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多重録音のおはなし

こんばんは!皆様のお耳の恋人 DJ HATO と申します。
今夜もよろしくお願いします。
しばらくの間、noteというものの仕様に慣れるため毎日投稿するかもしれません。何卒宜しくお願い致します。


今夜は、私がなぜ音楽を作っているのかというお話をすることにしましょう。
ことの発端は私が、中学2年生だったころでした。
それくらいの学年になると学校側が生徒の多様性を見出すためなのかわからないけれども、「選択授業」という授業がありました。
芸術系の科目の中からどれかを選んで履修するというもので私は「器楽」という科目を選びました。


当時の私は相当なラジオ少年で、プライベートの時間で暇さえあればラジオばかり聞いていたという少年でした。親からのおさがりだと思うけど80年代に流行ったような赤いラジカセで、カセットテープを入れるところが二つあり、いわゆる「ダビング」ができるタイプのものを持っておりました。


それくらい「音」が好きだったのかもしれません。「歌う」ことは苦手でも、楽器を演奏することが好きだったのです。
そして、その器楽の授業で出会ったのが「アコースティックギター」でした。でも、ギターも好きだったのですがそれよりも好きな楽器がありました。それは、キーボードでした。


確かそのキーボードに出力端子とか入力端子とかそういうのがあったので、キーボードとラジカセがつなげるようなことができたと思います。
一度カセットテープで録音したら、ダビングするのと同じ要領で音を重ねていくのです。その重ねていく過程が好きだったのですが、中学生だったころの私は、多重録音を一つも完成させることができないまま青春時代をおえてしまいました。


あれから25年。何かの拍子で私は、音声合成ソフトの「初音ミク」というのを買うことになりました。本当にこれは突然の出来事で、それまでボカロといえば「聴くもの」という認識だったのが、突然「作りたい」という存在に変わったのです。


しかしながら、多重録音を1作品も完成させたことがない私にとって、初音ミク購入はある意味ギャンブルだったかもしれません。今から考えたらよく買ったよなぁと思いますが、今となっては買ってよかったと感じています。


それまで、初音ミクが歌う曲と出会うとしたら「誰かが作った曲」だったのが、あの日を境に、初音ミクが歌う曲に新しく出会うときに「自分が作った曲」であるという選択肢が、新しくできたのです。


そんなこんなで、一番最初に完成したのが「ともだちのわ/いいとも」という曲です。
当時というか今もですが、youtubeで生放送のラジオ配信をしていましてそのテーマソングという設定でした。DAWの使い方もよくわからないまま何とか完成にこぎつけることができたナンバーです。

歌詞の中で「アルタパワー」とか「タモリパワー」とかいう単語が出てくるのはわたしにとってのバイブル的な番組が「笑っていいとも」だったからかもしれません。2014年くらいに「いいとも」は終了してしまいましたが、2023年になった今でも、私の心の中に「笑っていいとも」は生き続けています。


今もそうですが、私はオリジナル楽曲を作るときにたくさんの人たちに助けられながら活動をすることができています。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。話が逸れ気味になってしまいましたが、多重録音に関する私のエピソードを記事にしてみました。記事に埋め込んである「ともだちのわ」ぜひ、聴いてみてくださいね。

皆様のお耳の恋人、はとでした。

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