2024/1/29〜2024/2/4

1/29
 今日から「ちいかわ」を観始めた。ずっと観ていかなきゃなと思い続けていた中で、今日ようやく1話毎の尺が1分だということを知り観ることに。取り敢えず20話くらいまで観たけれど、突如生活圏内に魔物が現れたりする不穏さが気持ち悪くて良いなという感じ。ちいかわ達が食べているものに関しても常にちいかわ達が食べるにはあまりにも大きいもの過ぎて、そもそもこの世界がちいかわという存在達が生きるに適した(調整された)世界では無いのかもしれないと感じてしまう。そうだとしたら、この世界はいったい何が中心に据えられた世界なのかということを考えずにはいられなくなる。多分それは人間で、ちいかわはその名の通り人間達が"ちいさくてかわいい"と形容するような命のそれらだという事なのだろう。まだまだ全然見えて来ていない部分が多いけれど、最新話まで走っていこうと思う。

 家に帰ってからは録画した番組を観るタイム。「光る君へ」はもう2話目から3話分も溜めてしまっていたのだけど、満を持して観た2話が凄く面白くて驚いた。吉高由里子と吉田羊があまりにも完璧すぎる。脚本と役者が相乗効果で高みに行っているような空気を帯びていて、2話目にして凄いクウォリティの高さを感じている。それでいながら抜く場所は本気で抜いていたりするので、緩急の付け方が本当に上手いなと思う。その後はこちらも3週分溜めてしまっていたキングオージャー。放送日的にもうかなり佳境に入ってきているのだけど、そもそも面白かった物語がそのままのギアで佳境に入るとこうなっていくのかという実力を改めて見せつけられた。特に最新話の墓のシーンが、これをニチアサでここまでハッキリと描いているということに強い意思を感じた。多くの死者が出る、そういった事を引き起こす争いや戦争というものが、どれだけむごたらしく哀しみを帯びているものであるか。他人の死を眼差すとはいかなる行為か。命を奪うとはいかなる行為か。その全てがたった30分の中に"行間"も交えて詰め込まれていた。ジェラミーはよく"行間"という言葉を口にするけれど、それを言い続けてきたが故の"行間"の会話が成り立つ中盤も素晴らしかった。あと1ヶ月でこの物語が終わってしまうという事実に向き合いたくない。再来年くらいで良いから、大河ドラマでキングオージャーをやってはくれないものだろうか。我々が向き合っていくべき歴史と現在は今ここにあるのだから。


1/30
 仕事の事を何か書こうとしていたけれど、ポメラに向い始めた時には全て忘れていたので何も書かないことにする。今日は仕事帰りに友人と久し振りのCOCO'Sへ。実はCOCO'Sで初めてフライドポテトを注文したのだけれど、めちゃくちゃ"油!"という感じのフライドポテトでテンションが上がった。ポテト自体の味も薄味だけどしっかりあって、付け合わせのケチャップが必要なかったかもなと思うほどだった。その他にもCOCO'Sといえば包み焼きハンバーグだけど、それと迷った挙げ句包み焼きハンバーグを捨ててまで選んだハンバーグドリアがめちゃくちゃ美味しくて幸せを感じた。ハンバーグドリア自体もめちゃくちゃ美味しかったけれど、そこにかける用で渡された辛みオイルみたいなのもめちゃくちゃ美味しくて欲しかった。ピザ屋とかでも出てくるあのオイル、そろそろ家に常備するものとして欲しい。そのままデザートまでしっかり食べたら、お会計が友人と合わせて6000円までいって驚いた。友人とはお互いが書いている脚本の脚本ではないパーツの資料とかを見せ合ったりし、お互いにフィードバックをするなどした。私はまだキャラクターシートくらいしか人に見せるまとめ方ができているものが無かったのだけど、それでもそこだけで有意義なフィードバックが返ってきたので嬉しかった。友人曰く、私の書こうとしている脚本のキャラクター達は"色んな事を考えているキャラクターが多すぎる"らしい。そこはもう完全に今の自分が無意識的に反映されてしまっているので、何も考えていないキャラクターって難しいなーと思ったりしている。多分自分がそれをやろうとすると、かなり記号的になってしまいそうな気がしてそれが怖い。まあまだろくに書き始めてないやつが何を言っているんだという話ですが。取り敢えず書き物をしている時間が無さ過ぎる!

 最初に書こうとしていた事をようやく思い出したけど、冷凍の社食サービス?的なやつの在庫が虫の息でヤバいという話だった。絶妙に詳細が書けないので忘れていたままでも良かったかもしれない。なんなら明日以降の方がちゃんと困るだろうし。それより何より、COCO'Sにイヤホンを置いてきてしまったせいで帰り道が寂しすぎる。今イヤホンが無いということは明日の朝も無いという事で、これ合計したら1時間以上カルチャーに触れられる時間を無駄にしているなとその場で強く後悔した。そうならないためにも、もう1つイヤホンを買っておいて常備しておくのが吉なのだろうな。今は荷物が増えたりすると面倒なので、引っ越してから買い足そう。


1/31
 何でか分からないけれど、今日から2月が始まったような気分で目が覚めた。別に何が変わったとかいうわけではないけれど、不思議と"2月だ!"と天啓の様に思って起きた。まだ1月なので普通に勘違いしているだけなのだけど。それにしてもちょっとだけ鼻の奥がイガイガしていて、風邪の再発か?と思わざるを得ない状況かもしれない。確かに最近睡眠時間が少なくなってしまっているし食生活は横暴だけど、だからってこんなに早くぶり返しそうなのはやめて欲しい。那須塩原で食べたばかりだから、まだ二郎系は食べたくないのよ。まあ食べろと言われれば喜んで食べに行くんだけどね。あー、カロリーが気持ち良すぎて痩せようとする気にすらならない。そんな今日の朝は、(汚くてごめんなさい)ここ数年で1番綺麗で大きな一本糞が出た。ツルンとしたフォルムと途中で切れた感じの無い、大腸にいたやつがそのまま出てきたみたいな綺麗なやつ。測っていないからあれだけど、多分30cmはあったと思う。あまりにも綺麗だったので写真を撮ろうかと思ったけれど、流石に飯とかが犇めいている写真フォルダに糞の写真を追加したくなかったのでやめた。どうでも良いけど、『犇めく』の漢字が相変わらず犇めきまくっていて好き。犇めきすぎて上の牛がちょっと押されている感じが堪らない。この漢字を作った人は表彰してあげていいと思う。何か同じようなことをいつだかの日記に書いた気がするな。探す気にはなれないけれど。
 そんな今日は、自分が自分のためにInstagramに書いていたある種自己満足レベルの感想を、他人が見てくれて長文のお礼コメントまで貰うというとても嬉しいことがあった。SNSで発信したことは自分が想像しているよりも他者や作り手に届いているという怖さはあるけれど、でもやはりそれを上回る嬉しさ。自分なんぞの感想をちゃんと読んでくれた事もそうだけど、わざわざ言わなくても何も損は無いような赤の他人の書いたそれに対して、本当に想いのこもった長文のお礼を送ってくれた嬉しさ。今までこういう事が数回だけあったけれど、たまにあるこういう事が自分の書く目的にもなり得るなと思ったりしてる。お礼のメッセージを頂いたことに対するお礼のメッセージを打ちながら、そもそもその作品が素晴らしかったから書いたわけで、本当にお礼を伝えたいのはこちらなんだよなと思った。そんな大きすぎる気持ちは1回のメッセージでは送りきれなかったけれど、送りたい最低限の言葉は送ることができた気がする。何度も言うようだけれど、本当に嬉しい出来事だった。今年は1年この言葉を噛み締めながら生きていける。月の人さんや天羽さんから貰った言葉同様、取り敢えずスクショして保存した。そろそろそういう言葉達だけを集めた写真フォルダを作っても良いのかもしれない。


2/1
 社会人になってから初めて会社に弁当を作って持って行った。最初の会社は仕出し弁当、次の会社は職種上外食せざるを得ない状況、今の会社は会社で契約している冷凍食品サービスと、全ての場所において別々の理由で弁当を作らない環境ができあがっていたのだけど、今回遂に満を持して作ることになった。というのも、2日前くらいに書いていた通り冷凍食品サービスの在庫(特に主食系)が枯渇した事により、外に出るか弁当を作ってくるかの2択を迫られたから。そういう場合、今までであれば外食をしていたのだけど、引越しをすることになったがためにお金が厳しく、そういう部分から少しずつ切り詰めていく必要があるという状況。なので在庫はなくなってきたけれど外に食べに行く気持ちも作れなかったので、弁当。とは言っても弁当のために早く起きるのは嫌なので、弁当箱に白米と冷凍のブロッコリーと前日のおかずを入れたくらいの代物で完成とした。記念に写真を撮ろうかとも思ったけど、汚かったのでやめた。だけど、本当は撮っておくべきだったなと食べ終わった今後悔している。弁当初日ということもありご飯とおかずのバランスが掴めなかったので、まだかろうじで在庫のあった冷凍食品のおかずは買ったりした。でもそれをやってみた結果、普通に普段も米と野菜だけ詰めて持ってきて会社でおかずを見繕うでも良さそうだなという気づきを得た。それと同時に、『私はお昼ごはんに野菜が食べたかったんだ!』という気づきも得ることができた。これからはちょっと、ブロッコリーを中心にお昼は弁当で野菜を食べていこうと思う。そういえば、この前の「マヂカルラブリーのANN0」で話していたブロッコリーをM-1に例える話くだらなくて面白かったな。それにしても冷凍ブロッコリーは神だった。


2/2
 今日もお弁当を作って会社へ。具は昨日多めに作っておいたハンバーグと、コーンとほうれん草の炒め物、それに冷凍ブロッコリー。ただ米の量がおかずに比べて多かったので、おかずの一部は会社の冷凍食品で補填。ハンバーグには使い切るために沢山タバスコをかけておいたのだけど、元々のタレの味と相まりながら米に染み込んでいたおかげで凄く美味しいものになっていた。この2日間お弁当を作ってみて分かったことは、朝何かを作るという選択を取らなければ弁当を作るという行為は造作もないということ。

今日は弁当の写真を撮った。汚い部分に目が行きがちだけど、本当に見るべきはハンバーグの大きさです。

 夜は誰かが作っていたThe Chemical Brothers来日公演のプレイリストを聴いて踊りながら引越しの為の荷造りをした。行けなかったけどライブ感を味わうためにいつもより音量を大きくして聴いていたら、本当にライブみたいな感覚になってきて途中から荷造りどころじゃないくらい踊ってしまった。時代がどんどん変わっていって色んなダンスミュージックが生まれている中で、こんなにずっと第一線で最も踊れる音楽を作り続けているという事実を改めて感じる良い時間だった。ただ、結局荷造りはほとんど進まなかったのでその部分については許せない。仕事中にラジオから流れてくるのとかも、楽しくなりすぎちゃうので本当はやめて欲しい。何か別のことをしなければいけないような時ではなく、暗い自室でただただ音楽を聴いて踊るための音楽なのよ。だから旅行で行ったホテルで毎回聴いて踊っちゃうんだろうし、そのおかげでThe Chemical Brothersの曲を聴くと旅行の思い出も蘇ってくるんだよね。因みに「Go」は鹿児島です。


2/3
 最近ポメラに向かっている時間があまりに多かったのでと、今週分はスマホから直接noteに日記を書いている。通勤時間中に書けるから家に帰ってから別のことができるという利点はあるものの、逆に通勤中に観ていたような番組を全く観れなくなってしまったのでさてどうしたものかという感じ。人生の中で何をしていくかというのは結局優先順位の問題でしか無くて、最近はエンタメを沢山観ていくみたいなところに対しての優先順位が少し落ちているのかもしれない。なんならまだ「SHUT UP」の最終回も観ていないし。これに関しては感想を書いてInstagramに上げる作業が面倒だということも含意されているのだけど、1時間しっかり時間を取ってめちゃくちゃ面白いと分かっている作品を観ることに対する覚悟が出来ていないということも事実。自分が好んで観ているようなコンテンツのカロリーが総じて高くなってきていることを実感している。
 今日は友人と恵方巻食べ歩きツアー。元々は高円寺に集まって中央線を練り歩く予定だったけど、友人が夕方から会社の飲み会?的なものの招集がかかってしまったので地元で遊ぶことに。最初は地元をダラダラと巡ろうかなと思っていたけれど、前日唐突に今日が節分であることを思い出し恵方巻を食べるパーティーに変更。駅に集まってから、スーパーの場所は敢えて調べず記憶だけを辿りながら巡ることに決定して出発。まずは1番近い場所にあるOKへ。絶妙な場所にあるので今まで行く機会があまり無かったのだけど、こんなに通路とか狭かったっけ?と数度行った記憶との乖離が激しかったし、土曜日の午前中という時間のせいか人もかなりいて驚いた。OKにはデフォルトの恵方巻とサラダ巻と牛しぐれ巻があって悩んだけれど、デフォルト巻やサラダ巻は他のスーパーにも絶対あるだろうということで1発目は牛しぐれ巻を選択。飲み物と共に買った後は、付近の公園で実食。せっかく恵方巻巡りをするので、東北東を調べそちらを向いて食べた。公園では子供たちが元気に遊んでいたのだけど、同じ方向を向いて無言で恵方巻を食べている自分と友人の事を不思議そうな目で凄く見られた。ちょっと恥ずかしさはあったけれど、恵方巻は無言で食べ続けるセオリーなので視線に耐えながらも何とか食べ切った。恵方巻は想像していたよりも酢の味が強くて、あまり重さを感じなかった。それからは記憶を頼りにサミットだと思われるスーパーに行ったのだけど、緑の看板というだけで実はそこはマルエツで、"じゃあサミットはどこにあるんだよ〜!?"と盛り上がった。そこからは記憶を頼りにLIFEに行き、"もしかしたらあそこはサミットだったのではないか?"という記憶を頼りに歩いてリアルサミットにたどり着いた。サミットが入っているイースト21に来るのは本当に10年以上ぶりくらいだったけど、相変わらず真ん中のステージ?みたいな場所の周りを子供たちが走り回っていていて、いつの時代もこの場所でやることは変わらないのなとなった。イースト21に入っているテナントはサイゼリヤを除いて様変わりしていたけれど(曖昧な記憶なので怪しいけど)、建物の構造や微妙な場所にある飛沫の許容量を計算できていなかった噴水とかはそのままで何か嬉しかった。イースト21や木場公園でダラっと過ごした後は、最終目的地の赤札堂に行ってエンド。もうこの頃には歩きすぎて足が猛烈に痛かった。2人共歩き回るための靴と服装をしてこなかったのが完全に致命傷。この2人で遊ぶ時はもっとちゃんと歩く服装していなきゃダメだねー、となった。友人の方が夜から予定があったので、赤札堂で6本目の恵方巻を食べてこの日のツアーを終了した。その後は最寄り駅付近まで電車で爆睡し、最寄り駅のスーパーで恵方巻を買って帰った。お正月の時にあんな馬鹿みたいに並べなくていいから、もっと毎日当たり前のように並んでいる食べ物であって欲しいと本気で思っている。多分私は人が思っているよりも恵方巻が好きだ。


2/4
 朝少しだけ早く目が覚めたので食パンを食べてから2度寝。数時間後に起きたらさっき食パンを食べたのに意味が分からないくらいお腹が空いていたので、追加で引越前までに消費しなければいけなかった封の開いたスパゲティを2束食した。昨日の恵方巻きフィーバーのせいで意が広がったということも関係しているだろうけれど、典型的な食っちゃ寝生活のサイクルみたいになっていて少しだけヤバさを感じる。多分気のせいじゃ無く、最近腹だけで無く尻の方に肉がつき始めてきた。引っ越したらちゃんと運動し始める。何度目かのダイエットの誓い。このままいくと絶対サイズアウトしちゃう。それだけは絶対に避けたい。

 そんな今日は、東京芸術劇場にほろびての「センの夢見る」を観劇しに行った。結論から言ってしまえば本作は今まで観てきたほろびてのどの作品よりも素晴らしい出来で、過去最高傑作と言い切って遜色無い素晴らしい作品だった。舞台装置の見せ方や俳優の動き、そして台詞に至るまで普段のほろびての節であることには変わらないのだけど、それらが全て1つ上のステージに洗練されていて2時間強の時間があっという間だった。普段だったらカフェとかに入ってこの感想を早めに書いたりするのだけど、今は引越の準備及び資金の無さが相まっているので直帰。本当はこういう時間でカフェに入って感想をガツガツ書いていく時間を取る余裕が欲しい。なので、家に帰ってからは先週から永遠に続けている引越の準備。今日でようやく本棚の中にあった本を全て片付け、押し入れの中もかなり片付けたので、後は平日ちょこちょこと書類の山を片付けるだけ。片付けをしているとき、卒業アルバムとかそういうものの固まりを見つけたのでしばし眺めた。これってこういうタイミングでしか見ないよなーと思いながら色々見ていたら、中学校の修学旅行で付き添いの写真屋?が撮っていたであろう写真のネガがこんもり出てきて驚いた。ネガをよく見てみたら自分の班だけでは無くクラス全体のネガがあって、何故これを自分が持っているのだろうと思った。そこから細い記憶を辿りながら思い出していったら、卒業式の少し前に教室の大掃除をしているときに見つけて何となく持って帰ったのだという事を思い出した。その時誰に言ったわけでもなくしれっと持って帰った自分が怖すぎる。取り敢えず、次に中学校の友人達に会うときに出してみることにしよう。どんな反応をするのだろうか。多分思ったよりも薄い反応しかしないだろうな。その後は冷蔵庫の中にある食材を使って夕ご飯兼明日のお弁当分のおかずを作り、1人喋りのポッドキャストを収録した。ポッドキャストは普段だったら長くても15分位なのに、事前に書いて準備していた分量を遙かに超えて喋り続けてしまい1時間30分を越えてしまった。いくら"今"のことで熱量が高いとはいえ、これは喋りすぎかもなとは思った。が、今後も続けていくつもり。


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