2023/5/27〜2023/6/2

5/27
 会社で同じチームの人達が、本田圭佑のビジネスに関しての話を永遠としていて凄くツラかった。自己啓発だけならまだしも、自分は本田圭佑の事が『成長に囚われろ』の時から本当に無理になっているし、ファスト教養の沼に片足をツッコみ、今までの勝者として生きてきた自らの成功論を振りかざして自己責任論に持ち込む様も本当にキツい。自分の所属しているチームの上司は『(うちのチームは)ワンピースみたいな最高の海賊団になろう!』みたいなことを当たり前のように言って来る人なのでそもそもキツいのは分かっているのだけど、それにしたって嬉々としてビジネス関連の本田圭佑の話はキツすぎる。この上司に対しての心のシャッターがもう8割方閉まりかかっている気がする。気がするじゃ無くて、閉まってる。
 会社終わりはかなり久し振りの映画館に行って、「ウマ娘プリティダービー 新時代の扉」を観た。RTTTが3キャラ×3レースの描き切れていない感が強い作品だったので若干不安だったけど、そんな不安なんて最初から無かったみたいに吹き飛ばしてくれるあまりにも強い作品だった。一瞬の煌めきの連続こそがウマ娘"達"が紡いできて紡いでいく物語なのだと強い足取りで語る物語は物語でめちゃくちゃ面白かった上に、アニメの制作にトリガーが入った事で今までのウマ娘では観たことの無い画面が次々と押し寄せてきてそれも凄く素晴らしかった。今までも"迫力のあるレースシーン"みたいなことは言われていたけれど、そんなのがどうしたって霞んでしまうくらいのとてつもないレースシーンの連続。そして、レースシーンがそうなっているからこそ、ほぼレースだけで物語の起伏を出して持って行ける様になっていたのが本当に凄かった。上映が終了してしまう前にもう一度観に行きたい。


5/28
 日曜日から「ゴッドタン」の八木奈々さんがあまりにも可愛くて、大崎との漫才だけ何度も観返してしまう。ただでさえちゃんぴおんずの"見てー"のくだりが大好きだってのに、それがイチャ漫になってしまったらそりゃ大好きよなって感じだし、その上でイチャ漫にありがちな既定ルートだけをなぞるのではないことをやられたらそりゃ好きだよなと。正直AV女優という点では石原さんとかの方が大好きだけど、こりゃもう100対0で八木奈々さんに軍配が上がったと思う。ここまで番組にハマったとなると、これから番組に呼ばれる回数が増えるぞーと思ったり。
 今日は真っ直ぐ家に帰って夕飯を食べてから録画していた番組の消化。先々週の土日から全然番組が観れていないから、またまた数があまりにも溜まっている。毎週毎週何に追い立てられているのだろうとは思うのだけど、毎週しっかり追い立てられている。とはいえ、「光る君へ」や「虎に翼」は尺が長くて面白すぎるが故にまだ観れず。結局どんどん溜まっていってしまうのをどうにかしたい。という訳で、今日観た「わんだふるプリキュア」の話をするのだけど、その時のプリキュアが面白くても面白くなくても、板岡錦が描いた変身バンクを観るという状況にはどうしたって興奮してしまうものがある。毎年毎年必ず何か新しい試みを加えていて、今年はその昔キュアマカロンをクネクネ描いてみたかったと語った頃の想いが昇華されていたようなバンクだった。序盤の肉球を渡っていくシーンの足運びも、本当に猫でしかない動き方でめちゃくちゃ凄かった(0.05倍速くらいで変身バンクを観て感動するなどしました)。毎回感じることだけど、これはいったい何枚の原画を描いて、割った人も何枚の動画を描いているのだろう。こんなに素晴らしい仕事をしているのに、給料が低いアニメーターという職業本当に意味分からない。視聴者側の評価がもっと正当にお金としてクリエイターに還元されて欲しい。この構造本当にそろそろどうにかならないのかな。因みに物語は物語で、キュアワンダフル及びキュアフレンディとキュアニャミーとの非暴力/暴力及び何を守りたいかの差異がより明確なものとして表れ大きな分断が生まれていて、相当面白い事になっています。去年のプリキュアが過去最低のプリキュアだったので意気消沈気味だったけど、今年は面白くて本当に嬉しい。来週以降も本当に楽しみ。


5/29
 先週の「有吉の壁」SPを観て、ラストあたりの尾形と松尾の言葉とも言えない言葉で言い合う場面が今までに観たことの無い笑いすぎて笑いながら感動した。正直今回のSPは空気が今ひとつ上がりきらないなと感じていたところでのこれだったので、待っていた感も含めてめちゃくちゃ笑ってしまった。その後はTverで「イシナガキクエを探しています」の最終話を観て、色んな考察が飛び交って仕方ないような部分的だけどえちゃくちゃ綺麗な投げ方をしたその内容に改めて興奮した。この番組に対して色々な考察をすることは勿論それはそれで凄く楽しい事だろうけれど、それより前にテレビ番組として目に入ってくるものとして、あまりにも観たことが無い気持ちの悪い映像や理由は分からないけれど不気味な出で立ちなどをただ楽しめる番組だとはここで言っておきたい。濁った池の中を何の音声も無しにそこそこの時間映し続けたりする番組なんて観たこと無いでしょ。歌人の木下龍也的に言うならば、『わりばしでアイスコーヒーかき混ぜて映画になれば省かれるくだり』みたいな感じが強くある。因みに、この歌は最後の句が8文字の字余りになることで、普段の歌なら省かれているであろう余白を明確に感じさせてきているのが本当に上手いと思う。この歌だけではないけれど、木下龍也の短歌を知って短歌の事が好きになったと言っても過言ではない。私の短歌原体験みたいな歌。


5/30
 遂に我慢ができなくなり、ウマ娘のゲームをインストールしてしまった。普通にインストールするとメモリが全く足りないので、その前にスマホの中をとにかくこんまりした。長らく使っていないもの、あった方がいいかもだけど無くてもいいもの、他のゲーム。片付けながら自分のスマホにはこんなにも残しておかなくても良かったものがあったんだなと感じた。勿論その中にはメモリの関係でグヌヌヌヌというものもあったが、こればっかりはもうこんまりを決意してしまったので仕方が無い。30分以上かけてこんまりをした後、遂にウマ娘のアプリをインストール。噂に違わずデータ容量が重いのなんので、こんまりしたスマホの容量を一瞬で食い尽くしてしまった。恐るべし、ウマ娘。
 インストールしてからは、まず何よりシナリオを観たくて観たくて堪らなかった1人であるキングヘイローの育成から。キングヘイローのシナリオはカワカミプリンセスのシナリオでもその姿を見せていたけれど、そこに至ったキングヘイローの姿になるまでを1つずつ丁寧に積み上げた良いシナリオだった。○○の娘としてしか認識されず、それを打破しようと振る舞う最初の方の彼女の姿にはどこか痛々しさもあったけれど、そんな圧倒的な存在+抑圧の象徴としての母親に対する執着から逃れた時の彼女の姿は本当にキングの凜々しさで、とてもカッコ良かった。それと、セイウンスカイをはじめとする他のウマ娘達と競い合い自分の道を見つけた事も最高だったけど、実世界では自分の子供であるカワカミプリンセスからクリティカルな肯定を受けていたのも本当に感動した。自分の親から受けた呪いが、自分の子供によって解けていったあの瞬間は本当に美しかった。こんな最高のシナリオが、レベル1のキャラとして配置されているのが解せない。あと、1番最初にギャグの様に言っていたキングヘイローのかけ声が、最後には一寸の疑いも無い強さのある言葉になっていたのも良かった。物語の作られ方としては定石の作られ方だけど、それを最大限の形で見せる過程がしっかりしていたからこその景色だった。今日から私もあのかけ声に加わります。キーングヘイロー!

キーングヘイロー!


5/31
 昨日キングヘイローのシナリオを遅くまでやってしまったので、朝起きた瞬間からよる寝るまでずっと眠かった。そんな中ではあったけれど、今日は会社を定時で上がり、ダッシュで渋谷へ向かい柴田聡子のライブへ。自分1人だったら多分行っていなかったけれど、友人の勢いに押されるままに行った。そういえば、この友人に初めて会ったのも柴田聡子のライブだった。そう考えると、この友人と柴田聡子のライブに行くという行為はなかなか趣深いものがある。ライブは視覚的な動きこそほとんどないものの、耳がとにかく嬉しかった。アルバムでもその凄さに衝撃を受けた『うつむき』~『白い椅子』の流れは、ライブで更に研ぎ澄まされたものになっていて鳥肌ものだった。『白い椅子』のネオソウルな感じをあそこまで乗りこなしつつ、それでいながら先頭には絶対的に歌があるポップスだというバランスをライブで平然とやってのける凄み。この日歌の巧さを感じる瞬間はいくつもあったけれど、その中でも特筆すべきポイントだった。ライブに始まる前、友人にはO-EAST入るの初めてだわと言ったけれど、日記を書きながらよくよく思い出してみたら1回来たことがあった。パチこいちまった。
 ライブ後は柴田聡子の話はそこそこに、友人の恋愛の話をしながらお酒を飲まなくても良い且つガッツリしていないご飯屋さんを探して渋谷を彷徨い、ご飯を食べて解散した。名前の全く思い出せない渋谷駅の上にある時刻がサークルモニターで刻まれてる大きいビルの上にある飲食店が、軒並み21時30分でクローズにしていてグヌヌとなった。帰りの電車ではドラマを観ようと思ったけれど、ウマ娘をやってしまった。シナリオが面白くなかったとしても、純粋にゲームとしても楽しいなという気持ちに入っている。


6/1
 朝そこそこの時間に起きて、小田原へ。以前セールが故にまとめ買いしていたSCRAPの「小田原謎解き街歩き」をするため。行くまでの電車は2時間強あったのでドラマが沢山消化できる!と思っていたのだけれど、結局ウマ娘ばかりやってしまった。この流れは本当に良くない流れだなと自分でも実感している。小田原に着いてからは友人が来るまでの間に朝ご飯で駅そばを食べた。白いTシャツに白めのアロハシャツを重ねていたので、汁が飛ばない様に細心の注意を払って食べるなどした。友人が来た後、早速謎解きを開始。最初の謎(簡単すぎてもはや謎とは呼べないやつ)の場所が全然見つけられず、そこで10分くらい留まるなどしてしまった。そこから謎に沿って名前の全く思い出せない施設(今週の日記はほぼ全ての日程分を日曜日にまとめて書いたため、こういう部分の記憶は完全に抜け落ちている。とはいえ、調べる気にもならないくらいの建物なのでそのままにしている)に行って、さつま揚げとカレーパンと鰺の唐揚げを食べ歩きするなどした。そのまま上階に上がって謎を解き、足湯には入らず景色の写真を撮った。そこでようやく気がついたのだけど、小田原駅は小田原城まであまりにも距離が近いし、海も近いんですね。初めて知った。その後も謎に従い小田原城へ。謎に無くても一応寄っておきたいなと思っていただけに、ちょっとだけ嬉しい。小田原城は守りの堅い城と言われているけれど、現在の姿からは正直その匂いを感じる事ができなかった。門の上にある石落としは確かに強烈だけど、大軍勢で来られたらひとたまりも無いなと感じた。とはいえ、小田原城の中にある資料館で観た当時の様子の再現模型を見たら、確かにこれは攻めづらいかもなとなった。裏手の山も道が作られているから姿をくらましづらいし、そこからは高めの石垣を登らなければいけないからかなり無防備だし、攻めるにはあまり現実的ではなさそう。とはいえ、正面は正面でそこそこ距離があるので、苦戦はしそうだなと。ただ、高低差がほとんど無いのでそこが弱いのと、川と海に挟まれているので逃走経路を確保しづらいなという感じはあった。実際、最後に豊臣の軍勢に囲まれた図を見たら、その逃げ場の無さに絶望した。

主張が強いタイプの駅だった
店員さんのイチオシ、枝豆
小田原城が見える〜
でも個人的にはその前方にあるH型の道路の方が気持ちいい
拙者、みたいなLAWSON
ここから門を開けようとする敵軍に石を投げつけるらしい。攻撃力が高い。
ここで言われている新旧1000円札っていつのそれなんだろう
高低差はないものの、攻めは難しそう

 小田原城では天守閣まで登り、景色を眺めた。流石に高さがある場所だったので、晴れきっていないとはいえ綺麗な景色だった。途中、前を歩く5,60代の女性3人組と話しながら一緒に景色を楽しむという謎イベントも発生し、楽しかった。私はその後関係が構築される余地がなくその場で終わる年上の人or子供に対してはほとんど人見知りたちなので、今回は適正が合っていた。小田原城を楽しんだ後は再び謎に戻り、海へ。謎は他のものに比べたら明らかに簡単だしボリュームも薄かったけれど、やった後のオシャレな余韻は初めてだった。この終わり方だからこそ、小田原だったんだな。もし今後この謎解きをやる人がいるならば、確実に晴れの日の日中に行くことをオススメします。じゃないとこの"フ~!"という感じは全く味わえないので。その後は浜辺をゆったり散策。中学生?の部活であろう集団がまるで初めて海に来たみたいに全力ではしゃいでいて、とても眩しかった。自分もあんな風に海ではしゃぎたかったな、と昔のことを少し考えた。それを経た上でこそ今の自分がいるので全て否定はしないが、やっぱり部員同士でヘイトを向け合うように仕向けられる様な毎日毎日部活しかしないだけの部活にいた時間というのはある意味で損だったし今なお引きずる嫌さだったなと感じたり。

画面右端が中学生の集団
ざぱ〜ん、シャワカラシャワカラ…
箱根駅伝の時に通っている道

 浜辺を散策した後は、夜ご飯に何を食べようか相談。折角なら小田原で何か食べようかとも思ったけれど、友人が今住んでいる藤沢にラーメン二郎があるよと言い始めたので、あらがえず移動して二郎に。藤沢に向かうまでの電車では、2人とも疲れで爆睡してしまった。今週もまた睡眠時間が足りてない。ラーメン二郎湘南藤沢店は駅から少し離れた場所ではあったものの、18時前なのにお店の中にちゃんと列ができていて二郎だなーとなった。肝心の内容は他の店舗に比べてとてもスッキリとしていて、ラストスパートや食べ終わった後に来る重さみたいなものが一切無かった。それと、野菜がちゃんとマシマシにできる且つキャベツがしっかりめに入ったもので最高だった。あと、キムチの量がちゃんとあってとにかく美味しかった。亀戸二郎や関内二郎とはまた違う美味しさがある。今まで初心者に二郎を勧めるなら小滝橋通り店を選んでいたけれど、もしかしたら味的に1番勧めやすいのはこのお店かもしれない。まあ遠いのでそもそもの勧めずらさはあるけど。そういえば、昨日か一昨日の歌舞伎町の二郎が火事になったというニュース。みんな戦士だなーと思った。

色が良いよね。色がさ。
待合室がある珍しいタイプの二郎だった


6/2
 朝起きてウマ娘をやった後、友人とジムへ。先月ジムに入ることを決めた友人が遂に6月(昨日)から同じジムに入会したので、それならばという事で一緒に行くことに。住んでいる場所が地元に近いとこういう事が簡単にできるからいい。ジムでは足と腕を中心に1時間半くらい鍛えた。本当はベンチプレスとかもやりたかったけれど、それができるくらいの体力が残っていなかったので次回へおあずけ。正直なことをいうと、ジム感を出すためにももうちょっと胸周りを鍛えてからやりたいと考えている。来週も追い込んでいこう。ジムを出た後は1駅歩いて移動してお昼。テーブル席で盛大に水をぶちまけたりラーメンのスープを軽く2回ほどこぼすなど粗相を繰り返してしまった。お昼を食べた後、来週もジムで会う約束をして解散。本当は映画を観に行こうかとも思っていたけれど、これから雨が降るというのでまっすぐ家に帰る。家に着くと猛烈な眠気に襲われたので、1時間ほど仮眠。ベッドに入った瞬間から起きたまでの記憶が全くないので、本当に爆速で寝たのだと思う。その後はゴロゴロしながら相変わらずウマ娘。今日は遂にカワカミプリンセスとスイープトウショウが当たってしまい、ホカホカな気持ちになった。取り敢えずスイープをちゃんと時間が取れるときに真剣にやっていきたいと思う。それにしても嬉しい。カワカミプリンセスのシナリオを、自分の手でやれるということも嬉しい。2回目だったとしても、爆泣きしてしまう自信がある。なんせこっちはキングヘイローのシナリオも経てしまったわけですからね。こういうのはいかにメモリーを重ねたかが鍵ですからねえ。気圧のせいなのか眠さのせいなのか分からないけれど、ずっと頭が痛かったけれど、今週全く書いていなかった日記を頑張って書いて寝た。来週はちゃんと溜まっているInstagramに投稿する感想を書ききろうと思う。眠い。

ボスみたいみたいな鳩を見ると思わず写真を撮ってしまう
遂にカワカミプリンセスを当てました。
字面だけでどんなキャラか分かっていただけることでしょう

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