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特別支援学級の元担任が考える、特別支援学級の“週半分ルール”

最近、教育省から出された通知が話題を呼んでいます。それは、特別支援学級に通う子どもたちが週の半分以上をその学級で過ごすことを求めるものです。これによって、通常級での学習に不安を感じる保護者たちが増えているそうです。

でも、保護者の中にはこの通知に反対の声もあるようです。特に、特別支援学級に在籍する子どもが通常級での学習を望む場合、その移行に対する不安や抵抗があります。

例えば、通知に反対する声には、以下のような具体的なものが挙げられます。

  1. 子供の適切な教育環境が失われる不安: 特別支援学級に在籍する子供は、通常の学級での学習に参加することが難しい場合もあります。そのため、通知によって通常学級への移行を求めることは、子供たちの適切な教育環境を損なう可能性があるという懸念。

  2. 子供の安定した学習環境の欠如: 特別支援学級は、子供たちが安定した学習環境を提供する場所として位置づけられています。しかし、通知によって通常学級への移行が促されると、子供たちの学習環境が不安定になる可能性があるという考えです。特に、特別な支援や配慮が必要な子供たちにとっては、この変化が大きなストレスとなる可能性があるからです。

  3. 個々の子供のニーズへの不十分な配慮: 通知によって一律に通常学級への移行が求められることで、個々の子供のニーズや能力に適した教育環境が提供されない可能性があると考える保護者も。特に、特別支援学級に在籍する子供たちは、個別の支援や配慮が必要な場合が多いため、そのニーズを無視して通常学級への移行を求めることは適切ではないという意見があるようです。

  4. 保護者の意向や子供の意志を尊重すべき: 通知によって通常学級への移行が促される場合、保護者や子供たちの意向や意志が無視される可能性があるのでは、という考えです。しかし、教育に関する重要な決定は、子供や保護者の意向や意志を尊重するべきだとする声があり、特に、子供が通常学級での学習に参加したいという意志がある場合には、その意向を尊重すべきだとの主張です。

賛否両論。あなたの意見は?


そこで、教育省と保護者たちの間で賛否両論が巻き起こっています。教育省はこの通知を支援学級での教育の質の向上と考えているようですが、保護者の方たちは、心配の方が大きいよう。。。

今後も、特別支援学級に通う子どもたちとその保護者、そして教育関係者との間で、通常学級との学習時間や移行に関する議論が続くことが予想されますが、私の意見は次のとおりです。

特別支援学級にいる子どもたちも、いろいろな考えがあります。一部の子は特別なサポートが必要だから、そのクラスにいることを好むかもしれないし、他の子はみんなと一緒にいたいと思っているかもしれないですよね。大切なのは、それぞれの子どもが自分に合った学び方ができるように、みんなで支え合うこと。

私の経験上、喜んで交流に行く子は少なかったなという印象。通常級が窮屈だから、特別支援学級を選んでいるんですからね・・・。でも時間割上、どうしても交流に行かせなくちゃいけない状況もありました。ごめんよ・・・。

それぞれの子供が自分にあった学び方ができるようにって、文部科学省は「個別最適」をうたっていますが、一斉指導しか自分が受けてきていない担任はイメージできません。お願いだよ!研修で、実際に個別最適を体験させてよ!個別最適の感覚を掴んだら、先生たちはイメージできるよ。
これってインクルーシブ教育につながってくる。

どうにか、どうにか!みんなで助け合っていいものにしていきたい!

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