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人の行動を決めるのは、感情である。

河井克行前法相と、妻である河井案里参議院議員が逮捕されました。
現役の国会議員が一度にふたり、それも夫婦で…という前代未聞の逮捕劇の最中ですが、買収疑惑については河井案里議員が

「これで逮捕されたら、他の人も困るから戦えと言われている」

とおっしゃっているようにどうやら政界、特に選挙下においては『良くある事』でもあるようです。

では、だとしたら何故おふたりだけ逮捕されるのでしょうか。

実は日本の行政って、驚くほど忖度で成り立っています。
河井案里議員が摘発されるそもそもの原因になった昨年の参議院選挙。
私の地元では、志半ばで議員辞職した方が候補者の一人でした。
彼は、国交省副大臣であった時に「安倍首相、麻生副大臣に忖度して道路を作った」と発言したことで辞任しました。
結果、新人の女性議員(おまけに地元出身者でない)に議席を渡す事に…

メディアが大きく報道すると私たちは
「忖度なんてけしからん!」
「私たちの税金を何だと思っているんだ!」
と機運は高まりますが、それは氷山の一角なのかもしれません。

そして、冷静に考えずにその感情に基づいて投票所に行ってしまいます。
もしくは、バカバカしくて投票さえしなかったよ…という人も多いでしょう。

それって全て、自分の感情で行動しているということに気がついているでしょうか…

河井議員夫妻の逮捕に至るまでの数ヶ月。
検察はたくさんの証言を得ていると考えられます。
状況証拠だけでは、逮捕することは不可能ですから(たとえお金を受け取った事実があったとしても、『賄賂ではない』と認識していたとすれば逮捕には至らない)。

ですが、今回の逮捕に至るまでには「たしかにお金を受け取った」「賄賂と認識している」という人が少なからずいる、ということです。
個人的に分析すると、実は河井議員は敵が多かった、実は人望がなかったのでは?という考えに至らずにはいられません。

仮に「そんなの、みんなやってるんだよ!河井議員だけじゃないから」というのが事実なのであれば…
誰が、なぜ、わざわざ『賄賂でした』とリークするのでしょうか。
賄賂って、受け取った側も罰せられるのです。
そしてそれによって彼らが議員の席を辞することになるのは明白で、それをわかりながら(お金をもらうほどの人なら、そうなるのは理解できるはず)賄賂であったと語ってしまうのはなぜなのでしょうか。
自分が応援している議員が国政を担うのは、自分にもメリットがあるから応援するのです。

結局、彼らへ何かしらマイナスの感情があるとしか思えないのです。

「安倍政権に近いから、悪いこととはわかっていたが言えなかった」
という忖度感情
自分がやってしまったこと(賄賂を受け取ったこと)に対しての罪悪感
その時は言えなかったけど、ダメなものはダメ!という正義感
報道されているニュースを見ると
「それぞれ不倫している」「案里議員はセフレが3人いる」
などといったように、立場や肩書きのある人に対しての嫉妬心もあるかもしれません(だって、そんなのは夫婦の問題でどうでも良いです)。

アンジャッシュの渡部さんの浮気も大きなニュースになっています。
これも同じように「性のはけ口にされた」などと証言している女性がいます。

不倫相手の場合、彼女にも損害賠償の責任が出てくる。
それでもわざわざリークしてしまうのは、そこには何か理由があるんじゃないかな。

同じ女性として思う理由はふたつ。
「私をこんな気持ちにさせた彼を貶めたい」「騙されてしまった自分に対して罪悪感がある」
もしくは「佐々木希を超えた女という優越感」もあるかもしれない。

とにかく、言ってはいけないとわかっていながら誰かに話してしまうという行為の源は、何かしらの感情です。
多くは罪悪感と嫉妬心な気がします(個人的調べ)。

大人になると、自分のことだけなく多くの秘密を抱えるものです。
正直、私も言いたいけど我慢していることはいくつもある。
思わず話したくなった時は「なぜ私は話したいと思っているのか?」を自分自信に問いかけるように努力しています。

良いことなのかと言われたら、返答に困るのは事実。
ですが、そうして世の中が回っていることも事実ではあるのです。

もちろん、こうした感情からの言葉が、今回の逮捕劇のように日本を動かすことになることもあります。
結果はどうであれ、
『秘密は誰かが言うことでバレる』
そして、その行動の根本には何かしらの『感情』が起因しています。


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