもりかもしれない。それでも、自分はミュージシャンもアイドルも好きだし、そういうものにすがるように生きていくしか生き方が未だに分からない。

だから「そんなもの」なんて言われることが、どれほど腹立たしいものか、イチ消費者視点からになるがとても分かる。

誰かの好きなものや誰かが情熱を注いでいるものを笑う事が、どんなにつまらないものか。


自分も無自覚にそういうことをしていないか、顧みることは忘れないようにしたいとか思った。


ヒグチアイ / 深夜高速(フラワーカンパニーズ cover)

もし自分の好きなものが誰かに笑われるとしても、違う誰かと「生きててよかった」と言える瞬間が生まれているのならば、それで良いとも思ったりする。

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