2024/5/20〜2024/5/26

5/20
甲府で仕事。もう甲府に来るのも慣れたもので、今回はもう身延線に乗ることすら完璧になってしまった。改札外で完璧に切符を買い、切符で入り、電車を降りるときに車掌へ切符を渡す。自分の行動に自信が溢れすぎて、電車を降りるとき先頭で降りるなどしてしまった。みんなへ。身延線に乗りたいけど分からないことがある際は私に聞きなさい。その全てをお教えいたします。というわけでめちゃくちゃ眠くなりながらも仕事をし、3時前くらいに終了。そこから身延線で甲府へ戻り昼食。帰りの身延線においても私の動きは完璧オブザイヤーなもので、電車に乗り込む時に整理券を取って甲府駅改札内の切符売り場で精算するという初見じゃ絶対できない動きをいとも簡単にやり遂げた。特にこの整理券は分かりづらすぎて、俺じゃなきゃ見逃しちゃうねという感じだった。甲府に戻ってからは最近食べたくて仕方がなかったので、駅前にあった二郎系を。正直特別美味しいわけではなかったが、ちゃんと二郎系ではあったのでまあ許せる範囲だった。ただ、食べるならもっとちゃんとした所に行けば良かったなと思ったのも事実。大ラーメンを注文してこの程度かと思ってしまうほど虚しいことは無いと思うので。あと、3回甲府に行った結果、自分がもし都外に住むならやはり甲府だなという確信を得ることができるくらい甲府という街を好きになることができた。立川もかなり気に入っているけれど、"東京に近い"みたいな要素も兼ね備えてしまっているのでまた土俵が違う好き。取り敢えず仕事でもいいからまた甲府に来たいな。

このすっきりとした景色に少し癒やされた

 帰りの特急の中で、3つ前くらいの席から今までの人生で聞いたこともないような音がずっと鳴っていて何の音だ?!と興奮した。姿もギリギリ見えないし簡単に答え合わせをしてしまうのも芸が無いので、取り敢えず『電車の座席で使うシュコーって鳴るやつ』とインターネットで検索をした。1番上に出てきたのはダースベイダーに関するヤフー知恵袋の質問だった。何の音かはずっと分からなかったけれどずっと鳴っていて、ずっと何かを推測していたけれど、八王子くらいでようやくそれが電車の連結部から鳴る音なのではないかという凡庸で退屈過ぎる大人のでは無いかと気がついてしまった。こんなつまらない事実に気がついてしまうくらいなら、3つ前の席の人が机の上にうどんを並べて麻薬みたいに鼻から吸っているという想像のまま終わりたかった。
 家に着く頃にはもう暗くなっていて、ここ数日の疲れがあまりにも溜まっているので明るいうちに帰りたかったなと思うなどした。今週はまだまだ忙しさがやみそうにないけれど、水曜日に星野さんと「肉と麦」に行く予定なのでそこを楽しみに頑張る。取り敢えず眠い。眠すぎて頭が痛い。ので寝る。

5/21
 朝ジム行こうと思ってその時間に目覚ましをかけたけど、前日までの疲れがあまりにも溜まっていたせいで起きることができず断念。何をするにも、そもそもの体力という軍資金が無ければ戦う事すらできないのだ。結局この社会は色んなものに対していかにそこのバロメーターを余らせるかの勝負なのだと思う。そして、それを最も阻害するものこそが仕事なのだということなのだ。会社で良く"どう?やりがいは感じてる?"とか聞かれるけれど、仕事の時点でやりがいもクソも無いと思っているので毎回適当に流している。
 家に帰ってからは、冷蔵庫の中で腐る寸前になっていた野菜達を使って夕飯をこしらえた。小松菜のお浸しと豆モヤシの炒め物をどちらも醤油ベースの味付けで作ったのだけど、お浸しにこの日開封した亀甲萬本店の醤油を使ったら豆モヤシの炒め物との違いが分かりすぎるくらい美味しさに差が出た。これはもう醤油を味わいたい料理を食べる時はこの醤油を使うほか選択肢が無いとまで言い切れる。亀甲萬本店は白だしもめちゃくちゃ美味しいので、我が家の調味料が徐々に亀甲萬本店に浸食されてきてる。マジで美味しい。
 夕食後は「怪獣8号」の6話を観た。どんな物語やゲームにおいても後方支援のキャラやジョブが好きな自分にとってはとにかく刺さるエピソードだった。そしてその後方支援が、今までの重ねてきた時間を経て発露しているものだというのも本当に好き。この物語はずっと"隊長と並ぶ"と言っているけれど、いつかそれが"隊長を後ろから支える"になったらめちゃくちゃいいなと思っている。その後に観た「わんだふるプリキュア」の16話も素晴らしくて、非暴力を貫くプリキュアだからこその力の抜き方みたいのが最高のバランス感覚で作られていて、「スマイルプリキュア」ばりに笑いながらも作品の強度に少し泣きそうになった。去年のプリキュアがあまりに酷く心が本当に離れかけていたけれど、ようやく面白いプリキュアが観れて本当に嬉しいばかり。なんか毎週こんなことを言っている気がするけれど、それくらい強い想いを抱かざるを得ないプリキュアだということなのです。面白いからこそ、もっと観る人が増えて欲しい。切に。

5/22
 会社でよくミールスとかの情報を交換し合っている人とパレスチナ料理の話をしていたら、横から『パレスチナってあの戦争している危ないところですよね?』と別の人から割って入ってこられた。割って入ってくるの自体は別にいいんだけど、割って入った内容がそんな認識でのことだというのに腹が立ってしまった。あそこで起きているのは戦争じゃ無くて虐殺だよ、と言おうとしたら、自分と話していた人が『戦争はしてないよ。イスラエルが一方的に侵略してるだけ』と素早く言ってくれた。自分は認識の解像度の低さの割に話にわざわざ割って入ってこれる厚顔無恥さに一瞬怯んでしまったのに、それをいともせずちゃんと素早く言い返せるこの人好きだなと感じた。自分はその人の後に続く形でイスラエルが虐殺を続けているということを言う事しかできなかったけれど、こうやって身近にちゃんと認識している人がいることに少し安堵感を覚えた。だけど同時に、全然知らない国の話について何でそんな知る必要があるわけ?とか、色々国同士の事情があるから大変だよね、みたいな言葉で雑にまとめて終わらせてしまう様な人が確かに目の前にいるということも大きく地獄だなと思った。こういう風に色んな事を雑に認識して話してしまう人がいるから多様性はカギ括弧付きの「多様性」になってしまい、その本質から外れた議論や有害でしか無い嘲笑が起きるのだろうな。その人からはよく"考えすぎ"などと言われているのだけど、考えないことであなたの様になってしまうのなら私はそうなることを断固拒否する、あなたの様には絶対になりたくない。と、思いながら毎日その言葉を隠して仕事をしている。
 今日は仕事終わりに幡ヶ谷へ行き、星野さんとの「肉と麦」でのスーパー焼き肉会。幡ヶ谷の駅に着いたら前になんか星野さんっぽい人がいるな~とは思っていたけれど、1回そういう感じで別の友人だと思って話しかけたら全然知らない人だったという経験があったのでスルー。後から確認したら、どうやら星野さんで間違い無かったらしい。合っているパターンもちゃんとあるんだな。「肉と麦」は駅から爆裂に近くて靴を脱いで入るという初めてのスタイルのお店で、お店の扉をくぐる前に2度驚いた。お店に入ってからは、まずクラフトビール。メニューの写真を撮り忘れていたので名前は全く思い出せないけれど、ブルーべりー系のあっさりと飲めるビールを最初に注文。まあ美味しい。クラフトビールを飲むのが久し振りなせいもあるかもだけど、それにしたって美味しい。そこから来たお通しやナムルもまあ美味しくて、野菜キャミとなった。特にナムルは味が濃厚なのに全体的な印象としてはあっさりとしていて、変なイメージだけど中音域に全てを固めるASIAN KUNG-FU GENERATIONっぽさを感じた。その後はいよいよお肉。数切れずつ様々な部位が次々と運ばれてきたのだけど、偽りなく本当に全てがそれぞれに美味しくてたまげた。自分の中で焼き肉といえばいかに量を食べて脂にやられながら満足まで持っていけるかみたいな節があったので、美味しいお肉であればこんなに少量でも当たり前みたいに満足できることを人生で初めて知った。とはいえ、その間にごはん2杯とおにぎり1個を食べていたのでそのおかげも大いにあるかもだけど(次の日星野さんがストーリーにその様子の写真をあげていて、自分の姿で自分のことなのに"こいつわんぱくすぎる"と思って爆笑してしまった)。てか、高い肉でごはんは普通ガツガツ食べんやろ。まあでも、流石にカルビなんてものを食べてしまったらそりゃ我慢できないよね。うんうん。お肉はどれもめちゃくちゃ美味しかったけれど個人的にハラミが群を抜いて美味しくて、思わず追加注文をしてしまった。ハラミといえば昔のバイト先であるオリジン弁当のメニューしか知らなかったので、こんなに美味しいお肉だったのかと本当に驚いた。だからこの社会で生きる人間は皆選んでハラミを食べていたのか。納得。

今見ても写真から音が聞こえる
子曰く、世界で1番旨いポテトフライ
その気持ちが分からんでもないくらい旨かった
おにぎり!米を握った!おにぎり!ラディッシュ!

 次々と焼けていく肉を食べながらも、星野さんは店員さんにもお客さんにも来る人来る人挨拶を交わしていて、常連of常連過ぎるその姿が面白かった。自分には所謂常連面できるようなお店は一軒も無いので(松屋の全てを集約したら常連面できるかな?ってくらい)、その感じが羨ましくもありちょっと面倒そうだな(常連になったお店に苦手な人がいたら要らないストレスを感じてしまいそうだなと妄想した)と思ったり。星野さんと会うのは2回目だしお酒も入っていたからか、とても陽気に話が弾んで楽しかった。その中でも、今でも新鮮に思い返せる恨みや苦しみや怒りがある人は過去の地点がマイナスだしそのマイナスを引きずって今日まで辿り着いていて、だからそもそも社会人のスタート時がマイナスなので今が1番楽しいという話が自分の中で1番バイブスが上がった。社会には沢山不満があるし未来についても正直不安しか無いけれど、今が1番楽しいのは紛れもない事実なんだよね。あと、今何の疑いもなく言える自分が、今までの自分の中で1番好きだと思える。私のなりたい私に1番近づこうとしているから。そういえば全然関係の無いどうでもいいことだけど、テーブルの真ん中に煙を吸う排気ダクトが通っていて、思ったより自分がテーブルの右側で過ごしていたのが途中うっすら面白かった。焼き肉のテーブルって、もしかしたら正面に向き合ったとき相手の姿を見ないように設計されているのかもしれない。だとしたら、会社とか気の乗らなすぎる仕事みたいな場でめちゃくちゃ活きてくるんじゃ?と考えたりした。 動けなくなりそうになるくらいお腹をパンパンに満たし、お店を出た。お店を出てから近くにあるという事で「タンジャイミールス」の顔を拝んでから解散。めちゃくちゃ楽しくて元気を使い果たしてしまったせいか、帰りの電車で少し寝過ごした。ただ、それすら少し心地よかった。こういうお酒だけを飲める人生でありたい。

5/23
 会社が終わってから松屋で新発売の「チミチュリソースハンバーグ」を食べ、その爽やかな辛さに唸った。松屋といえば言うまでも無くニンニクだけど、それのすぐ1つ下のところには海外料理のバイヤーみたいな側面があると思う。そして今回のメニューはまさにその松屋のバイヤー的センスが光っている1品で、いくら日本用にアレンジしているとはいえ日本じゃなかなか食べられない料理に仕上げているのが流石。日本じゃなかなか食べられないのに、松屋じゃ食べられる。じゃあ松屋に行くしか無いじゃんか。みたいな層を取り込むのが本当に美味い。このメニューは終わるまでに何回か食べに行くと思う。

チミチュリ隠れちゃってるやんけ

 家に帰ってからは配信チケットを買っていた「王様戦隊キングオージャー」のFLTを観た。自分にとっては初めてのFLTでどんな内容なのか全く分からなかったけれど、キャストの挨拶等だけではなく所謂ヒーローショー的なものもある内容詰め詰めのライブだった。ヒーローショー的なパートは本当にガッツリヒーローショーだったけど、自分の記憶にある昔のヒーローショーと比べてかなり進んだ演出がされていて、簡易的に作られてはいるけれどそれがこんな風に効果的に見えてくるのかと凄く勉強になった。ヒーローショーは内容もそこそこ面白くて、キングオージャーの作品としての地肩の強さを感じた。ただ、その後のキャストが歌を歌うゾーンが結構キツめだったなと思ったりもしてしまった。ライブ自体は本当に卒業式みたいな雰囲気で、この輪の中にいた人間にとってはどうしたって感動してしまう内容のライブだった。これでもう王様達の新しい姿を観ることはできないのか、と配信が終わった後に寂しくなった。

5/24
 会社終わりに前の会社で付き合いのあった職人さんと食事へ。神保町で集まったのだけど狙っていた複数のお店がことごとく満席で、結局神田まで歩くことになった。何か最近神保町から神田への徒歩移動を2週に1回くらいしている気がする。まあそれだけ街と街が近いっていう事なんですけどね。最終的にお店は神田にある「南インドビストロ ひつじや」へ。羊料理と南インドの料理が楽しめるお店で、料理単品でもお酒と一緒に食べるのでもどちらも美味しいお店だった。特にカリフラワーのマンチュリアンと、羊の脳みそ炒めが驚くほど美味しかった。ただ、何のメニューだかを良く聞かないまま食べ始めてしまったので、最初はカリフラワーを羊の脳みそだと思って食べてしまっていた。まあ、目を細めれば若干見えないこともないかもしれんが。

全然名前が思い出せないやつ

 その職人さんとは前の会社にいたときから何か心地いい感覚があって、だから前の会社を辞めてから結構時間が経った今久し振りに会いたいなとなった。そして今日ようやくその理由が分かった。その人は4,50代(そういえば年齢知らないなとこれを書いて思った)の男性にしてはかなり珍しく彼氏/彼女、旦那/奥さんの事をちゃんとパートナーと言う人だった。これは会話の中の一言だけでしか無いから絶対にそうとは言い切れないのだけど、それでもこのくらいの年齢の男性でちゃんとそう言える人の少なさみたいなものを自分はあまりにも実感しすぎているので、それだけでやっぱり期待だったり信用してしまう部分はある。たった言葉1つだけど、世間で当たり前の様に使われている言葉からわざわざ外れてその言葉を使用しているという事は、その時点で何かを考えてその言葉を使っているということに他ならないですからね。だから、そういう人のことは結構すぐに信用しちゃうのかもしれない。私は何かをちゃんと考えているのだろうと想像できる人が好きなのだな。
 お店で前の会社があれからボロボロに崩れた話を聞いて酒が旨くなり、そのままの勢いでビリヤニまでをしっかり堪能した後、店を出てから同じ神田だということで「アドケバブハウス」へ。そこまでに炭水化物はかなり取っていたので、今日はおつまみケバブを食べた。「アドケバブハウス」のケバブは相変わらずめちゃくちゃに美味しくて、やっぱり神田飯はこのお店以外には考えられないよなとなった。ケバブを食べてから解散。家に着く頃には日付が変わるギリギリ前くらいだったので、何も出来ず布団にダイブした。

最強のケバブこと、アドケバブハウス。
そろそろ皆も名前を覚えた頃では?


5/25
 家ボドゲ会。普段よりも皆が来れる時間が遅かったので、10時過ぎに起きてからゆっくりしっかり家の掃除ができた。掃除をする度に毎回思うけれど、こんなに溜まっている埃はいったいどこから出てきているのだろう。不思議だ。ポツポツと集まっていき、全員が揃ったところで友人の1人が前々回のゲームマーケットで買っていたマーダーミステリー「軌跡はバイオレットに染まる」をプレイ。2人プレイを2チーム別々に行った後、そこが再び合流して4人でそこから繋がる物語を行う一風変わったマーダーミステリーで、マーダーミステリーとは言いながらも人は死なないしギミックが謎解きチックなのもあってボリュームの凄いゲームだった。そして、特に物語の密度みたいなものがとても高くて、久し振りにマーダーミステリーで最高のものに出会えたぞ!と興奮した。時間こそ3時間強かかったものの、そりゃ必要経費でしかなかった。こういうクウォリティのマーダーミステリーをもっとやりたいなとなった。マーダーミステリー後は皆で近くのお店に夕飯をテイクアウトしに行き、家に帰ってきてから夕飯を食べてダベった。ダベっていたら11時くらいになってしまったので、バイクで来ていた1人以外は解散。バイクで来ていた1人とは、その後2人ともこの日触るの自体が初めてなポケモンカードを嗜むなどした。ルールが全く分からない状態から始めたけれど、そこからでも1回遊べばルール自体は簡単につかめる簡単さだった。まだスターター程度のカードでしか遊んでいないのであれだけど、これはどんどんカードを変えていってぶん回せるようになっていったら楽しいんだろうな。あと、そうなってくると1プレイ毎の時間が凄く短そうだな。いかにエネルギーをとくせいでぶん回していけるかがかなりポイントになってきそう。全然関係ないけど、ポケカをやってしまったせいで久し振りにデュエマもやりたくなってきてしまった。因みにですが、私は遊戯王、デュエマ、ミラクルバトルカードダスの3つをやっておりました。ミラクルバトルカードダスはもう販売が終わってしまっているのでこれから新しく遊ぶみたいなことができないのが寂しい。あと、遊戯王は変わりすぎでもう分からない。私ができるのはエクシーズまで。友人は1時を過ぎたくらいに帰って行った。

箱のビジュがいい


5/26
 昨日寝るのが遅くなってしまったけれど朝頑張って起き、横浜へ。今日の目的は「GREENROOM FESTIVAL」。SG Lewisが出演するとのことでこれは流石に観たいだろということで、実は初めてこのフェスのチケットを買った。とはいえ以前「ODD BRICK FESTIVAL」に行ったことはあったので、景色は正直そのときとほぼ同じだった。とはいえ熱気はやはりこちらの方があったような気がして、朝一のKroiから人が多いな~と感じていた。Kroiを観た後は、折角ARTとも謳ったフェスなのでということでギャラリーへ。色んな作家の作品が雑多に飾られながらもそれぞれに分かりやすく値札が付けられていて、ちゃんと"購入できるもの"というのが明確になっていたのが良かった。あと、鑑賞者と同じくらいのテンションでアーティストの人達もいて、そのフラットな空気も凄く良かった。ただ、自分の財布事情的にはパッと出せるようなものでは無かったので今回はしゃがみ。あと、完全に"これだ!"となるような作品に出会えていないのも事実。今後自分の人生で"これだ!"となるものが表れるのかどうか実は楽しみだったりする。

羊文学とSG Lewisが被っているのがこの日1番のショック
下に並んだ波のやつは若干欲しさがあったけど、既に全て売約済みだった。

 ARTコーナーを観終えた後はライブ会場に戻り、ORANGE RANGE。元々観るつもりは無かったのだけど、直前に友人から観てこいと言われたのでなんとなくのテンションで。そんなテンションで観始めたけれど、蓋を開けてみたらほぼ全ての曲をフルで歌えるという始末で、凄く楽しめてしまった。そういえば、自分が人生で初めて観たライブはCDJ13/14でのORANGE RANGEだったな。10年以上経っても全然覚えているもんだな。その後はLucky Kilimanjaroを観て、休憩。こういう1日続くフェスの時はフェスの外でしっかりとご飯を食べて落ち着くのが1番良いとサマソニからの教訓があったので、みなとみらいの街に繰り出して休憩jできる場所を探すことに。ただここで誤算だったのが、みなとみらいという街がそもそもめちゃくちゃ混んでいる街だったので休憩する場所もなにも無かったということ。故に、会場にいるよりも色々な場所を歩き回ってしまいいたずらに疲れてしまった。これは完全にミス。ようやく入った飯屋でもバックを置いてきたまま出たりしてしまったし(2分くらい歩いてからようやく気づいた)、完全に疲労の2文字が押し寄せていた。会場に戻った後はJessie Reyezから。自分も含め日本のオーディエンスはなかなか英語のMCが分からず盛り上がりに欠けてしまう場面が多々あるけれど、Jessie Reyezは観客に通訳を任せることで良い空気を創出していて素晴らしかった。これから来日公演をしてくれるアーティストの他言語MCは、サマソニでのWILLOWか今日のJessie Reyezの2択をするのが吉だと伝わってくれたらいいな。フェスの後に調べてようやく知ったけれど、かなり有名な曲でゲストボーカルをしている方だったのね。それを知っていればもっともっと楽しかったはずなのに勿体ない。

オランゲランゲ
イマジンドラゴンズで見覚えのある手

 その後はTom Grennanで若干凡庸なパフォーマンスながらもしっかり楽しくなった。彼はこのフェスの環境にめちゃくちゃ合うことだけは分かった。『Little Bit of Love』でコーラスを求める割に全く親切で無いのには少し笑ってしまった。その後は恐ろしいほどの人が集まっていたRIP SLYMEを横目にSPECIAL OTHERSへ。結局スペアザよね、みたいな良く分からない最高の気分になった。その後は正直1曲も知らないしなんならほぼ聴いたことの無いNulbarichを無視してSG Lewisのために最前列待機。ODDの時もそうだったけど、ラスト辺りだったとしても簡単に最善まで行けてしまうのがフェスの快適さを物語っていると思う。SG Lewisはコーチェラで観たときはめちゃくちゃチャラかったのに、この日のパフォーマンスは全くチャラくなくて堅実さすら感じた。堅実だけどちゃんと気持ちの良い部分を抑えて踊らせてくれるから本当に愛好だった。彼を目的にこのフェスに来た甲斐があった。その後はヘッドライナーのTONES AND I。ヘッドライナーにしてはオーディエンスの数少なくないか?とは思ってしまい(Kroiの方がいたかもしれない...)、この国における洋楽市場の弱さを改めて痛感してしまった。TONES AND Iなんて今日を逃したらもう観れないだろ!とすら自分なんかは思っているのに。TONES AND Iのパフォーマンスはとにかく声が強いという感じで、彼女1人の佇まいで全ての視線を釘付けにするような力があった。ただ、パフォーマンス序盤の良く分からない場所でずっと花火が上がっていたのだけは本当に意味が分からなかった。後ろで沢山花火が上がっていたから観てしまう人も沢山いたし、流石にあれはノイズ過ぎたかなと。もしかして別施設の為の花火だったりするのだろうか。うーむ、このフェスに来るのが初めてなので全く分からない。フェスが終わってからは急いで帰ったけれど、家に着いてから家事をしたりなんだりしていたらまた寝るのが1時を過ぎてしまった。寝不足が過ぎる。

音量を計測しているスタッフがいた。都市型のフェスだとこういうスタッフも必要なんだなと勉強になった。もしかしたら都市型に限らずかもしれないけど。
楽しすぎたせいで、ほぼ終わりのタイミングでのこれくらいしか写真が無い。
そして誰もいなくなった。この物悲しさ堪らない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?