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不整脈から入院治療した話(前編)

不整脈と聞くと、ちょっと疲れてるのかな?や体調不良の現れ?と思う方や、ちょっと身体弱いイメージ?などと思われがちですが、身体の重要な部分の心臓に関係することなので、あまり軽くみてはいけないというのを実体験してしまったので、少しまとめて行きます。

!治療を勧める記事ではないです!
治療をした場合はどうなるかをまとめていきますね!

◆体質だったのか?病気になったのか?

私自身としては、健康診断で不整脈で引っかかることがよくある体質でした。結果として再検査をしても「健康な範囲内の不整脈」という所で、薬も出なければ治療も特にありません。
それが30歳手前になった時に急に悪化しました。仕事の帰り道や買い物中、今思えばちょっと身体が疲れた時や、ストレスがかかった時(またはその逆の時)に目の前がチカチカするような感覚と一緒に動悸がするような感覚がおこるようになりました。

平日の仕事で受診が難しい毎日。ついに休みの日に体調が悪化したので、そのまま近くの総合病院の土日診療に行きました。
丁度その日の担当の先生が不整脈を見れる先生(その後もお世話になりました)だったので、すぐに心電図を取り詳しく見て頂きました。

結果としては「心室性期外収縮の頻脈」ではないかということで、簡単に言うと「脈拍が一定でなく飛んだり、空振りしたり、走ったりしている状態が出る→血液がうまく回らずめまい等をおこしたりする」といった症状がでる病気であるとの診断でした。

そして、「入院してカテーテルアブレーション治療」を受けた方がいいとのアドバイスも頂きました。

◆カテーテルアブレーション治療とは

「全く聞いたこともない治療名」と「入院」の言葉にあっけにとられる私と主人…。
簡単に言うと「足の付け根からカテーテル(細い管)を入れて、心臓の不整脈の原因になっている部分を焼く」という治療です。
入院して造影剤と24時間のホルター心電図などを受けてから、治療(手術のような感じ)をして、翌日問題なければ退院というような方法で行けますよと言われ、即決はせずに話だけ持ち帰りました。(入院となると会社にも相談しないといけない)

◆念の為にしたこと

自分の親族に不整脈で同じような治療をしたことがないかを、もう一度確かめました。母が不整脈持ちでしたが、あくまで健康な範囲内でのもので、治療なんて大げさな~!っと言われてしまいましたが…。

セカンドオピニオンというのでしょうか、会社の方に地元の医師に詳しい方が居たので、不整脈を見てもらえるような個人病院を教えてもらいました。
現在までの話をして、心電図や負荷心電図を取って状態を見てもらいましたが、この症状でアブレーション治療ができる環境であれば、自分も勧めているとのことでした。

◆入院開始

私の入院した病院でのスケジュールはこんな感じでした。

水曜日/1日目…造影CT
木曜日/2日目…手術の説明等・ホルター心電図
金曜日/3日目…朝食無し・カテーテルアブレーション治療
土曜日/4日目…診察→問題なければそのまま退院
当時初めての入院ということで、暇つぶしにゲームを持った行ったりしたのですが、点滴やホルター心電図計などを付ける前は結構自由なので、お散歩してる間に時間が過ぎてしまいました。

今思うと、こんなに制限の無い入院も珍しかったかもしれませんが、心臓関連で入院される方と同じ病棟になるので、篭って静かに過ごせるゲームや書籍は持っててよかったかもと思いました。

造影CT
この時初めて造影剤を点滴で体内に流したのですが、これは一気に身体が熱くなって、口の中に薬のにおいが上がってくるような…?
単なるCTの長い物なのかな?くらいに思っていたので、とてもびっくりしました。
中にはこれで体調不良を起こす方もいるとのことで、朝イチでこの検査をして、その後は病室で安静(絶対安静ではなかったです)という形でした。水分も多めにとることを言われるので、飲み物は病室にある程度ストックを置いておいた方がいいですね。

ホルター心電図
身体にいくつか電極を付けて、その機械をまとめてポシェットのような小さな袋にいれてもらい、首から下げていました。24時間(までなかった気がしますが)普段どんな時に脈に変化があるかをチェックする心電図計です。


首から下げているので、特に移動に制限はありませんでしたが、ゲームなどをするときになんとなく目の前に機械があるので、誤作動とかないといいな…とか余計な心配をしてしまいました。

いよいよ明日はカテーテルアブレーション治療の日。後編へ続きます。

※ぼちぼち自分の体験した治療シリーズを書いていきますね

フリーランスでイラスト制作を中心に生きる、無類の鳥&ゲーム好きです。2児の母親でもあります。真面目な内容は文章で、面白い内容は漫画とイラストでお届けしていきます。