うまれ(略)タイ旅行。3日目。

これまでのあらすじ。
ラマ8世公園を走り回って疲れたけど3ぴーのーんで完全復活。推しは偉大。

この日は朝からタクシーでランシット方面にかっ飛ばす日。朝ご飯を食べに行く時間はないだろうと予想して、昨晩のうちにスーパーにて朝ご飯を購入。

パンひとつだ。

2日目の朝との落差が素敵な旅です。

この日はSingtoの卒業イベントに行く日です。いんでぃーどぅわいなかてぃーらっぷぱりんやー!(卒業式の単語がこれでいいのかどうなのか今もわからない)

バンコク大学のランシットキャンパスへ。同時期にタイ旅行に来ていたふるちゃんぷらちゃんと連絡をとりあい、4人一緒にタクシーで移動しようと。4人で行けば車代も4分の1だし何かあっても4人寄れば文殊の知恵(1人多い)。安心安全愉快爽快。

私「タクシーで拾うわ。ホテルどこ?」
ふる「錦糸町」

どこだそれは。Nana駅のそばでした。

朝9時ホテル出発。卒業イベント開始前にATK検査を現場で受ける必要がある。ふるちゃん13時台、残りの3名は14時台。時間にかなりの余裕を持って出発しているのは、卒業イベント前にランシット大学へ行ってSOTUSの聖地巡礼をしたいから。あのランシット大学へ!行きたいのだ!
先輩をぼくの妻にしますと後輩が言いだした講堂や、先輩が54週走ったグラウンドや、隠れてべそべそ泣いてる先輩に僕がその涙を拭いてあげますとか後輩が言い放つ裏庭や、先輩がプププふぃんちゃんって言うホール2階などなど、行きたい場所がてんこ盛り、考えるだけで倒れそう。

しかし。この2週間前に某日本で行われた某Singtoの某ファンミーティングを経験した私たちは『まずは、バンコク大学に行ってグッズを買わなくてはならない』という思考になっていた(伝われこの気持ち)。
というわけでまずはバンコク大学へレッツゴー。グッズを買ってからランシット大学へ移動することに。
結果からお知らせしますと。
グッズ購入列はさくさく進み在庫も潤沢で売り切れの心配も全くなく(むしろ午後にならないと搬入されないグッズをなどもあり)

「素晴らしいね……!」

この快適さを実感するために必要な苦行だったのかも知れないあの2週間前の出来事は(そんなわけあるかーい)。

グッズを買い、ドリンクを買い、等身大ボードと戯れ、P'Janeを眺め(日本でも思ったけど映像で見てるより細くて足が長くてかなりイケメン)、P'Namを眺め(初めて本物のP'Nam拝んだ!すごい綺麗!スタイルいい!)。P'Namには「私ら日本FMのTシャツ着てきた!」とアピールしたのだけど日本語で喋っちゃったからまったく伝わってないかもしれない(言葉の壁)。

さて。もうランシット大学へ行かなくては時間がなくなる。Grabタクシーを呼びバンコク大学からランシット大学へ。途中ちょっとした渋滞に遭遇しハラハラしたものの無事到着し、校門から一番奥の講堂までそのままタクシーで乗り入れてもらうことに。ドキドキしながら流れる景色を見る。
うーん、どこだ、ピンとこない。
しばらくするとエンジニアのマークが。あ、ランシット大の工学部って実質ArthitとKongpobの学部だね?ふふ?徐々にテンションあがる。

ตึก ๕。5号館が工学部の校舎なのかしら。

そしてそこから数秒で、

ブレる動画

あ、あの、黄色の、斜めにふにゅっとした屋根、あれは講堂の入口。途端にテンションMAX。

私「あ!あれ!屋根!黄色!あそこ!あれさ!あれさ……近寄りすぎて全然見えない!!」

流線形の屋根の端。タクシー速くてどんどん近づき「近すぎて見えない!」と喜びながら残念がる私の声が動画に入ってた。

タクシーから降りた場所。ここ絶対知ってる。既視感しかない階段。ここはKongpobが「先輩は僕が好き」とか突然言い出して先輩も視聴者も鳩よろしく豆鉄砲食った場所。ありがとうKongpob、可愛いArthitを拝ませてくれて。

落ち込んでたのに秒で謎のポジティブ発言をする後輩が見えます多分。

この階段を背中にすると見える景色はグラウンド。小走りで近寄る私。

54週走ったグラウンド。色は塗り替えられてたけど大丈夫、よろよろ走ってる先輩が見えます多分。

グラウンドをぐるっと見渡すと旗の試練等で使ったスタンド席発見。もすこし正面から見たい。小走りで近寄る私。

真ん中の赤の校章もちゃんと見たいスタンド席。
校章!見えた!

小走りで少し正面へ回ってスタンドの真ん中赤い部分がみれた。ご満悦な私。そんな私の背後で交わされる会話。

ふる「…ねえ、この人昨日もこんな感じにずっと走ってたの?」
まろ「うん(即答)」

聞こえてるぞ。

次は先輩が隠れて泣いてた場所。僕がその涙を拭いてあげます。私も拭きたい。一緒に拭かせてKongpob。

グラウンドからは裏だけど、横の道からは丸見えな場所。隠れたつもりの先輩かわいい。

先輩が隠れ泣いてた場所から道を挟んですぐにスペシャルシーンの3ポイントシュート対決でKongpobがべこべこに負けた腕立て伏せの聖地。

色は塗り替えられてだけど大丈夫、腕立てしてるKongpobが見えます多分。

ねえ、と呼ぶ声に振り向くと、

ふる「写真!撮って!!」

そこには腕立て伏せをしているふるちゃんが。
私とやってることは違うけどきっと分類的にはほぼ同じ。体中で聖地を味わう系。類は友を呼ぶ。同じ穴のムジナ。楽しいな!

バスケコートを撮り終わり、あらためて講堂方向を見やればそこは天国。

講堂の全景が見えた!

まさにSOTUSの聖地。夢にまで見た黄色の流線形の屋根。幸せ。

しかし幸せに浸っている時間はあまりなく。すぐにでもタクシーを呼んでバンコク大学に帰らないとATK検査の時間に間に合わない。でもまだ講堂をしっかり拝めてない。Grabタクシーを呼びながら(まろちゃんが呼んでくれた。ありがとう。私の中のGrabマスター。いつか御恩を返します。いつかね)講堂へ向かって走る(やはりここでも走る)。

講堂の入口に受付机を出してノートや書類を見てる方がいたので、講堂の中を撮って良いか確認してからいざ鎌倉。

卒業式の準備をしているようで椅子が規則正しくソーシャルディスタンス。

感動です。ギア返されて泣いてる人が見えます(かなりしっかりとした幻覚)。感動しすぎて声もでずただただ眺めるばかり。ああ、来て良かった。

Grabのアプリを見るとあと3センチくらいのとこまでタクシーが来てる。ランシット大学とはお別れのお時間です。滞在時間30分弱、短すぎた見学時間、回れなかった場所が何ヵ所もある、少なくとも2時間以上取るべきだった、仕方がないからまた来よう、次のタイ旅行の理由が増えたよやったー(ポジティブ)。
さあ!バンコク大学へネガティヴな結果を出しにいこうぞ!(ATK検査の話)。

講堂からタクシーに乗りこみ窓の外を眺める。やっぱりもう少し見たかったなぁと思っていると隣から突然の叫びが。

まろ「ああああああっ!」

止まらぬタクシー。右から左へ流れゆく窓の景色。F1の音真似をしてる人みたいになってしまったまろちゃん。

まろ「Bad Buddy告白の階段!!!」

残念だ!もう影も形も見えない!ははははは!


いろんな未練を残しながらランシット大学バイバイカー。再びバンコク大学へ。

とりあえず完。

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