2024/6/17〜2024/6/23

6/17
 仕事を終えて家に帰ったら昨日ファミレスで買ったタブレットが届いていたので、手洗いうがいだけして開封の儀。こういうのは大抵充電するところから始めるのがセオリーだと長年の経験で知っているので、開封してすぐに充電器に繋ぐ。それにしても、家にあるポメラ以外のほぼ全ての充電がタイプCでできる今の状況、控えめに言っても互換性がありすぎて楽すぎる。こういう時にこそ、iPhoneじゃなくて良かったなと思える。とはいえ、社用スマホはiPhoneなので許せない。充電ケーブルが1本増えるだけだけど、それが社用スマホのためだというのが嫌だなとずっと感じている。
 人生初のタブレットは画面が広い!という当たり前すぎる感想と、タブレットを使っているときにスマホで別のことができる!という感動を大きく感じることができ、高かったけれど良い買い物をしたなという実感に満たされた。それと、ちゃんとウマ娘のアプリがメモリを気にせずプレイできるというのも物凄く良い。あとあと、スマホからウマ娘のアプリを消せたのも大きい。これで外ではポメラだけを真剣にやることができる。最近は全くポメラでのものが書けていない割には月の人さんとの「ポップカルチャー定期健診」も迫ってきていてそろそろ本腰を入れなければならない状態なので、本格的に書かなければなとは思っている。とはいうものの、一旦書かない生活をしてしまうと人間はすぐに書けなくなってしまうものなので、その状態からリハビリの様に書き始めたのが今という感じでなかなか身体が硬い。こういう時の硬いって、『硬い』でいいのだろうか。全然分からない。


6/18
 ウマ娘のアプリをメモリが沢山あるタブレットでできるようになったので、遂にメインストーリーを観るなどし始めた。観始めて気がついたのは、同じウマ娘でもアニメのバースとは全然異なった物語になっているということだった。そりゃ育成ストーリーはウマ娘それぞれが1番に輝くバースの話であることは体感で理解していたけれど、メインストーリーの中心がメジロマックイーンに向いていたのは驚きだった。まあS2であれだけ良い話を描いてくれたウマ娘だから別に嫌ってわけでもなんでもないんですけど。ただ、トレーナーの一人称が『俺』なのがなんか凄く嫌だなと感じている。それは多分自分がトレーナーとして感情移入しなければいけないような物語なのに、自分が全く感情移入できない人間がそこにいるみたいな違和。今でもまだ2ヶ月に1度くらい出てしまうことはあるけれど、ようやく『俺』という主語や人格から自分が離れられてきているのかな。そうだとしたら、それはとても嬉しいことだと思う。
 そんな感じで今日も1日タブレットに踊らされながらも、なんとか日記を書き、そしてスマホで「2.5次元の誘惑」を読むなどしていた。23話くらいまでとてつもなくつまらないし寧ろ読むのがキツいくらいの惰性みたいなお色気要素だけで繋いでいる面白くない漫画だったのに、そこを越えた時点から急に話が面白くなってきて、本当に同じ作者が書いているのかと本気で疑ってしまうほどだった。漫画のテコ入れってあまり良くない方向に進んでいってしまうことが多い気がするけれど、こんなにテコ入れが成功する物語もあるのだなと驚いている。取り敢えず今無料公開している80話まで一気に読んでしまったので、明日遂にジャンプ+のアプリをインストールしてしまおうかな。あー、ウマ娘とタブレットとジャンプ+によって生活のリズムが本気で変わってしまうなー。これまでのリズムはどうしていこう。


6/19
 朝ジムに行こうと思ってアラームをかけていたけれど、全く起きれず家を出るギリギリに起きてしまった。先々週から全然ジムに行けていないから、運動しなければという気持ちが追いかけてくる。明日は頑張ってでも絶対に行きたい。当日に書かなかったから、それ以外のことが何も思い出せない。最近の日記はそんなことばかり。

今週ちゃんとした写真が無かったので用心棒400g


6/20
 今までできていなかった朝早く起きてのジムに久し振りにちゃんと行けた。朝から足をオールアウトさせて、以降の仕事にしっかりと支障をきたした。とはいえ仕事は仕事でしかないので、生活の方が大事なのよね。そういえば最近上司から『どう?最近仕事は楽しい?』的なことをよく聞かれるのだけど、楽しいわけはないやろがいという感じだ。そもそも仕事なんて仕事でしかないので、楽しい/楽しくないの土俵に乗ることすら無いんだよ。そのそもそもの部分をずっと履き違えられてるのがキツいなと思いながら、『いや~、そもそも仕事なんで楽しいとかはないですね~』と言い返している。ここまでちゃんと言っているのだから、そろそろその前提くらいは伝わって欲しい。皆が皆仕事を楽しんでやっているわけではないんだよな。


6/21
 仕事終わりに友人と友人の友人が出ている演劇を観に新宿御苑前へ。新宿御苑前駅で降りるのなんてとても久し振りで、前に降りたのはエグいほどつまらなかった中学時代の部活の飲み会だったなということを思い出して少しだけ嫌な気持ちになった。最近、というか1ヶ月前くらいだけど、その中学時代の部活のグループLINEを抜けたのでだいぶ心が軽い。というのと、そのグループに居続けたのはこの日記でも何度も存在を出している"あの人"に繋がる細い線が生まれるかもしれないという期待感というか望みというかそういう場所に今いるという安心感というか、そういうものと自分の中で区切りを付けられたことがかなり心の安寧に繋がっている。まだ完全に呪いが解けたわけではないけれど、少しずつ解呪に向かっているような兆しを感じる。
 友人の友人が出ている演劇は諸注意の時点で感じたキツさがより煮詰められたような内容で、自分が今まで観てきた色んなコンテンツの中でもかなりトップレベルの部類でつまらなかった。つまらなすぎで途中から時計を沢山見てしまったし、会場の照明の吊り方とかそういうところばかり見てしまった。物語の内容、俳優の演技、舞台装置の完成度、どこをとっても酷いもので、こんなレベルなら同じ面白く無さでも高校演劇の地区大会とかを観た方が遙かに意味があると思う。だって高校演劇は否が応でも大会における評価を下されるわけだし。今日の演劇はお客さんも身内的な人が多かったのかそんな内容でもとても肯定的な雰囲気が流れていたし、言っちゃ悪いが流石にオシマイの場所過ぎた。やっぱり大声出せば済むと思ってる、記号的な台詞と動きに終始する、スベってるギャグとも呼べないギャグを何度も重ねてくる、意味の無い暴力に走り出す、といった要素を持つものはどうしたって自分とは合わないのだろうな。今年は「マダムウェブ」や「アクアマン ロストキングダム」といった全く面白くない作品も観てきたけれど、流石にこれには全ての要素で勝てないかなという感じ。取り敢えず、今後この劇団や脚本家に出会わないためにも、ちゃんと代表の名前は調べておくことにします。この演劇に誘った友人が申し訳なさそうな顔をしていて、人にこんな顔させる作品はやっぱダメだよなと思った。
 新宿駅まで歩いて友人と解散した後は、別の友人と約束していたジムへ。本当は23時過ぎくらいに集合する予定だったけど、酷い演劇を観てしまった意気消沈さで夕飯も食べずに解散してしまったので、かなり早く着いてしまった。とはいえ着いたのに何もしないのもあれなので、取り敢えずウォーキングでもすることに。友人が来るまではまだたっぷりと時間があったので、面白くなくてなかなか観きれていなかったアニメ「ウマ娘プリティダービー」S3をラストまで観た。人数が多くやや記号的に近い描き方しかできなかったからこそ、ラストも全然感動できずに終わってしまった印象だった。出てくるウマ娘のメンバーがかなり増えたのも関係しているだろうけど、それにしたってS2のクウォリティの高さを踏まえたらもっと絞ることはできたよねと思ったり。ゲームでもそうだけど、ウマ娘は面白いときと面白くないときの差が激しすぎるな。まあでも、それもガチャだと思えば許せるような気がしてきた。友人は結局24時過ぎにやってきて、そこから1時半くらいまで自分は累計3時間近くみっちりトレーニングをした。明日夜~明後日に書けての筋肉痛が怖いなと感じている。そのまま疲れと時間で寝落ちしそうになりながら家まで歩いて帰った。


6/22
 n度寝(n=任意の自然数)を繰り返して起きたら13時くらいで、今週溜めてきた睡眠不足を解消できた気がした。毎週毎週眠さだけ抱えながら生きているこの生活はどうにかならないもんだろうか。別にそこまで日々の睡眠時間を削っているわけでもないのにという事を考えると、やはりこれは睡眠の質という話になってくるのだろうか。ジムに通ってからはちゃんと運動という行為も行っているし、ここからいかにして睡眠の質を上げていけばいいのだろう。なんかもうこの仕組みの社会で生きている以上もう無理ゲーな気がする。
 起きてからは「2.5次元の誘惑」を最新話まで読むなどした。もうずっと面白かったけれど、それにしたって150話以降の展開の凄さったらもう!という感じで、最近触れたコンテンツの中でもかなり圧倒的なその展開と台詞の強度に撃ち抜かれた。160話周辺がアベンジャーズだとは噂に聞いていたけれど、それにしたって画も感動の大きさもアベンジャーズ過ぎるだろうとは思った。思わずコミックスを全巻買いしてしまったことに全くの後悔をしない素晴らしさだった。"だった"と書いたけれど今まさにまた読み返したりしているので、本当は現在進行形で素晴らしingってことになります。いやー、それにしても150話以降ずっと泣いてた気がするな。最初の20話くらいが本当に嘘みたいに面白すぎる。何をどうやったらあの始まりからここに辿り着くのだろう。全く意味分からない。
 夜は冷蔵庫に余っていた賞味期限が数日切れた食材達を使って料理をし(ここ最近料理ができる時間に家に帰ってきていないし、料理をする気力すら全く沸かないくらい疲れている)、相変わらずの自分の料理の美味しさに安心したりした。本当はそろそろ美味しさど真ん中になってくる夏野菜たちを使ってカレーだのマリネだの揚げ浸しだのパフェだの作りたいけれど、そんなものを買ってしまうにはまだ自分の生活が追いついていないので諦めている。多分こうなっているのは明確で、ジムに行くようになってから物理的にも疲れが貯まるようになったからだと思う。あとは、日記を始めとする文章を書けなくなってきたせいで、自分の頭を整理して精神的な疲れを残さない(今までも消化できていた気はしないが少しは解けていた)事がなかなかできなくなってきたからだと思う。精神の安寧の為にも、料理と文章を書くことは今以上に捨ててしまったら終わりだなと思って今日はちゃんと日記を書いた。


6/23
 朝起きるのがツラかったけれど、頑張って起きて散髪へ。散髪に行こうと思ってからもう3週間くらい経ってしまっていたので、かなりボサボサな感じになってしまった。前日から雨予報が心配だったけれど、家を出てみたら雨なんぞ1滴たりとも降っていなくて安心した。とはいえ午後からも雨予報だったので折りたたみ傘は持っており、それがやたらと重い気がした。いや、それはポメラを入れたりもしているからか。前の仕事の時に近かったという理由で通い始めた麻布十番の理容室だけど、今はもうここから変えるという選択肢はあんまりないかなという感じで、それくらい居心地が絶妙に良い。まず、今まで髪を切っているときの会話で1度も悪口ベースな感じの会話になっていないのが良いし、かといって明るすぎる感じでないのも良い。1時間かからないくらいの時間でカットとシャンプーを終え、店を出た。雨はまだ降っていなかったのでこのまま美術館巡りでもしようかと考えたけれど、昨日まで全然できていなかった再来週の月曜日に迫った月の人さんとの「ポップカルチャー定期健診」の準備と録画が貯まりまくっている「虎に翼」を観る事に費やそうと思いそのまま駅に向かった。
 途中カフェによってポメラを叩く時間を小一時間設け、そこから家へ。家に帰ってしまうと、どうしてもウマ娘や昨日届いたばかりの「2.5次元の誘惑」の誘惑に負けてしまう可能性がありますからね。それを避けられるのはやはり何も道具を持たないカフェなんですよ。ということで、久し振りにポメラに集中することができた良い時間だった。休日はお金を払ってでもカフェに行く時間を作った方がいい気がしてきた。あと、本当は今日都知事選挙の期日前投票に行こうと思っていたけれど、時期を1週間間違えていて今日できず、思わず投票所(予定)の前で"あぁ..."と声に出てしまった。来週はジム終わりにでも必ず行こうと思う。それにしても、今回の都知事選は本当に酷すぎる様相を呈している。"思う"などというレベルではなく、本当に本当に酷い。正直全てを言うには大変なくらい酷いのでここには細かく書かないけれど、ここまでの政治の腐敗だったり怠慢が重なり有権者たちの政治に対する意識を削ぎ、それが更に加速した結果こんな風になってしまう。例えば今回の選挙が初めてとなる若い世代がいたとしても、こんな様相では投票に行く気持ちなんか起きないと思うし、政治が良くなるような気なんてしないと思う。正直自分がその立場だったら絶対に諦めると思う。でも、そうなってしまうことこそ公助では無く自助を推し自己責任だけを説き、だれかが差別される世の中を温存するような人々を肯定する社会に繋がってしまうことなので、それだけにはならないよう全力で抗う意味も込めてちゃんと投票に行きたい。あと、そろそろ都議会の場において自分の言葉で語ることから逃げ、弱者を助けず都庁を光らせることにお金を使い、悪質な歴史修正を平然とやってのける現職の都知事に再選して欲しくない。都知事が変わったからといって我々の生活が一変するわけではないし、現職の都知事ではない候補が完璧なわけは全くないけれど、それでも現職の都知事がこのまま居座るよりは確実に良い未来が見える気がする。お願いだからこのまままた東京都が終わりの数年間を過ごさないで欲しい。本当に願って投票する。

【選挙ウォッチャー】 東京都知事選2024・荒れ果てるポスター掲示板問題。|チダイズム

 家に帰ってからは「虎に翼」の第9週と第10週を観た。第9週で日本国憲法を読み上げた瞬間に、これがこの時代に生まれたこと、それでもまだ2024年現在でこの憲法がまるで達成されていないこと、だけどこれの為に尽力して生きた人がいて、今なお生きている人がいること。そういう悔しさとか力強さとか、色んな人が紡いできたであろう想いの一片がこのシーンに詰まっていたような気がして、それが本当に大きな感動を生んでいた。「光る君へ」で枕草子を読み上げたときのように、義務教育として当たり前のように履修してきた教材のようなものが、エンターテイメントにまで昇華されていく様子にこんな短期間で2つも立ち会えるとは。本当に今はNHKドラマの黄金期と言って差し支えないのでは無いだろうか。夜観たまっつさんの配信においても、トーク欄にいた人達がやたらとNHKの面白いコンテンツに詳しかったし、知っているようで知らないし、見ているようで見れていない事がまだまだこの世には沢山あるということを痛感するなどしている。


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