![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146804558/rectangle_large_type_2_fda4aecb3d008d4dd5bf2e916cfd630d.png?width=1200)
子供と遊ぶことは大変なことである
こんにちは!
突然ですが、このブログに来てくださったということは、
「子供と遊ぶのがなんだかうまくないかも」
「それを通り越して苦手かも」
と思っているということかもしれませんね。
学歴は、就職歴は、子供の幸せに直結しない時代になっています。
だからこそ、遊びを通して試行錯誤する経験や、試行錯誤のあとに掴み取る成功(求める結果に達成する)を積み重ねる、ということが大切です。
自閉症・情緒障害特別支援学級や通級による指導の「自立活動」(特別の指導)で、子供と遊ぶことを通して行動改善を仕事としてきた私ですが、はっきり言わせていただきます。
遊びをなめたらあかんぜよ!
です。ただ遊ばせていただけではありません。私がやっていた「自立活動」の目的は、
「個々の児童又は生徒が自立を目指し,障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識・技能・態度及び習慣を養い,もって心身の調和的発達の基盤を培う」
と明確に指導要領に定められています。
ちなみに自立、とは、自分以外のものの助けなしで生きていくことではありません(でも過去はそうでしたけどね)。現在では、「自己決定に基づいて主体的な生活を営むこと」のことです。そのために、苦手なことは他者やアイテムに任せるということも大切なスキルです。
ちょっとずれますが、教育界も、先の見えない時代を踏まえ、これからの子供たちに必要な力として、「自己選択・自己決定」が大切なキーワードとなっています。
だからこそ、
「あ!この遊びやってみたい!」
と、「主体的」(心からやりたいと思って行動することが主体性です。やらなくてはいけないことを自分からやる自主性とは違います)に取り組める環境を用意するのですね。
instagramでも吠えています。
ああ、仕事として話すと大変そうでしょう。そう、だから教員にはビシバシ「プロとして」遊びをどのように理解するのかを説いています。
けれども、一般のパパ・ママたちは、こんなことが悩みとしてあがってくるでしょう。
時間の制約: 仕事や家事などで非常に忙しく、子供と遊ぶための時間を確保するのが難しい。特に共働きの家庭では、両親ともに長時間労働をしている場合が多く、遊びの時間を取るのが大変!
遊び方のわからなさ: ママによっては、子供とどう遊んでいいかわからない、遊び方に自信がないという悩みがある場合も。自分が子供だった頃とは異なる遊び方や、デジタル化された遊びに対応できないことも一因かもしれませんね。
疲労とストレス: 育児や仕事からくる疲労やストレスが、親が子供と遊ぶ意欲を削いでしまうことがあります。特に体力が必要な遊びや、長時間の遊びが負担になることがあります。私も高齢出産なので、すごくわかります!!
完璧主義: 一部のママは、子供と遊ぶ際に「上手に遊ばなければならない」というプレッシャーを感じていることがあります。このいわゆる完璧主義的な考え方が、遊びのハードルを高くしてしまう要因の一つかも。
デジタルデバイスの影響: 親自身がスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスに時間を取られてしまい、子供と遊ぶ時間が減ってしまうこともあります。また、子供がデバイスに夢中になりすぎて、親子で遊ぶ時間が少なくなることも問題・・・。お互いがデジタルデバイスとの付き合い方に課題を抱えているパターンですね。
遊ばないデメリット
じゃあ、気の向いた時にテキトーに遊べばいいじゃん、と私が言えないのは、子供と遊ばないことによるデメリットがあるからです。例えば・・
社会的スキルの発達遅れ: 子供は遊びを通じて社会的なスキルを学ぶものです。親との遊びが少ないと、コミュニケーション能力や協調性の発達が遅れる可能性があります。良くも悪くも、親が手本になります。喧嘩すら、よい経験です。最近では、トラブル回避のために、園や学校でまともに喧嘩させてくれません。だからこそ、喧嘩から仲直りの一連までを経験させたいですね。
自己肯定感の低下: 親との遊びを通じて子供は愛情と安心感を感じ、家庭が安全基地であると認識します。愛情を感じられない、安心できない、ということが継続すると、子供の自己肯定感の低下に繋がることがわかっています。自己肯定感が低下すると、集中力がつかなかったり、その結果やり遂げる経験が不足したりして、自分の力に対する評価が下がっていきます。未知の出来事にも対処できる・挑戦できる力が育っていかない、ということです。これは、ママご自身のことに当てはめても思い当たる節があるかもしれませんね。
ストレスの増加: 遊びは子供にとってストレス解消の重要な手段であることはもう周知の通りです。遊びが不足すると、子供はストレスを溜め込みやすくなり、情緒不安定になることがあります。情緒不安定→親も不安定になる→怒る・怒られる→ママも子供も自分を責める、のループに陥るかもしれませんね。
私の経験ですが、社会性の障害が特徴である自閉症と診断されている子でも、保護者の方によく遊んでもらっている(=目をかけてもらっている)子は、大人への信頼感がありますし、自分はダメだ、という感情をもちにくいです。趣味にも打ち込め、たとえテストの点数が低くても、自分のことが好きである、という気持ちをもち続けることができるものです。
対策:子育ての目標を定める
そこで問いたいのは、子育てに目標設定していますか、ということです。
高校までは行かせる、大学までは行かせる、
とかそういうものではありません。
そのようなものは、ただの通過点です。
いい会社に行っても、鬱になる人はたくさんいます。
お金をたくさん稼ぎ、たくさん使って何不自由ないのに自殺する人もいます。
一方、中卒でも、大きな会社を作り社会貢献している人もたくさんいます。
学歴は、就職歴は、子供の幸せに直結しない時代になっています。
だからこそ、どのような時代にも共通する力をつけられるようにするとすると、「自己選択・自己決定」できる力をつける、ということにつきます。それが何につながるのか、というと、子供自身のwell-being(ウェルビーイング)です。
そこで役に立つのがコーチングの考え方です。
コーチングによる解決策
コーチングの視点を取り入れることで、これらの課題に対する解決策を見つけることができます。
時間管理の改善: コーチングでは、時間管理の技術を学ぶことができます。あなたの生活の優先順位を見直し、効率的に時間を使うことで、子供との遊びの時間を確保することができます。意外といらんことやってるんですよ・・・(反省)
遊び方の学習: コーチングでは、具体的なポジティブな関わりをします。子供達が自ら動きだす方法があります。簡単に言うと、子供たちがどうしたいのか常に観察しながら、それを言葉にしながら確認していくことの繰り返しです。コーチングの手法を知ることで、親が遊び方に自信をもてるようになるでしょう。また、子供の興味や発達段階に合わせた遊び方を学ぶことで、親子の絆を深められます。
ストレス管理と自己ケア: 親自身のストレスを管理し、リフレッシュする方法を学ぶことも大事です。コーチングを通じて、自分の思考の癖や見方の癖をしり、調整をして、親自身が心身ともに元気でいることで、子供との遊びの時間をより充実させることができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?