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割と気楽記事。

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文章を書いていて、書きたい文章の深さにムラがあるので分類分け。明るいかはあれだけど、暗くはならない。より深いのは別マガジン。
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#私の本棚

世界は一つじゃない そのままどこかに行こう(絵本『ばらばら』 星野源)

私が星野源さんを知ったのは、絵本からだった。 本屋で表紙に惹かれて手に取った絵本『ばらばら』のその詩に惹かれた。 (一部引用) ”せかいは ひとつじゃない ああ そのまま ばらばらのまま  せかいは ひとつになれない そのまま どこかへいこう” 二十歳過ぎの当時、世界は一つになれるという人たちと それを素晴らしいという考えに疲れていた時だったので、 (あ、ひとつになれなくてもいいんだ)と 絵本の詩と、平野太呂さんの淡い水色の穏やかな写真が見せてくれるものに

本棚が好き

家の本棚が好きだ。私は本の扱いは雑多なものだから、気づくと本の順番が適当になっている。 けど、ふとした時、掃除した時、その日の気分で本を並び替えて、好きな本の表紙がぴしっと揃う、その様を見るのが好きだ。 本が誇らしげに見える。 そして、本棚に入らなくて溢れた本を本棚の横に積むのも好きだ。絶妙な角度で重ねられているそれらを見るのが好きだ。 もちろん、本を集めるのも好きだ。 そして、本を手放すのも好きだ。 だから、わりと、売ったり寄付したりする。 自分がゆかりのある場所の