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連載42 アーユルベーダで体調管理

お彼岸をすぎた頃から、一気に秋の空気に変わってきました。遠くには富士山の冠雪も見えるようになりました。つい先日までクーラーなしでは過ごせないほどの暑さから、急激な気温の変化で、冷えや乾燥を気にしなくてはいけないシーズン到来ですね。

アーユルベーダの知恵を借りて、早めの対応をおすすめします。

乾燥:油断大敵の乾燥肌には、バータ(風)の体質の特徴の一つです。メイク落とし、そして全身のマッサージに、キュアリング(90℃まで加熱して、不純物を飛ばすプロセス)した太白ごま油が有効です。マッサージの後は、しばらく油が肌に浸透する時間をとってから、お湯で洗います。(石鹸なしでOK)翌日のお肌がしっとりとしてくる変化が期待できますよ。

肌荒れ:ピッタ(火)の体質の特徴が影響しているかもしれません。血液がよどんでしまい、肌が反応していることもあるため、食事を控えめに、そして消化しやすい食事が良いとされています。
脂っこいものも控えめに、塩辛いもの、激辛なもの、酸っぱすぎるものも刺激が強すぎなので要注意。鶏肉、魚もピッタを上げる食品なので控えめにしたほうがよいとされています。味付けに欠かせない塩ですが、ピッタを唯一上げない「岩塩」に切り替えていくとよいでしょう。

鼻炎:カパ(水)の体質の特徴が悪化した症状の代表的な例です。東京滞在中の甥っ子が、秋になって急激に鼻炎が悪化してきました。彼の母親もそっくりな症状で、親子なんだなーと感じていますが、対策を調べてみると、鼻水や痰といったネバネバした粘液は、呼吸器系に現れるカパの要素の悪化のようです。
こちらも消化に負担となる、脂っぽいもの、こってり味のもの、夜遅く食べること、ヨーグルト、バナナ、チーズ、ナッツ、納豆、オクラのようなネバネバ系の食材も控えたほうがよいとされています。
先日は、鼻をかみすぎて鼻血を出していたほど、ずるずる・・・。食事のパターンが、こってり味、唐揚げなどを好んで食べているためかと、腑に落ちました。そして、運動によってカパの要素を下げ、消化機能を上げていくことも大切!

ちなみに、鼻詰まりを緩和するツボは、詰まっている鼻と逆の脇の下のツボを押すとよいとヒカル先生から伺いました。ヨーガ・ダンダという杖の持ち手部分を脇の下に入れて刺激をするといいそうです。手で圧をかけてもよし!

ヨーガダンダ(杖)
組み立て後 柄の部分を脇にあて、しばらく圧をかけると鼻詰まりが緩和!

同じくカパが上がるとやる気が起きないという症状も現れるようです。(これもあっている!)どんどんやる気がなくなり、ダル重い感じになる。水が下に流れるように「重い」作用は、カパの特徴なのですが、これは運動によって刺激を与えるのが一番の対策。早起き、散歩、朝シャワーで、体にシャキッとした刺激を入れていきたいですね。ヨガももちろんおすすめです〜!

私としては、食欲の秋!美味しいものがどんどん出回る季節です。食べ過ぎに注意しつつ、秋の味覚を楽しみたいと思います。

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