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You cannot live your life to please others.The choice must be yours.

ようやくnoteを綴ることが億劫ではなくなってきた今日この頃。
私アサヌマ、近頃は記憶の定着が曖昧になっているのをひしひしと実感しております。幾つになっても感動はするものの、それをすぐ忘れていくのはあまりにも寂しい。

ということで見た映画や小説などの一言感想をやっていこうと思います。



今までの人生、映画というものを数多くは見てこなかったのですが、その中で一番好きな映画はキューブリックの『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』です。
自身のVJスタイルにも大いに影響を与えている(多分)Trailerがこちら↓

小説に関しては、遠藤周作や安部公房、でも一番好きなのはカート・ヴォネガットJr.かな。『猫のゆりかご』『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』『スローターハウス5』あたりがお気に入りです。

そんなSF好きな自分が最近見た映画、ジャンルに拘らず視聴したので量があります。一言づつメモする感覚で備忘録として。

わかる〜 or いやこれ違うだろ!と少しでも皆様の心を揺さぶり、鑑賞のきっかけになったら幸いでございます。


東京物語 (1953年、日本)

巨匠・小津安二郎監督の作品。恥ずかしながら日本の映画ってほとんど見たことがなかったのですが、これがきっかけとなってこの後色々見ることとなるのでした。

原節子は女神

いつの時代も親と子の距離感ってのは時を経て侘しくなるもんなんだな、と。故郷の親父さん、お袋さんに会いたくなるような映画でした。
カット割りが今見てもとても独特。固定カメラでの表情アップのセリフから、全体のバランスがやたら整った引きの絵になったり美しい、洗練されている。

同監督作品『お茶漬の味』『浮草』『秋刀魚の味』などはまだ未見だがとても気になっている。


白痴 (1951年、日本)

これまた巨匠・黒澤明監督の古い映画。ドストエフスキーの小説が原作の独特な暗〜い作品。主人公は善人であり完璧な人間なのだが、そのピュアさゆえに誰からも馬鹿にされる、さながらキリストのような存在…こともあろうか自分自身と重ねて見てしまった。おお神よ、お赦しください。

原節子は魔女

とにかく長いのだが、時折カットが唐突で流れが分かりにくい部分もあった。それもそのはず、オリジナルは最初6時間の作品だったらしい。どうせならそれを見てみたかったな、と思えるような役者さんたちの怪演ぶり。愛と狂気、嫉妬、人間のありとあらゆる負の感情がこれでもかと出てくるが、みんながみんな完璧な芝居をしていると思う。

森雅之、原節子、三船敏郎、久我美子。
昭和(特に戦後すぐあたり)の役者さんたちはとにかくインテリジェンス、気品を感じる。

よくわからない謎の演出と不思議なカット割りが魅力。ってこんな事ばっかり言ってるけど語彙力・理解力の問題です。大変申し訳ありません。


県警対組織暴力 (1975年、日本)

深作欣二監督作品。仁義なき戦いシリーズが大好きなのですが、こちらは警察とヤクザの癒着についてのお話。

菅原文太、梅宮辰夫が刑事役だと笑ってしまうが内容は良いです。

菅原文太、梅宮辰夫、山城新伍、松方弘樹、室田日出男、成田三樹夫、川谷拓三、金子信雄、田中邦衛、池玲子…etc。いつものメンツの安定感が素晴らしい。

ちなみに映画の冒頭のシーンは別にギャグじゃないんだけど、メチャクチャすぎて心の底から笑ってしまった。

若いヤクザたちが殴り込みをしようとしてるところに菅原文太演じる警察官が乱入、とりあえずボコボコにして金目のものを奪った後さらに全員にビンタ、丸腰の若いチンピラたちに「ブタ箱に入ったら税金の無駄だから今から殴りこめ、やるだけやって死んでこい、その方が掃除が早いわい!」と怒鳴りつける。しかも彼らが無銭飲食した分+自分の分の代金もちゃっかりカツアゲ。メチャクチャなんだけど、勢いが凄すぎてなんとなく従っちゃう感じが笑える。


冒頭で億劫ではなくなったと申しましたが、撤回させてください。
大した文章も書いていないのにも関わらずこれって結構、骨が折れる作業だな…。まだまだあるけど、3本づつくらいが限界かな。

冒頭でSFが好き、みたいな話をしているのに全然関係ない邦画だらけで、しかもタイトルとも全く関係ないのが私のnoteの魅力、ということにしておいてください。

月曜日のユカ、狂った果実、狂熱の季節、クレマチスの窓辺、海辺のポーリーヌ、ブレードランナー、インターステラー、エクス・マキナ…などなど。

よくわからないラインナップですが、そのうち一言評を3つずつ公開する予定です。

まあまたそのうち。

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