私が、もっとがむしゃらに働かなくては!と思っていた理由


本当は大企業でバリバリ働きたかったのに、リーマンショックのせいで、とりあえず採用してもらった地方で公務員をしている、とさっきまで思っていた。
つまり私は、心に従って選択をしてないと思ってきた。
でも、違う。
東京の小さな壁の薄いアパートで、毎日節約しながら、睡眠時間もとれずに働くのは、嫌い。それは今でも嫌だ。自分でぼーっとできる時間と、一人分に割いてもらえる街の量に、余裕がないと息が詰まる。
だから、今の選択が、一番合っていたんですよ。

それでも、公務員であることが恥ずかしい、もっとスピーディに柔軟に、カッコよく、がむしゃらに働きたいと思って止まなかったのは、
そのために自己研鑽を常に積みたいと、いろんな講座に出たり、異業種の人と繋がりを作ったりしてきたのは、
先輩に「そこまでせんでいいよ」と言われても、せんでいいのであればやっても問題ないってことですよね?と突っ走ってきたのは、
自分の本当の望みに蓋をする癖のせい。

自分の選択に、本当に自信を持って、心を素直に認めていなかったから。
自分が選ばなかった選択に、憧れを錯覚していたから。

楽しいと思いこんでいたことができなくなり、本当に心のままに過ごす時間が増えて、ようやく気づいた。
望んでいた環境は、幸運にも、すでに手に入っていること。
自分は、ちゃんと、心のままに選択できていたこと。
リーマンショックのせいなんかではない。
ちゃんと、選んで進んで来ることができていた。

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