2024/7/1〜2024/7/7

7/1
 夜に月の人さんとの「ポップカルチャー定期健診」があったので、普段に比べてかなりやる気を出し且つ体力を総動員して仕事を終わらせ、ほぼ定時であがった。会社から駅まで、駅から家までの道を軽く走ったしながら帰り、家に着いたらさっさと風呂に入ったり家事を済ませた。あと30分で始まるというところで夕飯を食べようと思い冷蔵庫を開けたら、消費期限が今日までの挽肉が大量にあり、"これはマズい!!"となったためそこから急いでハンバーグを作り始める事にした。そもそもちゃんとハンバーグが食べたくて買った挽肉なはずなのに、こんな感じで全ての時間に追い立てられるような感じで調理に入りたくなかったなと、計画性を持った買い物と調理計画を立てなかったことを後悔した。ハンバーグを作るにあたってタマネギを入れるのが我が家の絶対条件みたいなところなのだけど、あまりにも時間が無いので超絶粗切りで進行。火が通るか少し心配だったけれど、よく考えたらハンバーグって肉に火を通すのが時間かかるから心配ないじゃんと気がつく。そこから粗々に肉とタマネギを捏ね、粗々に形を整え、焼き始め。フライパンに肉の塊を入れた時点でタマネギがボロボロと落ちていき、あらあらとなった。なったもののもうそれをどうこうしている時間は無かったので、そのまま続行。そうこうしている内にも「ポップカルチャー定期健診」 の時間は近づいていたので、取り敢えず食べられるものだけでも食べておこうということで一旦弁当だけを掻き込む。そのままハンバーグを焼きながら色々と準備等々をしていたけれど結局ハンバーグに火が通るのが間に合わず、この日のハンバーグはお預けになった。あと、肉を捏ねる際に塩胡椒を入れることを完全に忘れていた。急ぎすぎていたとはいえ、流石にミスが過ぎた。
 20時きっかりから始まった月の人さんとの「ポップカルチャー定期健診」はもう7回ということで、これが10回、20回、50回と続いていったら本当に嬉しいなと思った。因みに、これが50回まで続いたら11年後になるので、自分はその時38歳になっているということ。うわー、想像できなさすぎる。因みに、月の人さんの子供も11歳になるということで、流石にそれが1番想像つかないしそこに至るまでの月の人さんの揺れ動く過程が面白そう過ぎるという感じである。というわけで、今回から唐突に生み出した"回診"のコーナーを挟みつつ(このコーナー名は会心の出来だと自画自賛するように思っている)、本題の3コンテンツの話をした。家の中がめちゃくちゃに暑い中ではあったけれど、もう毎回のごとく本当に月の人さんと話すのが楽しくて、当たり前みたいに0時を過ぎているのに体感時間はめちゃくちゃ短いみたいな本当に幸福な時間だった。それにしても、月の人さんから銀杏BOYZの名前が出たときは本当に驚いた。正直自分の中で銀杏BOYZは大きすぎてどこまで何を話すかかなり迷いながらではあったけれど、結果的には良い具合な感じにできたと思う。あと、「ザ・カース」はめちゃくちゃ気になるので、今のスーパードラマ祭りが終わって一呼吸つけるようになったら観ようと思う。月の人さんと話した後は相変わらず興奮が冷めやらずなかなか寝付けないけれど、だからこそ嬉しいみたいな感覚に陥れるのが本当に幸福。こんな感覚は、日々の中で簡単には訪れないような感覚ですからね。そんなことを想いながら眠りについた。


7/2
 昨夜の「ポップカルチャー定期健診」があまりにも楽しかったおかげで興奮してなかなか寝付けず、しっかり寝不足のまま会社に行った。とはいえ、まだ興奮状態の余韻は残っていたのでそのテンションで仕事をすることはできた。ただ、そんな仕事中に上司が『女性ならではのセンス』という語を発し始めたので最悪の気分になった。『事業で"ワンピースの一味"になろうとする人のセンス』と皮肉をたっぷり込めて言い返そうかとも思ったけど、波風が立ちすぎそうな気がしたのでそこそこのため息をつくくらいで留めておいた。とはいえ、気がついた感じは無かったので空打ちになってしまったのですが。未だに褒め言葉みたいな感じで『女性ならではのセンス』と言えてしまうことの気持ち悪さに全く気がつけていない人は当たり前のようにいるということを改めて実感したし、それがまだ当たり前みたいな世の中に今はまだ生きているのだということを痛感した。と同時に、自分はちゃんとこういう語に嫌悪感を表し、絶対にそういう語を訂正して言葉を返すようにしていこうと思った。別に仕事の内容は好きでも嫌いでも無いけれど、一緒に働くメンバーの細かい部分が物凄く引っかかったりすることに、向いてなさを感じてしまう。じゃあ自分に向いてる仕事っていったいなんなんだという感じなのだけど。職場の環境って本当にガチャ過ぎる。まあとはいえ、最初の会社や前の会社よりは全然良いのだけどさ。


7/3
 一日中暑いなと眠いなを抱えながら仕事をした。途中眠すぎていつもの席から移動して全然違う場所で仕事をし始めたら、普段よりかなり集中できて仕事が捗った。隣や前の人との視界がオープンで無かったり、物理的な距離が離れることでこんなにも生産性が上がるとは。いますぐにでも机が独立した感じになるコ型の囲いを設置したい。そうすればきっと元の席でも集中して仕事をやり続けることができる気がする。ただ、今日は眠すぎたでお昼ご飯の時に箸を逆さにして使ってしまうなどしてしまった。最初の数口で何かやたらと食べづらいなと気がついたので、箸を口に運ぶという何千何万と繰り返された作業に宿る違和への感度って気がついてないだけでかなり高まっているのだなと実感した。もしかしたら、そろそろ箸の産地とかも口に入れただけで分かっちゃうかもしれない。それは流石に嘘過ぎたか。
 残業を結構してしまったため、家に帰って来れたのは9時を過ぎていた。9時は本当に小さい頃の記憶で言えば寝る時間だったので、未だにめちゃくちゃ夜みたいな感覚がしてしまう。家に帰ってからは夕飯を食べて家事をし、寝るまでの僅かな時間で「響け!ユーフォニアム」S3の最終話を観た。自分はこの作品が少し好きだけど絶対的に嫌いで、それは自らの過去の吹奏楽部という部活の嫌な記憶とリアルに結びついてしまうからで、でもだからこそ目が離せないのも事実だった。あの部活で行われていた練習の雰囲気はどうしたって熱狂と信仰の匂いが染みついていて、他の人は否定するかもしれないけどその経験がある自分には痛いほど分かるようなニュアンスが沢山あった。だから自分がこの作品の事を本気で好きになることはないけど(そもそも主人公の佇まいだったりその声優の黒沢ともよの演技が全く好きになれないので...)、自分の過去にこういう時間があったという1点の事実と向き合うような期間になって、その時間は有意義であったように感じられた。勿論振り返ったとて良い記憶にはなり得ないけれど、それでもその過去は確かにあったと向き合う時間にはなれた。そういう意味で、忘れるけれど本当に忘れはしない作品になったと思う。


7/4
 仕事終わりに自分のチームに新しく入った人の歓迎会があった。歓迎会とはいいつつただの飲み会なのでどうやったら飲み会に蔓延る楽しく無さから抜けられるのだろう。と思いながらではあったけれど、この日の会場がエジプト料理の専門店というかなり良いチョイス(かなりゴリ押しして席等を自ら予約した)をしたので、料理を食べて料理について考えて料理のことを喋っていれば良かったので、今までの会社の飲み会で1番気楽に過ごすことができた。取り敢えず料理の事だけ書くと、ケバブ屋でも最近よくその存在を目にするファラフェルがこんなに美味しいものだったのかという驚きと、モンバル(肉の代わりにスパイスで味付けした米を詰めたソーセージ)という今まで食べたことの無い感覚の食べ物を食べられた美味しさが特に印象に残った。あと、お店オリジナルのツタンカーメンやスフィンクスといったお酒が美味しかった。お店が閉店の時間になりそこで解散となったのだけど、自分だけ向かう駅が異なった為物凄く心持ちが楽だった。仲のいい人だったら良いけど、仲の良くない人と同じ電車で最寄り駅まで乗ったりするの結構キツいからね。会社の人達と別れた後は、昨年のSummer Sonicでの曲順に並べたPale Wavesのプレイリストを聴きながら帰った。あれは本当に良いライブだったし、ステージ上で初めてレインボーを背負って歌うアーティストを観れたという喜びが何度だって蘇ってくる。これくらい好きなので、単独に行こうかめちゃくちゃ悩んでいる。取り敢えずSummer Sonicに一緒に行って毎回必ずPale Wavesを観ている友人と相談しようと思う。

ババガヌーシュ、コフタ、ファラフェル、ツナサラダ
ツタンカーメン&ミイラ


7/5
 今日の仕事終わりは、結構前から予定が決まっていた会社にいる同世代くらいの人達とのボーリングからの飲み会。自分はもう会社の人達と行く飲み会がダメだということは知っているけれど、それ以外のものだったら上手く付き合っていけるのかどうかということを確かめるために行った、結論から言ってしまうと、飲み会だろうと飲み会じゃ無かろうと、私といく人間がこの会社で仕事の以外の関わり方をしたり誰かと深い関係を築くことは無理そうだなと感じてしまうような時間だった。まずはボーリング。"ボーリングだから参加した"みたいな空気を出していたのに、最初の数球がほとんどピンを倒せなくて変な空気になってしまった。その時点でピンを倒す=ハイタッチみたいな文化とは遠い場所に自分がいて、分かりやすくその輪の中に入っていけなかった。今回の会には自分を含めて8人いたけれど、皆がハイタッチを交わしていく中、自分だけがそのハイタッチに加われなかった。てか、そもそもボーリングでハイタッチするあの文化なんなの、とすらなってしまっていた。勿論最初からそんな気持ちなわけではなかったし、寧ろ本気で楽しもうとしてハイタッチするように最初は動いていたけれど、途中で楽しくないのに楽しんでいるフリをしてツラいのにツラくないフリをしてある種恥ずかしいハイタッチをすることに対して自意識が働いてしまい、すっかりできなくなった。そもそも、ゲーム性の無いただハイタッチするだけのボーリングに面白さが見出せなかったし、倒せない時のなんとも言えない視線を食らうときの痛さ。あと、そういうボーリングに限って、球を投げた後振り返った時がリアクション大喜利の時間(面白いとかではない切妙なリアクションをするのが"正しい"みたいな空気が凄いあった)みたいになって、かなりキツかった。だから自分がその中で生きていく為には集中してストライクとかスペアをちゃんと取るみたいなことしか選択肢が無かったのだけど、とはいえそれをしてもイマイチ盛り上がりは無いみたいな、本当に早く時間が過ぎて欲しいの1点だけを考える時間になってしまった。オードリーの若林がよく言う、『俺がクイズを分からないと変な空気になる』という場の雰囲気と同じようなものを感じた。ボーリング自体は楽しいけれど、ボーリングに誰と行くかで楽しさというのはあまりにも変わるんだなという事を実感した。
 ボーリングの後は近くの韓国料理屋で飲み会。もうボーリングの時点でかなりHPが減っているので、正直帰りたくはあったけどそんなことをするわけにも行かないので続行。韓国料理屋へ向かう途中、8人の集団なはずなのに気がついたら1人で歩いていて、こういうことだよなと思った。そもそも自分はこの会社のこういうグループの中に入れなんてしなかったということ。韓国料理屋でも起こることは一緒で、7人が話している場所+自分みたいな孤立感をずっと覚えていた。純然たる会社の飲み会ってわけではなかったし同世代くらいの人が集まった場ではあったけれど、こんなにも会社の飲み会と同じような居心地の悪さを感じてしまうとは思わなかった。いうても最初の会社での同期は(回数は特別多いわけではないが)未だに会うし会いたいと思っているし、別に会社の同世代がダメってわけでもないのだと思う。という事はもう純粋にこのコミュニティが自分とは全く合っていないということとイコールで、それはもうどうしたって覆りようが無い事実なんだということを痛感している。今回の飲み会における会話の中で心が折れたポイントはいくつかあったけれど、特筆して嫌だったのは好きなドラマの話になったときに「ドラゴン桜2」の話で盛り上がり続けた事と、ちゃんとした話をしそうになったら茶々が入って必ず表面上の笑いで終わるところ。「ドラゴン桜2」に関しては特に"泣いた"みたいに言われるシーンが、障害を持つ同級生を虐めていた男子生徒に虐められていた障害を持つ生徒が手を差し伸べたシーンの事で、それが虐められていた生徒の方の成長みたいな感じで話が進んでいるというところが本当にダメだった。このシーンは放送当時も嫌悪感を感じたようなマイノリティや弱者に品行方正さを求める典型的なマジョリティ仕草のあるシーンで、一緒に東大受験を戦うみたいな意味がほぼではありつつも"お前もツラかったんだし許す"みたいな意味合いも含まれていたのが最悪だった。他者の尊厳を踏みにじっていたやつが、その尊厳を踏みにじった人間から簡単に許されるべきじゃない。死ぬまで呪われて、死ぬまで自省して、そうして生きるべきなのだ。これは常々自分にも言い聞かせていることだけど、己のしたことは変わらないしそれについて許されようとするなんてやった側の自己満足でしかないのだ。だからこそ、それが感動シーンだと目の前で話す人達が本当に無理だった。自分がカギ括弧付きで書くことにする『飲み会』がダメな理由には、勿論ミソジニーな価値観が散見されることやマンスプレイニングを食らうこと、楽しんでいない人の存在が無いことにされる事等様々あるけれど、今日新たに『話を真面目にするからこそ生まれる楽しさの認識の欠如』と『エンターテインメントへの"好き"が無い人の話』が無理なんだなということがしっかりと認識することができた。勿論これ以外にも金額に対する料理の美味しさの微妙さであったり、誰がモテるモテないみたいな大きなお世話みたいな話だったり、退屈な暴露話だったり、そもそも人数の多さであったり、飲み会を嫌いになる理由は様々あれど、まず確実に言えるのは"このコミュニティで楽しい飲み会や集まりをすることは不可能"ということ。ただ、これが明確な事実として立ち上がってきたことは今日の大きな収穫だったので、これからはちゃんと断っていこうと思う。私は私が好きだと思える人と場所とコトが1番好きで、その為に時間を費やして生きていきたいから。


7/6
 今日は友人たちを我が家に呼んでのボードゲーム会。朝起きてから先週やりきれなかった掃除を本気を出してやり切り、友人たちを迎えにいざ外へ。一昨日くらいから思っていたけれど、それにしたって暑すぎる。日傘をしていたからまだ直射日光分の暑さは防いでいたものの、それでも暑いものは暑い。なんなら昨日の夜が暑すぎて眠りの浅さが凄かった。友人たちが集まっていた駅に着いた頃にはもう汗がダラダラで、出会い頭に『汗がもう華厳の滝みたいに出て止まらないよ』と言ったら、『華厳の滝を舐めるなよ』と言われた。なるほど、華厳の滝はもっと夏なのね。今はトレビの泉くらいに留めておきましょう。そのまま友人たちと家へ。歩いている間にした15分くらいの会話の時点で昨日の会社の集まりよりも格段に面白く、やっぱりこういうことだよなと思った。因みに、会話の内容はジャポニカ学習帳と児童館や家での夏休みの自己学習についてでした。昨日の飲み会だったらそもそもこんな話題絶対に出ないけど、今日はこれだけで20分くらい話していた。
 家に着いて昼ご飯を食べ、そこからお待ちかねの「グルームヘイヴン 獅子のあぎと」をプレイ。グルームヘイヴンのルールはもう完璧なのでルールを知るためだけに存在しているシナリオは飛ばし、ある程度頑張らねばならぬシナリオからプレイ。自分の担当は人間のヴォイドガーデン。ヒーラー+操作系みたいな動きをするキャラクターで、後衛でささやかなバフ・デバフを撒きつつ最後にまるっとお掃除みたいななかなか面白いキャラだった。このキャラクター単体での火力は正直無いけれど、他のキャラクターと連携することでこそ真価を発揮する感じなのが実に楽しい。今まで本編及び拡張で使ってきていたナイツシュラウドはその特性上どうしても自分でマナを出して単機での各個撃破みたいな動きだったので、正直他のキャラクターと関わるみたいなことがあまりなかった。それまでのキャラクターもバーサーカーとかだったし、そもそもサポート役みたいな役回りができるのが嬉しい。本当は本編の方でも歌のやつとかがやりたかったわけですしね。レベルが低い事とマップがそんなに広くないという事も相まってシナリオ5までサクサクと進み、そこで時間が来たので片付けて解散。マップに貼るシールの数を数えるとそんなに数は無かったので、ちゃんと集まれればこれはなかなかすぐ終わりそうな予感。友人たちが帰った後は、片付けと日記を真剣にやったらあっという間に時間が経ってしまった。「グルームヘイヴン」をやるのがかなり久し振りだったけど、やっぱりこのゲームの戦闘システムは面白過ぎるわ。またすぐにでもやりたい。

シナリオブックの上にフィールドが現れるのが獅子のあぎとの凄いところ。因みに写真に映っている熊は初期セットに入っている追加キャラクターの1人です。こいつがまたヴォイドガーデンと相性が良いんですわ。


7/7
 朝8時に起きてゆったりウマ娘を嗜みながら準備をし、髭の脱毛へ。最近(と言っても5月の「GREENROOM FESTIVAL」だけど)しっかり日焼けをしてしまったので照射できるかとかなり不安だったけど、大幅に予想が外れて全然照射できた。今まで湘南美容外科クリニックでやっていた時のあれはなんだったのだろうとめちゃくちゃ思ってしまう呆気なさで、ここ2回の効果の実感具合からももっと早くこっちでやっておけば良かったなと思ってしまった。勿論痛みはまだまだ全然あるものの、抜けそうだという希望的な観測ができるためか思ったより耐えられた。早く髭剃りを買わなくて良い生活になりたい。まあ、そうなる目標は30歳かなとも思ったり。と、こんな事を書いたときにようやく、今週の月曜日が自分の誕生日だったことを思い出した。どうしてこんなに忘れていたんだろうと全く分からなかったけれど、よくよく考えてみたら月曜日は自分の誕生日なんかよりももっともっと重要な"月の人さんと喋る"というイベントがあったおかげで、完全に頭からすっぽ抜けていた。とはいえ、誕生日にこんな楽しいことが出来たのだからそれはそれは最高の誕生日になったと言えるのではないだろうか。そんなわけで人生27年目、自分が好きだと感じれるものに対して妥協せず、時には戦って生きていこうと思います。
 脱毛に行った後は新宿でパンチョを食べ、少しだけ仕事。本当はしたくなかったけれど、致し方ない用事があったので致し方ない。そんな感じで仕事をしていたら「ABCお笑いグランプリ」があることを完全に忘れてしまっていて、しまった!という気持ちになった。後々知ったことだけど「ABCお笑いグランプリ」はAbemaでしか観ることができなかったらしく、結局観ないまま1日が終わってしまった。そういえば、男性ブランコの単独公演「駐車場」の配信すら未だに観れていない。そろそろ観ないとマズいとは思っているけれど、それにしたってまとまって観れる時間と気力がなさ過ぎる。回復ポイントが欲しい。
 夜、都知事選の選挙結果が出る。結果は現職である小池百合子の3選。絶望的すぎる。自分が良く見える為だけのブランディングは一流だけど、自分に不都合だったり都政に必要なことには一切答えず、プロジェクションマッピングみたいなものに莫大な無駄金を注ぎ、その上で弱者や困窮者を見捨て、歴史修正まで平然と行おうとする。そんな人間が、当たり前みたいにこれからまた4年間都政を担ってしまう。なんて地獄なのだろう。選挙のたびにこの地獄がまた続くのかと思い続けてはいるけれど、今回はちょっとだけ期待してしまったせいもあって、余計にショックが大きい。また、石丸が2位の得票数を獲得していることからも、東京都の有権者にとって大事なのは公約の内容だったりその人がどんな事をしてきたかでは無く、あくまでもその時その場のイメージ戦略でしかないんだなということを痛感させられた。そうじゃなきゃあんなに危ない人に入れられないし。どれだけ意識したとて、論点を最初からズラしながら威圧的な態度で言いくるめる。そして、その稚拙な行為を論破と呼ぶ。それはかなり絶望的な光景だけど、今のこの社会でその害悪な技術が当たり前のようにもて囃されているのだとも実感として思う。別に今回の選挙に関しては蓮舫が正義だったなんて言う気なんてさらさら無いし、100%満足のいく候補者なんてものではなかったけれど、それでも誰かの生を蔑ろにする人やまともに対話しようとせず他者に危害まで加えている人達に比べれば明らかにマシだったんじゃないだろうか。でも、そんなことすら都民には興味が無いんだなという絶望もしている。まあ、蓮舫及びその支持をする人達の選挙戦略の古くささや怖いものや関係ないものとしての政治に対する忌避感を拭えなかったという点も大きな原因としてあるのだとは思うけど。

とはいえ、東京がこれまでの正気の無さを保っていくことが決まったので、不条理なことに対してはちゃんと不条理だと怒っていく。ただそれだけだ。

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