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みちのくファンのすゝめ(11月編)

11月18日聖地矢巾。
その日はみちのくプロレスのこんなポストから始まりました。

当日に設営の手伝い募集することあるんだ……。

というわけで、11月のビックマッチも終わりました。なんならもう12月の後楽園ホール大会間近です。なんで年末って忙しいんですかね?なんで?

そして、ここから11月のみちのくプロレスの矢巾大会を観た感想をつらつらと書いていこうかと思います。
今回のnoteも、あくまで私個人の感想や妄想であって、みちのくファンの総意ではないことをご了承ください。


さて、10月でのハヤト選手vsヒロム選手のシングルマッチの衝撃がまだ治まらないうちに、11月の矢巾大会のメインでハヤト選手vsYAMATO選手の東北ジュニアヘビー級選手権が行われました。事前情報としての参考記事は以下の通りです。

10月にvs高橋ヒロム戦を観た私からすると、どういう試合をしたら10月のインパクトを越えられるんだろう?というのが正直な感想でした。
それこそ、ハヤト選手とヒロム選手は一年を超える長い物語があったうえでの、運命の一戦。個人的にですが、2023年のベストバウトでもあります。
あの衝撃をどう超えてくるんだろうか、という不安がないわけじゃなかったです。それに、YAMATO選手とのタイトルマッチは、正直唐突さもありました。もちろん、ハヤト選手が闘いたい相手ならなんの異論もないんですけど。

ちなみに、私はドラゲを動画でしか観たことがなかったので、YAMATO選手についてもほとんど情報が入ってなかったです。鏡を持ってるのをかろうじて知っていたくらい。ただ、あのドラゴンゲートでトップの選手なので、試合自体には不安や杞憂はありませんでした。
でも、なにせ10月のヒロム戦が、エモな気持ちやリアルな恐怖とか、本当にたくさんの感情が生まれた試合だったのでそれをどう超えてくるか。もしくは、どういう違いを見せてくれるんだろう、という興味はめちゃくちゃありました。
さらに、セミファイナルにはあの『狂猿』葛西純選手とMUSASHI選手のデスマッチ。ダブルメインイベントではありましたが、セミに喰われる可能性もあるんじゃないか…?という気持ちも無かったわけではない。


というわけで、まずはセミファイナルに行われたデスマッチの感想から。

9月のタッグデスマッチを経て組まれた、MUSASHI選手vs葛西純選手の有刺鉄線ボード&画鋲のシングルでのデスマッチ。(※流血注意)

ジュニアの祭典から発生した『MUSASHIvs葛西純』という物語。
9月はMUSASHI選手が初のデスマッチだということで、めちゃくちゃ期待してたんですよ。MUSASHI選手のポテンシャルと、デスマッチ経験者ののはし選手がいればそれはもうどんなことになっちゃうの??!!?!?って。(期待してる記事↓)

9月のデスマッチが終わった時点では「MUSASHI選手ならもう一段、いや、もう二段上のデスマッチができたんじゃないの?」という気持ちが残りました。初めてのデスマッチであれだけやれたなら上出来!という感想もあったけど、それよりも「いやいやMUSASHI!まだできるだろ?」という気持ちが大きかった。だから、この11月にシングルでのデスマッチには、その期待に応えてほしいという思いが強かったです。
ただデスマッチは練習できるものじゃないので(多分)、9月の試合の再放送になる可能性も全然あるぞ、とは思ってました。こればっかりは始まるまではどうも言えなかった。
11月にそんな気持ちがぜ~~~~んぶ考えすぎだと分かったのは、MUSASHI選手の二階席からのダイブ。
む、MUSASHI~~~~~~!!!!!!最高!最高!本当にバカ!!!!!!!!(褒め言葉)

2階席からのダイブってこれまであったんだろうか

そういえばMUSASHI選手ってシンガポールでもよく分かんないバルコニーみたいなところに上って飛んでたよなあと思い出しました。(技名:マーライオンスプラッシュ)
私はこういうMUSASHI選手が観たかったんですよ。よくぞやってくれた!!!!そして、その後に葛西選手の真上で、頭の上から降り注ぐ画鋲の雨。これこれ、これだよなデスマッチの美しさって……。

私は今みちのくプロレスにプロレスファン人生を全ベットしてる状態なのでほとんどデスマッチを見ることは無いんですが、やっぱりデスマッチは面白いです。痛みや恐怖をこれだけ視覚的に伝えてくるプロレスっていうのは面白い。久しぶりにゾクゾクしました。

全体的には葛西選手が試合を引っ張っていったなあという印象はありましたが、MUSASHI選手も負けてなかったです。葛西選手のパールハーバースプラッシュの前のムーブをマネしたり、有刺鉄線ボードも効果的に使えていたと思います。試合の結末としてはMUSASHI選手が負けましたが、葛西選手に対して「また血の雨を降らそう」という言葉と共に、自分自身に竹串を突き立てて、画鋲にバンプする様子には感動しました。こういうMUSASHI選手を求めてたんだよなあ……。こんなに悲惨で凄惨で、最ッ高なデスマッチを観られるとは思いませんでした。

ただ、私はそもそものプロレスの入りがデスマッチというので今回の試合も楽しく観られたんですが、無理!っていう友だちもいたので、賛否両論あるよな~と考えさせられました。みちのくプロレスは基本的にはデスマッチをやらないところが安心できるっていうファンもいるだろうしなあ……。それにMUSASHI選手の身体に傷がついていく様や、流血を観たくないってファンもいるだろうし……。マイクではああ言っていたけど、これで最後でも何らおかしくないよなあ。
とかなんとか思っていたら、MUSASHI選手がデスマッチetcについて語っているインタビュー記事が出ていました。

上記の記事は葛西選手とのデスマッチ前の記事で、ハヤト選手とのタイトルマッチの話とか、これから闘いたい相手などいろいろと語っていますが、デスマッチについてMUSASHI選手が「どんな形になっても、もうやらないと思うことはないでしょう。」と話しています。
これは葛西戦を終えた今、デスマッチファイターとしてのMUSASHI選手の『これから』を期待してもいいって……コト?!

正直なところ私はMUSASHI選手の血が見たい!!そしてもっとトンパチなことをするMUSASHI選手を観たい!!!そしてMUSASHI選手がデスマッチに目覚めたのならここで終わらせてしまうのも惜しい!
みちのくプロレスのリングじゃなくても、どこかのリングでまたデスマッチをするMUSASHI選手が観られることを祈ってます。血だらけでジャーマン連発するMUSASHI選手とか……すごくよくないですか……(妄想)
デスマッチのカリスマに『お友達』と言わせたことを、その場限りのものじゃなくしてほしい。


と、セミファイナルが無事(?)終わったところで、いよいよメインです。前述した通り、デスマッチが期待以上の素晴らしい試合だったので、もしかしたらセミに喰われるんじゃねえのか…という、期待8割不安2割でメインを迎えました。
入場曲が流れ、YAMATO選手がみちのくプロレスのリングに上がった瞬間、私は思いました。
「あれ、YAMATO選手ってめちゃくちゃかっこよくない……?」

もちろん画像や動画では観たことがあったYAMATO選手。実物が信じられないくらいかっこいいという事態に度肝を抜かれました。そしてその魅力は見た目だけじゃなくて、試合を通して見えてくるキャラクター性や技の完成度の高さ、お客さんの煽り方などたくさんあって、圧巻です。いやもうさすが、ドラゴンゲートでずっと活躍し続けている選手ですよ……。
セミとメインとどっちが上か、っていう気持ちだったんですが、比べるものじゃなかったです。全然味付けが違うものは比べようがないもんね。

ただ、10月のヒロム選手とは全く違ったアプローチの試合だったなあと思いました。
YAMATO選手が事前にポストしていたように仲良しこよし!みたいな感じでは終わらないんだろうなあとは思っていたんですが、徹底的なルード!圧倒的な憎たらしさ!めちゃくちゃ外敵!他団体からやって来た刺客!的なやり口は、ハヤト選手と関係性が深いヒロム選手ではできないキャラクターとアプローチの仕方だったなと。清々しい程のルードっぷり。それでいてちょっとポップな仕草もあるYAMATO選手の魅力にやられました。

YAMATO選手自体には全く詳しくないんですけど、ディズニーのヴィランズのような魅力がある選手だな~と思いました。表情が豊かで、ポップなふるまいなのに、しっかりと実力があって、対戦相手のハヤト選手に対しての挑発の仕方や、退場するときにペットボトルを床に叩きつけるその最後のアクション……。に、憎めない!愛しい!
そして、仲良しこよしで笑顔なんかで終わらせないぜ!という感じがみちのくファンの私には新鮮でした。

煽り方が抜群によかった

結果としてはハヤト選手の防衛となりましたが、試合の中身としてはハヤト選手がかなり攻められてたなあという印象。私は専門家じゃないので攻防が~、レスリングが~みたいな話はできないんですけど、正直、終盤まではYAMATO選手が取りそうな感じがあってドキドキしてました。全体的にYAMATO選手に余裕が感じられて、リングの上を掌握しているというか……。ハヤト選手にとってはかなり苦しい試合だったんじゃないかな~と思います。

苦しい試合の中、勝利したハヤト選手。
2022年にMUSASHI選手からベルトを奪取してから、日高郁人選手、YAMATO選手と名だたる選手を相手に防衛を重ねています。インタビュー記事の中では現役は長くないということを明言しているけど、これからもハヤト選手の防衛ロードを観たいと期待してしまうのがファン心……。来年もハヤト選手の躍進に期待しています!

そして個人的には来年こそハヤト選手と拳王選手の試合が実現するといいな~と思ってます。やっぱり初めて観たみちのくプロレスはハヤト選手vs拳王選手の構図がメインだったので……。忘れられないんだよ……。
それにハヤト選手が誰と防衛戦をするのかも気になるし楽しみ。団体内にも実力者はまだまだいるし、ハヤト選手と闘いたいぜ!って選手もいるはず。来年も目が離せないぜ。

あとちょっとだけ矢巾大会の翌日の仙台大会での話。
ハヤト選手&YAMATO選手&塁選手のトリオがこれがもう良すぎたんですよ。YAMATO選手のムーブを真似する塁選手、絶対にやらないハヤト選手、OSO11選手を絶対に持ち上げたいYAMATO選手……。楽しさ、激しさ、かっこよさ、全てが詰まったトリオで、私はメロメロです。いつかまたやってくれ頼む!

そして11月の仙台大会と言えば『宇宙大戦争~仙台決戦~』ですよね。今年も気が付いたらリング解体マッチになってました。そしてト〇・クルーズがいたり、悪魔祓いがされたり、黄色い熊さんがいたり、頂き男子がいたり……。今年は特にいろんな意味でギリギリな感じになりそうです。何がギリギリって、倫理観とか、倫理観とか、倫理観とか……。詳しくは週刊プロレスを読むといいと思います。私はただ宇宙大戦争でみちのくプロレスが大人に怒られないことだけを祈っています。


というわけで、11月矢巾大会のセミとメインの感想(+α)は以上になります。2023年最後の矢巾大会も無事に終わってよかったです。
東北でのみちのくプロレスも終わりか~と思ってましたが、よくよく考えたら道場プロレスがまだあるじゃないか。12月23日、24日にも道場プロレスがあるよ。みんな道場プロレスもけっこう楽しいから行こう。

PWLLのタイトルマッチが突如として駅で行われる これが道場プロレス

すでに来年1月の闘い始めのチケットは売ってるし、道場プロレスの予定も出ているしで、来年もワクワクです。そして3月の本戦も予定が出てるんですけど、なんかまた仕掛けてきそうな予感。チケットの金額的に。(メタ読み)
あと個人的には現行世代vs新世代としてのユニット抗争が終わってからユニットとしての動きが無いので、来年あたりは新しいユニットができないかな~なんて妄想してます。まあそんなんわかんないけどね!!!!予想を裏切られても楽しい!予想が当たっても楽しい!!!!それがみちのくプロレス!!!!!

それではまたしても長々と失礼しました。読んでいただきありがとうございました。
これにて「みちのくファンのすゝめ(11月編)」完!!!!

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