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雨が降ったから外に干した洗濯物を取り込む。

 それは昨日のことだった。確か20時頃、なんだか音が聞こえる。これは、雨音。最近の雨は音もたてずにしんしんと部屋の外を包んでいることもある。今日は、いや、昨日は気付けた。体を起こして、外に干した洗濯物を取り込みに行く。

 そんな当たり前のことだけれど、当たり前のことだからこそか、物理的に体を動かしているとなんだか不思議な気分になる。器用なものだ。どれだけ気分が乗らなくて、眠れない夜を迎えていたとしても、雨音一つで僕は起きて、部屋に明かりがついた。明かりがついたことで、眠れない夜はまだ続く夜に変わった。久しぶりにnoteを書いてみた。昨日のイルカのnoteだ。助成金の申請も済ませた。一応、活動実績というものがたまっているのだ。ははっ。

 一人暮らしを初めてもう6年以上たつらしいが、実は最初に住んだ家は外に洗濯物を干せなかったため、洗濯物を外に干して雨を心配することになったのは1年程前からだ。雨だから洗濯物を取り込もう、私がこの感覚を獲得したのはいつからなのだろう。そんな感覚に救われたのは、確かに昨日、それは分かっているのだが。

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