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「居酒屋じゃない!」居酒屋…だと? ~気になる飲み屋回想記~ #1

気になる飲み屋、実際に行ってみた!
旅好き女学生(21)による、忖度なしレビュー&レポ。旅行のついでに毎回更新予定。

※運が良ければ第2回に続く…かも?





今回お邪魔した「Izakaya Ja Nai !!」さんのカウンター。



今回ご紹介するのは、愛知県岡崎市にある『Izakaya Ja Nai !!』(イザカヤジャナイ!!)さん。
なんだか凄いお名前ですね。

ひがおか(東岡崎駅前周辺)の飲み屋街の路地にある、クラフトビールとシカゴピザが名物のお店だ。
地ビールを目当てに、全国からビール通が訪れるという触れ込み。

なんでも店主がクラフトビール醸造所のオーナーで、希少な地ビールも置いてあるとか……!?
私の好きな地ビールも置いてあると聞き、一も二もなく向かった。

名鉄東岡崎駅から、歩くこと2〜3分。
アジアンな雰囲気の水色の看板と、障子風の引き戸が目印だ。

外国のパブと見紛う、お店の外観。
店内が見えるので、入りやすいのも𝐺𝑜𝑜𝑑


飲み屋にしては明るい照明が、優しく店内を照らす。お洒落なのにきどらない、居心地良さそうな雰囲気に胸を撫で下ろした。さながらイタリアのバルのようだ。
 決して広くない店構えだが、カウンター席の他にテーブル席が数卓。


 店員さんに勧められるまま、カウンター席に腰掛ける。最初の1杯を聞かれ、迷わずに地ビール・岡崎嬢を注文した。

岡崎嬢。「女性にも飲みやすいビールを」をコンセプトに作られたそう。ネーミングは岡崎城にちなむ。


  ものの数秒で、なみなみ注がれたグラスが目の前に差し出される。
​─────これこれ。この、とろんとした可愛い色味。
 しばらく眺め回したあと、一気に呷る。
​  ビールのふくよかな味わいが鼻に抜け、同時にレモンのような爽やかな風味がひろがる。
爽快な喉越しにあとひくほろ苦さ、媚びないのにまろやかなはちみつの甘み。

 「岡崎嬢」の相変わらずの飲みやすさに、思わずぷはぁ、と息が漏れる。


 「岡崎嬢」との出会いは、昨年の岡崎旅行だった。ネーミングに惹かれて買って帰り、忘年会で振る舞った。
 飲みやすいと絶賛されて奪い合いになり、私はひと口しか味わえていないのだが……。甘すぎない爽やかな飲み口が気に入り、また飲みたいと密かに思っていた。


 小腹がすいてきたので、この店のもう1つの目玉であるピザを注文する。
 己の腹のすき具合と相談した結果、今回は名物のシカゴピザではなく、小さめのレギュラーピザ(※週末限定)に舌鼓を打つことにした。

ピザのメニュー表。アメリカ風お好み焼き、というワードがツボ。


 チーズ以外のトッピング(具)は全て課金制とのこと。
 店員さんにオーダーを伝え、内装を眺めながらビールの残りを楽しむ。ピザは、オーナーさんが奥の厨房で1枚1枚焼いてくれるそうだ。
 メニューには、肉料理やおつまみ、メキシカンケサディーヤなどのアメリカンなものも。ビールを楽しむにはもってこいの顔ぶれだ。



   待ち時間、店員さんと常連客の会話に耳を傾ける。時刻は20時過ぎ。華金も手伝ってか、会社帰りのサラリーマンが入れ替わり立ちかわりやってくる。貸切の相談や、飲み会の下見に来たと話す人もいた。
(入店時には気づかなかったが2階もあり、貸切でパーティ等もできるという。パーティコースも数種類あり、充実の内容だったので、詳しくはHPを見てほしい)

  時折かかってくる電話に「はい、居酒屋じゃないです〜」と出る店員さんに笑いをこらえつつ、岡崎嬢のふくよかな余韻と旅の思い出に浸る。

 待つこと10分。ピザが運ばれてきた。

週末限定、レギュラーピザ。
トッピングはオニオン&イタリアンソーセージ。


 ありがたいことに、食べやすいサイズにカットされている。
 そのまま手づかみで頂くと​────チェーン店のそれとは明らかに違うテイスト。思わず漏らした感想は、「うまっ…」の一言だった。

 クリスピーだが弾力のある生地に、惜しみなくのせられたチーズ。酸味が抑え目なのにふんわり香るトマトソース。インパクトのある美味さだった。                    
 今回頼んだのはSサイズだったが、それでも結構な満足感。


 頂きながら、柄シャツの店員さん(どことなく呂布カルマ似)とのお喋りに興じる。普段のひがおかの様子や、翌日に控えていた花火大会のことを気さくに話してくれた。
客足も戻りつつあること、相変わらず聖地巡礼に来る観光客が多いこと。

  並びにあるまんぷく屋(人気の家系ラーメン屋)の行列が、お店の前まで伸びていることもあるそうだ。

 また、図らずも 岡崎市在住の有名YouTuber・東海オンエアの目撃情報も聞くことができた。
(2週間ほど前に、りょうくんが自転車に乗っているのを目撃したそうだ。)
 途中からは常連客の方やシフトを終えた他の店員さんも会話に加わり、くちぐちに岡崎の名所を教えてくれた。
 1時間ほどの滞在だったが、とてもホットで有意義な時間を過ごすことが出来た。

ちなみに店内は全面禁煙とのこと。
ぜんそく持ちゆえ気軽に飲みに行けない私にとって、こうも安心して飲めるという経験は久しぶりだった。とても良質なひとときだった。

気になるお会計だが、ビールとピザ2品、しめて1700円也。あまりにリーズナブル。
(テーブルチャージ料、サービス料ともになし)

  もう少し腹に余裕があれば、デザートも賞味したかったところだ。
 次こそはシカゴピザ、それから自家製レモンシロップのカクテルを味わいたい。
それからデザートメニューの「ぞうさんの耳(!?)」も。(どんなデザートなんだろう……)

 帰り際、足を止めるきっかけになった、気になる店名についても聞いてみた。
  多くは語られなかったが、「うち、居酒屋じゃなくて、バーとか、パブとか…とにかくそういう店なんですよ」との返答。
 バーというと身構えてしまいがちだが、居酒屋のように気軽に入れる雰囲気はとてもありがたかった。

 バーは酒を飲ませる店だとはいうが、ちょい飲みも食事もできるIzakaya Ja Nai!!さんのポテンシャルの高さには舌を巻いた。

また、名目ばかりのサービス料やアングラな雰囲気も薄暗さもなく、バーが初めてという人も入りやすいのではないだろうか
 心からまた来たいと思える1軒だった。
 岡崎観光の際はぜひ一度足を運んでみてほしい。



※掲載した内容は、すべて取材当時(2022年8月上旬)のものです。




【店舗情報】

店名:Izakaya Ja Nai!!(イザカヤジャナイ)
ジャンル:ビアパブ、バー、クラフトビール専門店

HP:http://www.izakayajanai.com/
住所:愛知県岡崎市明大寺本町4-69-1
電話番号:0564-23-7552
営業時間:17:00〜24:00(金土〜26:00)
定休日:火曜・水曜

予約:可(公式サイト、ホットペッパーグルメ等)



※お店の雰囲気がよくわかる記事があったので、リンクを貼っておきます。



第2回に続く。to be continued……

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