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ファンタジー世界への傾倒

はじめまして、こんにちは、こんばんは。
ハテナです。

今回は、ファンタジー好きの自分語りの駄文も最後にしようとおもいます。
前回、ナルニア国物語からファンタジー小説へ傾倒していく流れを書きました。
その続きを書いていきます。

ファンタジーにハマり、その後から今に至るまで何を感じているのかというような視点です。
それでは、良ければお付き合いください。

1. 「ナルニア国物語」からファンタジーの世界にハマる

「ナルニア国物語」を読んでから、ファンタジー小説にハマり、次々と作品を読んでいきました。そして、それ以降、世界観の作り込まれた作品がたまらなく好きになったと記憶しています。「ホビットの冒険」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ハリー・ポッター」、「ゲド戦記」など、挙げだすとキリがありません。

2. 「最後の戦い」での衝撃的な結末と現実の世界との隔絶


様々な素敵な作品群がある中で、明確に「ナルニア国物語」が好きだと言えるのは、最終作にあります。

「最後の戦い」という作品です。この作品の中で、前作までの主要キャラクターがほとんど登場し、ナルニア国の世界を守ろうと奮闘します。

結末はぜひ作品を読んでいただきたいのですが、その中で最も衝撃を受けたことがありました。それは、現実の世界との隔絶です。

作中、過去作のキャラクターがナルニア国に助けに来た際、一人だけ来なかったのです。それは、そのキャラクターが大人になり、ナルニア国での出来事を「ごっこ遊び」と認識し、ナルニア国を既に虚構として捉えていたために来れなかったと劇中に語られています。

これが、私の「きっとファンタジーの世界はあるのだ」という幻想を破壊した絶望のストーリーでした。

3. ナルニア国に帰る道がなくなり、現実世界とフィクションの世界の葛藤

ただ、この話はここで終わりません。

その後のストーリーで、ナルニア国物語では現実の世界に帰る手立てが無くなり、真の意味でナルニアに住むことになります。そして、かつての主人公たちは、既に現実世界では亡くなっているという事実を知らされます。だからこそ、この世界にずっと入れるのだという展開でした。

多くの大人がファンタジーという幻想を卒業するのは中学生過ぎでしょう。その答えの一つが、ナルニアに来れなかった一人の存在です。信じなければファンタジーの世界は背を向けるということだと子ども心に感じました。

しかし、それは寂しさを感じつつも、大人になっていた私には理解できるものでした。それよりも、もう一つのナルニア国に居続けることになったキャラクターたちの行方に恐怖したのです。というのも、現実世界で死亡し、フィクションの世界が真実の世界となったからです。現実に残された家族や友人、恋人など近しい人との未来は、ナルニアに来ることで消え去ったのです。

虚構と現実の狭間に生き続けることはできないのだという確信に触れたようでした。子どもにとっての世界は家族と学校くらいのものでしたから、そこに関わる人とのつながりが消えてしまうことを考えると怖くて仕方なかったのです。

同時にフィクションだということも理解できたことで、なぜこんなにも細かい世界設定を作り、面白いものが描けたのかということに興味を持ちました。

4. ファンタジー世界への興味が深まり、さまざまな媒体にハマっていく

そこから、世界観の作り込みが深い作品を好むようになり、「ホビットの冒険」、「ロード・オブ・ザ・リング」、「ゲド戦記」、「ハリー・ポッター」と読むようになりました。

こうした物語を読み込むことで、現実に則したフィクションの世界と現実との繋がりがあると感じられました。虚構のはずの世界に現実と同じものを感じ、よりフィクションの世界にのめり込んでいきましたが、どう足掻いても現実は現実、フィクションはフィクションという壁は、繋がりがあるような気持ちもありつつ、結局、強固なものでした。

それからは小説だけではなく、漫画、映画、果てはゲームへと興味の対象が移っていき、確実にファンタジー世界にドップリハマりました。

以上が私のファンタジー世界の沼に浸かったきっかけです。きっかけは幼少期に読んでもらった本でしたが、その後、続々と様々な本に興味を持っていったことで、より沼にハマっていったのです。

3回に分けてファンタジー好きになった経緯をツラツラと述べてみました。

ここまでお付き合いいただきました方がおりましたら本当にありがとうございます。

次回は、自身仕事に関わることで書いてみようかなと思います。

それでは、次回があればその時に

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