2024/3/4〜2024/3/10

3/4
 1日過ぎてしまった状態であれだけど、やっぱりこれは書いておかないと自分の感覚としてなんか嫌だなと感じたので書くことにする。昨日は東京マラソンがあった。自分は東京マラソンを目撃するような場所に住んでいるわけではないし、そういう場所にも行かなかったので本当にそれが行われていたのかどうかは定かでは無い。でもそんなシュレディンガーの猫的案件だったとしても東京マラソンの存在は自分の中でとても強い場所にあって、人生で絶対にその存在を忘れることができないようなものだったりする。自分にとって東京マラソンの日は、この日記でもう繰り返し繰り返しその存在について書いている"あの人"に告白した日だった。もう前提をゴタゴタ書くのがダルいので今日からはあの人のことをあの人としか書かないので、以後ご承知願いたい。自分にとってその告白は人生で初めてした告白で、後にも先にもその人を目の前にしてその人に対する恋愛感情的な好意を伝えるということは起こっていない。だからかもしれないけれど、その日のことは10年以上経った今でも鮮明に思い出せる。今年の東京マラソンは3月に入ってからの実施だったけれど、告白をしたその日の東京マラソンは2/26で(こういう日付を完全に覚えてしまっているというのももはや呪いみがある)、昨日よりも寒かったような気がする。けど、そうでもなかったかもしれないと思えてしまうくらいには自分の体温が上がっていたのを覚えている。その日は部活の行事があって、午前中はそれをしていた。あの人とはその部活が一緒で、その行事を他の部員達とも一緒にやっていた。行事が終わりダラダラしていたらいつの間にか他の男子はいなくなっていて、残りがあの人を含めた女子だけになっていた。正確なところは覚えていないけれど、あの人と喋れる時間が嬉しくていつまでもダラダラとしていたのかもしれない。ただ部屋の施錠があったりするので、いつまでもその部屋にいるわけにもいかずあの人を含めた6人くらいの女子と共に部室を出た。そうして皆で一緒に階段を降りている途中、もしかしたら部室にいたときからそうだったかもしれないけれど、いつの間にか皆の話は自分があの人に告白するか否かみたいな空気になっていて、それがあの人に聞かれてしまったらどうしようと物凄く恥ずかしがってやめろやめろと言っていたのを覚えている。そんなことを言いながら階段を降りていた最中、3階と3~2階の中間にある踊り場とのちょうど中間のところで、自分のあまりのじれったさに痺れを切らして『○○(あの人の名前)は君のことが好きなんだよ!』というメモを爆裂にニヤニヤしながら渡してきた。そのメモを見たときの気持ちは99%が嬉しいで、残りの1%が不安だった。自分はそれまで誰かに恋愛的に好かれた経験が無かったし、勘が悪い方だったので自分に向けられる好意に気がつかないし、何より自分に自信なんて無かった。それは多分今も変わっていないし、なんなら今の方が酷くなっているかもしれない。それはまあ一旦置いておくとして、1%の不安が残っていたからその日の告白をしようとはしなかった。だけどそんなメモを渡した女子達は、それはもうよってたかってという感じで、とにかく告白しろ告白しろと口々に言ってきた。そういえば自分があれを言われている時、あの人はどこにいたのだろう。きっと女子の誰かが足止めしていたのだろう。女子達はこのままコイツに言い続けても埒があかないぞと思ったのか、その場に自分と校内にあの人だけを残して走り去っていった。正直残された時の不安は90%くらいの大きさだったけど、それと同時にあの人と2人で話すという緊張感と嬉しさも150%くらいあって、あの時以上に自分の中の感情という感情が自分の身体を突き抜けそうになったことは無い。だけど、そうして1人にされたからこそ絶対に告白するのだという意思も固まった。そんな気持ちで数時間にも思える数分を学校の外で待っていると、あの人がゆっくりと学校から出てきた。あの人はもう今自分がどういう状況に置かれていて、今目の前にいる私(その時の主語は俺だった)が何を言おうとしているのかを完全に察しているようで、会話も少なければ、顔すらろくに見合えないような状況になってしまった。そんな状態で止まっているわけにも行かず、2人で駅の方へ歩き出した。その時の並び方は、完全に横では無く自分が左側の少し後ろを歩いていた。駅までの道を半分くらいまで来たところで、先ほど自分とあの人を置いていった女子達が隠れているのを見つけ、あの人は少し走り出してしまった。その姿を見てようやくこれはマズいと思って、自分も走り出した。そうしてあの人がもう駅に入りそうというギリギリくらいのところで、『○○のことが...好きなんだぁ...!』みたいな裏返って気の抜けたような声で半分叫ぶように告白した。あの人はその言葉を聞きながらも、恥ずかしさから他の女子達と共に駅の入り口の階段を1段飛ばしで駆け下りていった。あの人の姿が見えなくなったところで、ようやく周りに対しての視界が鮮明になり、東京マラソンの景色が目に入った。その時走っていた人の中には大きな十字架を背負った人がいて、それが告白の記憶と共に脳裏に焼き付いている。そんな思い出があるので、自分にとって東京マラソンという日はどうしても特別で、どうしたって気にしてしまう日なのだ。思い出に浸っているのか、それとも過去のもうやり直すことができない傷跡を眺めているのか分からないけれど、こんなに聖域の様に1つの思い出を大切にしてそれに縛られて生き続けている自分が情けないし、このもはや呪いとなってしまった感情から早く解放されたいけれど、でもこの感情が愛おしいとも思ってしまっている。不自由だけど、不自由になりきれない。これを書いていたら家に帰ってきてからの時間があっという間に過ぎてしまったので、これ以降は次の日に書いた。あと話の本筋からはズレるけれど、そろそろ誰かとこういう呪いの話を共有し合えないまま共有し合う場を開催したい。それが良い方向か悪い方向かに転ぶかは分からないけれど、結構割と本気で。参加者募集中です。
 夜は自分にとっては多分これが最後になるであろうこまばアゴラ劇場での劇場ツアー。内容は普段観れない劇場の中を巡るツアーでありながら、"こまばアゴラ劇場"という場所を使った演劇になっていて、この場所で行われる演劇とはいったい何だったのかという問いの様でもあった。こまばアゴラ劇場には自分の生きてきた人生よりも長い歴史があって、その記憶を建物が辿るように紡ぎながら、そこで生きた人達の記憶や言葉をリレーしていっているような感覚になった。着いたときは『最後』という事実に大きな寂しさを覚えていたけれど、劇場ツアーが終わったときにはその寂しさは消え、自分がこまばアゴラ劇場という場所から受け取ったものはどう紡がれていくのか。ということに変わっていった。多分それの一欠片がこの日記で、一欠片がInstagramに書いた感想で、残りがこれからの人生で不意に出てくる記憶や言葉なんだと思う。寂しさが無いかと言えば勿論大嘘なのだけど、寂しさよりも大きなものを持って帰れた一日になった。ツアーのあとはいつもこまばアゴラ劇場に来ていたときと同じように渋谷までの道を歩いて帰り、道中でおにぎりと寿司を食べて帰った。胸はいっぱいでも、お腹は全然いっぱいにならなかった。


3/5
 やたらと寝覚めが良い。それは多分ここ1週間くらい飲み続けてきたヤクルトの効果が出始めてきたからというのと、昨日書かずにはいられなかったある種の排泄物にも似たようなものを吐き出せたからだと思う。正直まだまだ自分の中に沈殿しているものは沢山あるし、昨日書いたやつだってほんの一瞬の安息みたいにしかなりはしないけれども、そうだとしてもどこにも出さず自分だけで抱えておくにはそろそろ重くなりすぎているのでこうやって定期的に吐き出していかねばならなそうだ。そして、昨日も書いた自分の呪いを共有する会。これは本当に実現できたらいいなと1日経っても強く感じている。やっぱり話すことで何かしらの作用はあるはずなので。と理想はあるものの、呪いは呪いでありながら聖域でもあるから外に出していない人がほとんどなので、メンバーを募るのはとても大変そう。
 ちょっと前からNetflixで観ていた「リズム+フロー イタリア編」を観終わった。前回S2まで配信されていたフランス編が正直スケールも内容もアメリカ編に比べてスケールダウンしすぎていたので期待こそしていなかったけれど、今回のイタリア編には強烈な縦軸があったからそれが良い作用をしていたか悪い作用をしていたかは置いておいて番組としては面白かった。相変わらずラストの派手さはアメリカ編のトロイマンにも及ばないけれど、番組の過程は凄く良かったので及第点では合ったと思う。だけどまあそろそろアメリカくらいの応募者の母数とラストに向かっての派手さが欲しいのが正直なところ。あと、これがもし日本でやるとなった場合、3人の審査員が誰になるのかは凄く考えてしまっている。自分の予想はYZEER、Awitch、PUNPEEの3人だと思ってる。もしベテラン枠があるならPUNPEEじゃなくてKREVA。多分日本じゃまだまだやらないだろうけれど、2024年現在はこちらでフィックスをお願いします。


3/6
 今日は本当にこれといって書くことが無い。夜ご飯に妹が豆板醤と間違えて買ってきたトウチジャンを使った麻婆豆腐になれなかった麻婆豆腐を作った事くらいしか書くことが無い。トウチジャンはマイナーすぎて自分もその存在を全く知らなかったし、有能なポメラ君も"統治じゃん"とか言い始めてた。材料を見ればどんな調味料なのか分かるかなと思って見てみたら、『醤油、トウチ、砂糖...』と続いていてだからそれは何なんだよとなった。取り敢えず買ってしまったものは使うしかないので取り敢えず使ったら、中華でよくは食べないけど何皿か出てきたときには必ずある味の要素みたいなやつが顔を出した。ずっと謎の味だったお前がトウチジャンだったのか。味の存在は思い出せたけど、こいつがどの料理に入っていたかは全く思い出せないのでこれからはそれを探す味覚の旅に出ると思う。今日麻婆豆腐を食べた感じ、もっとこのトウチジャンに合った料理があるであろうことは何となく分かった。ベストな料理を見つけて、この使うのに困る1瓶を使い切りたい。思ったより書けたな。あ、あと、妹が風邪をひいて死んでるので自分にも移って2人で死ぬことにならないように気をつけたい。今日の日記は終了!


3/7
 この前に続いて、またもやお弁当を家に忘れてきてしまった。もうショック過ぎる。本当にショック。サカナクションと同じくらい"ショック"を連発しちゃうくらいショック。あの時あんなにもう忘れないように生きていこうと心に誓ったのに。私という人間はすぐこうも忘れてしまう。情けない。駅に着く手前くらいのところで妹から電話があったとき、今日は会社に行くのをやめようかどうか本当に迷った。だけどそんな勇気も無いので、当たり前のように会社へは行った。そんなわけで昼を忘れたので、今日は外食。会社のそこそこ近くにあってまだ行ったことが無かったラーメン屋に行ったけれど、正直微妙でガッカリだった。このクウォリティがお弁当だったら全然満足だけど、外食となるとちょっととなってしまう。正直値段の話でしか無いのだけど、外食なら外食なりの美味しさをより欲する身体に生まれ変わったかもしれん。因みに明日は外回りなので、そもそもお昼は外食になりそう。取り敢えず行く街のめぼしい店、とか言いつつ元々行きたいマークを付けていたお店のどこに行こうか吟味している。ニンニクは入れずに二郎しちゃうか?でもあそこは特に並んでそうだし悩みどころだな。あ、街がバレちゃう。
 仕事後は散髪に行った。先週上司に結構なトーンで寝癖を注意されたので、それの改善のため。元来服や髪型といった自分の見た目の部分にどうしても意識のリソースを割けないため、気がつけないと当たり前のように寝癖がついてしまう。それに加えて自分はとにかく癖っ毛なので、それも合わさって寝癖にとってはとても良い生育環境だ。そんなわけでの散髪。とはいえ元々1ヶ月に1度くらい切らないとどうしてもブロッコリーみたいになってしまって単純にウザいので、あんまり上司どうこうでは無かったりする。自分がそんな感じで自分の見た目に執着を持っていないのは社会的にあまり良くないことだとは分かりつつも、自分の外見が他人の目からどう見えているか過度に気にする事が無いという面においてはとても良い意識だからとあまり変わる気が無いのが多分本音。家に帰ってからは、土曜日の大マーダーミステリー会のためにギターの弦を張り替えた。マーダーミステリーとギターの弦の張り替えなんて絶対関係しないだろとか思われるかもしれないけれど、関係あるんで酢これが。何なら日記にあんまり書いてこなかったけれど、ここ最近は毎日ギターばかり練習してる。正直なところ、だから引っ越していこうあまり何も出来ていないすらあると思う。それも今週で終わりかと思うと要約かという感じ。正直テレビの録画もほぼ全ての番組で3週分くらい溜まってしまっているので恐ろしい。そこから脱するために今日観た「光る君へ」の6話は、「サクセッション」的なナチュラルな登場人物達のクソさと少女漫画的な熱い展開が絡み合ってうねるような凄い詰め込まれ方をしていた。まだ6話の段階でこの面白さというのが意味分からないし凄すぎる。これはさっさと世界に向けて配信した方が絶対に良いのに、NHKだからどうせ無理なんだろうなと思ったり。どうでも良いけど、ファッサマ(ファーストサマーウイカの私流の略)の清少納言がずっと最高。もう途中の5話くらいファッサマが主人公でも全然良い。元々好きなタレントではあったけれど、「炎上する君」を観てからかなり急激にファッサマのことが好きになっている気がする。「炎上する君」みたいな作品に出演する人が正しくバカ売れしていく世の中であって欲しい。


3/8
 昨日あんなに昼を探していたのにもかかわらず、いざその時間にその街に行ったら人がわんさかいて目星を付けていた全てのお店に入れず、結局何の候補にも無かった諦め選択の北インド系のカレーを食べるなどした。まあカレーだね、ってくらいの美味しさで、並んででも別のお店に行くべきだったかと後悔した。あと、やっぱり昼時の二郎の並びはとんでもないということを実感した+本店の回転率凄いなと改めて感じた。転職して以降遠くなってしまったので本店には行っていないしこれからも多分行く機会なんてほとんど無いだろうけど、いつかの未来にはまた絶対に行きたい。そして、それができるまではそういうものが食べられる身体でありたい。
 家に帰ってからは4週分溜まっていた「水曜日のダウンタウン」を2週分消化し、ギターの練習。明日の本番に備えて最後の練習という感じだけど、まだ歌詞が完全に覚えられていないので若干ヤバめ。だけど今日はなんだかやる気が出ないので途中で練習をやめてしまった。さあ、これは明日に向けていよいよヒリヒリし始めてきたぞ。あと、もうギターとかの用事を早く終わらせて、今日からリリースされた「ユニコーンオーバーロード」を早く触りたい。「十三騎兵防衛圏」にハマった人間なので、どんなゲームなのか楽しみで楽しみで仕方が無いのだ。日曜日には触れるだろうか。楽しみ。
 今日は国際女性デーだ。にも関わらず、この国では共同親権が閣議決定された。国際女性デー=女性をただ応援することと履き違えているこの国のトップに制度や構造の話をしろよと言ったところで、その素晴らしい聞く力によって全てねじ曲げられてしまうのだから腹が立つ。少なくとも、この日にこんな家父長制ゴリゴリで有害さ丸出しの法案を通して来ていることに明確な悪意を感じる。ほんと、1秒でも早くあの集団が国の決定権を持つことを止めて欲しい。

3/9
 去年くらいから計画して動いていた総勢30人でやる大マーダーミステリー会。学生の時振りにギターを家から外に出すという行為をしたのだけど、思ったより自分の後ろに大きなものがある感が強かった。私は学生時代こんなものを毎日持ち運びしていたのか。会場に行く前にキッチンDIVEで1kg弁当を買う。その時はタイミングのせいか弁当が4つしか無くて、友人の分も含めてその4つを買うなどした。その時は何だか沢山食べられるような気がしていたので、お惣菜系も3パックほど買った。勿論その中には大好きなソーセージがありました。弁当を買ったら会場のコロコロ堂へ。ここの2階が貸し切れるメニューがあったのは知っていたけれど、それにしても本当に貸切できるとは思わなかった。だっていつも1席とかしか使えていないからね。そうして貸切にしたからこその、机や諸々の設備を大々的に移動させて模様替え。普段絶対できないことだからこそ何かテンションが上がった。会場の準備や飯を食べていたりしたら徐々にメンバーが集まり始めて、いよいよ本当に始めるぞという空気に。30人も人が集まるともうそこかしこで色んな人が話しているという状況ができているわけで、そういえば学校という環境の時はこういう集団で動いていたんだよな、先生って大変だなという気持ちになった。ただまあそこは1個の目的を持って集まった大人達ではあるので、学校よりも全然統制が取れていて話が早かった。今回GMをやる友人が緊張しながらルール説明等をした後、ゲームスタート。正直自分のキャラは何をしたらいいのか全く分からないような立ち位置ではあったので、取り敢えずゲームの流れに身を任せることに。途中で自分の歌を歌うという特殊能力を発動する機会が来てここ最近練習していたギターを披露することになったのだけど、(冷静に考えていれば分かったことだけど)マダミス中に人の演奏とか聴いてる暇無いよなという感じで、ほぼほぼ聴衆がいなくて辛かった。路上ライブとかしている人達はみんなこんな気持ちでやっているのか、という気持ちになった。今回のマダミス会では2曲歌ったのだけど、(ターンのそれもあるかもだけど)BMTHよりも折坂悠太の曲の方ウケが良かった。誰にも聴かれないという状況がつらいからこそ、誰しもが見知った日本語の曲を我が物顔でやるということが常態化するのだなという事も分かった。自分には恥ずかしくてそれはできなかったけれど、そうする事を選択する気持ちは分かった。因みにこの日は3曲用意していっていたけれど、3曲目はマダミスの本筋をちゃんとやったら時間が足りなくて披露できなかった。まあ、3曲目は完全に一部のコミュニティに向けたおふざけだったのでやらなくて吉だったのだろうけど。マダミス会は最後どんどん盛り上がっていき、名前も知らない人がそこそこいる中ではあったけれど、かなり楽しくできた。何人かがしていたコスプレも楽しくて良かった。友人の1人がサウナハットと灰色のマスクで騎士の鎧を造り上げていたのはめちゃくちゃ感動した。最低限のコストで最大限のパフォーマンスのそれを見た気がする。全体的には本当に満足のマダミス会だったけど、今回の会には超絶久しぶりに会う小学校の同級生がいて、自分が誘ったにも関わらずマダミスの立ち位置だったり運営関係のそれ等が全て合わさったせいで全然話にいけなくて本当に申し訳なかった。頭の時点でそんなに話せていなかったからマズいなとは思っていたけれど、結局そのまま最後まで進んでいってしまい本当にごめんなさいという気持ちだった。マダミス後は会場の原状復帰をして、各自ボドゲ。人数が多かったので取り敢えず「ito」をプレイ。『小学生が好きな言葉』というお題で"うんこ"と"ちんこ"のどちらの方が人気なのかというギリギリの数字の差を当てたときの盛り上がりようはとんでもなかった。その後は友人が持ってきていたスキー場ホテルを良い感じに経営するというゲームで、泊めたお客さんは少なかったけれど評判を稼いだり従業員の質を上げることに専念していたら最終的に1位だった。初めてやるゲームで1位になれるのは嬉しい。23時近くまでしっかりボードゲームをして、解散。こういう会をまたやりたいねということで、友人は帰りがけに新しいキットを購入していた。またすぐこの会が行われるかもしれないから、会場探しだけはちゃんとしていく。

完全勝利


3/10
 1日なんの予定も無かったので、昼近くまで寝た後溜まりに溜まった録画番組を消化。「葬送のフリーレン」の戦闘がコミックスの時よりもかなり解像度高めに描かれていて、アニメ化ってこういうことだよなって感じた。その後観た「宇宙よりも遠い場所」も2回目なのにめちゃくちゃ面白くてボロボロに泣いてしまった。あんなに素敵な"ざまあみろ"は絶対に聞くことはできないと思う。4時間くらい録画した番組を観てかなり疲れたので、買い物へ。先週先々週とあまり買い物をしていなかったので、かなりの買い物量になった。引っ越す前は駅前にスーパーがあったが故に妹が買い物になかなか行けず平日に自分が買うという生活をしていたけれど、引っ越してから家とスーパーの距離がかなり近くなり妹が買い物に行けるようになったので主に妹が自分の食べたいものを週末にまとめて買うということに変わったのでなかなか自分の感覚で買い物をしたり献立を考えたりという事が難しくなった。なので、こういう一緒に買い物に行くときは我を出してしまい沢山買い込んでしまうのかもしれない。まあ基本料理を作っているのは私なので調味料を揃えたりとかは多分良いのだけど。そうそう、今日ようやく豆板醤とコチュジャンを揃えて本当の麻婆豆腐を作れるようになった。取り敢えず今週中に1回は作ると思う。
 今日観ていた録画の中に前日放送された「R-1グランプリ」があったのだけど、街裏ぴんくが「虚史平成」の初期の名作である『モーニング娘のデビュー』で優勝したのがなんとも熱かった。ネタ時間が4分になっているので勿論カットされている部分はあったものの(自分が大好きな各メンバーの呼び方のところは無かった)、やっぱりディティールの細かさはそのままにより熱が高まっていたから知っているのに笑ってしまった。街裏ぴんくがR-1を優勝するなんてそれ自体が虚構と現実のあわいが溶け合うみたいな話だけど、それが虚構でも虚構と現実のあわいでもなく現実だという事実が何よりも嬉しい。これから街裏ぴんくが少しずつ売れていくであろう未来を考えると本当に嬉しくて仕方ない。そんな街裏ぴんくの優勝で全体としては満足だった大会だったけど、1点吉住の1本目には笑えないどころか嫌悪感さえ覚えてしまった。デモに対して訝しげな目を向ける家族の方にも視点が当たっていた瞬間もあったけれど、それにしたって全体的に"デモに行く人"に対しての嘲笑が強すぎてキツ過ぎた。元々単独公演とかを観ていた時からそういう受け入れられない嘲笑のネタとかはあったけど、それが賞レースという場所で表面化して評価されてしまってしまう現在地が辛かった。この国はまだデモに行くことを笑いにできるほど意識の醸成が出来ていないので、正直そんな状態でこれをされると後退でしかない。こんな空気が当たり前に蔓延してしまっているからこその政治の現状だと思うので、これから自分が吉住という芸人を見る目が冷たくなってしまったのは確か。そして、この思いに対して"お笑いを分かっていない"みたいな言われ方をするのであれば、そんなお笑いなんて一生分からなくて良いとさえ思っている。弱者に向ける嘲笑を受容してまで笑いたくなんて無い。


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