2024/5/6〜2024/5/12

5/6
 昨日のジムの効果が早速表れ、足周りの筋肉痛がえげつない1日だった。朝はまだ良かったけれど昼過ぎから痛みが本格化してきて、夜にはもうそう簡単には動けないくらいになってしまったのが本当に恐ろしい。とはいえ、ジムに行くという習慣を作るためにはジムに行くという行為をしっかり重ねなければいけないので、足が筋肉痛ではあるけれど今日もしっかりジムに行った。足は筋肉痛でもうどうしようもなかったので、今日は腹筋と腕周りを中心に。トレーニングをしながらじぶんでも引いてしまうくらい上腕二頭筋周りの力が無くなっていた事に気がついて悲しくなった。まだ1人だからやらないけれど、今の自分はバーベルを何kgまで上げられるのだろう。オードリーの若林が上げた60kgまで上げることはできるのだろうか。友人が本格的にジムに入って予定が合ったら1回やってみよう。と、そんな感じで30分ちょっとトレーニングをしてジムを出た。これくらいのルーズさでジムに行くことが習慣化できれば本当に良い。
 時系列がぐちゃぐちゃになってしまっているけれど、ジムの前に新しい眼鏡を作りに行った。今使っている眼鏡は使い始めてからもう何年も経っていて真っ直ぐかけることができない歪みが生まれてしまっていたので、今年の初めから新調することをある種目標にしていた。新調した眼鏡の形は今までのものと異なり、フレームが細くてレンズの大きなものに。意識としては、ヤーレンズの出井さん風。ヤーレンズの出井さんといえば、少し前に話題になったWEBの記事。ハイツ友の会が解散した件について"男性が持つ加害性"についてキチンと認識した上で男性から見た事象と女性から見た事象の非対称性についてちゃんと触れていて、表に出て仕事をする者の認識として本当に素晴らしいなと感じているし、それを知ってしまったので更に好きになった。ヤーレンズがラジオでするようなどうでもいいカルチャーの話とかも、本当に堪らない。

 家に帰ってからは豚肉を酢醤油煮にしたものと、もやしを中華風に炒めたものを作って食べた。このGWで炭水化物をほとんど食べていなかったので(糖質を抜いたとかではなく単にもやしを1kgとか千切りキャベツを500gとか買ってしまったのでそれを消費するため)、明日からようやく大量の米が食べられるかと思うと今から涎が止まらない。ということを、炊飯の予約をしながら考えた。食事後は録画していた番組を観たり、日記を書いたりした。先週分は14,000字を超えるという生活の重心が日記でしかないようなものを書いてしまったので、今週はそうならないように気をつける。取り敢えず、まずはInstagramに書くものをやるぞ!


5/7
 先月から全然テレビを観れていなかったせいで山ほど録画が溜まっていて、このGWも全然消化ができず溜まっていく一方だったので何とかしないといけないと思い、取り敢えずできる対策として何本かのアニメを録画ではなくスマホの配信で観るように変えた。とはいっても週に1時間程度のものでしかないので、どこまで効果があるのかは甚だ疑問ではあるけれど。ただまあこういうのは録画を観ていくことを組み込んで走り出すまでが大変なので、今日からやり始めたこの行動は絶対に間違っていないはず。てなわけで、まずは「光る君へ」から。確認したら8秋分も溜まっていて、ほへーという感じになった。そんな中でも『政は家だ。家の存続だ』という台詞にこめられた現代の世にも蔓延っている家父長制の有害さを物語った台詞は、大河ドラマだからこそ今に伝えられる重さと"今なら変えられる"という気概を感じることができた。「虎に翼」もそうだけど、NHKでちゃんとフェミニズムなドラマをしてくれることが本当に嬉しい。こういうドラマに"現実性の無い男性を下げるだけのドラマ"とか言っている人が近くにいたなら、そういう人達とは今後一切の関わりを持たなくて構わないとすら思える。そんなヤフコメとかTwitterのクソリプみたいなことしか言えない人の言葉に価値なんて無いですからね。はい、何か見たからこうなってます。Twitterなんて見るべきじゃ無かった。そろそろアンインストールする頃合いかもな。あと今日観た「光る君へ」のお陰で、『阿る(おもねる)』という言葉を知った。"機嫌を取ってその人の気に入るようにする。へらへらする。"という意味らしい。どうせ言っても通じないだろうから、直接言う悪口とかで使っていこうと思う。さっきの排他的な感じを引きずってしまっていて凄く良くない。


5/8
 傘を持たずに家を出たら、昼くらいから猛烈に雨が降ってきてもう終わりだった。何故かは分からないけれど、最近ほとんど今日や明日の天気を見なくなった気がする。単に忘れているだけの時が多いけれど、調べるのが面倒で調べない時もあったりする。故に、最近コンビニで傘を何本も買ってしまい、その度に無駄な出費だなと実感している。あとそれに伴って、自宅のそんなに大きくない傘立てがもうパンパンになってしまっているので、置き場をどうしようか本気で悩み始めている。2人暮らしで7本も傘は要らんのよ。取り敢えず、明日雨が降らなくても1本会社に持って行って置いておこうと考えた。
 仕事を終えた後、急いで六本木へ。駅へ向かう途中前に新入社員が2人歩いているのが見えたけれど、退勤後に違うフロアでほとんど喋ったことの無い雨でビショビショのそこそこ体格大きめの息切れした男性から話しかけられるのも嫌だろうなと思ったので、大外から回って改札をくぐった。これは個人的な予想だけど、多分バレてない。そんなこと言っているからいつまで経っても仲良くなれる人が少ないんだよ、と自分の超自我に攻められた。六本木にはEXシアターでのworld's end girlfriendのライブへ。実はEXシアターに来るのは初めてで、その大きさがどれくらいのものなのか全く知らなかったけれど、入ってみたら思ったよりも広くて驚いた。ライブが始まるとすぐに会場内が轟音に包まれ、それが2時間強続いた。けれどその2時間強は今までの人生の中で体感したことの無い稀有な時間と空間で、誰かの現実から生み出されたフィクションが別の誰かの現実を変えてしまう力を手渡すような感覚があった。ライブ後、会場を出るときに一輪のバラを渡された。キンキンと酷い耳鳴りを抱えたままではあったけれど、バラの淡い香りはしっかり感じられて、ライブ中にも感じていた"生"の力の余韻みたいなものを強く感じた。バラを持ったまま帰りにそんなに美味しくないラーメン屋で夕飯を食べて帰宅した。

SEE YOU AGAIN
薔薇。未だに漢字で書けない。


5/9
 朝とお昼の時間を使って、昨日のworld's end girlfriendのライブの感想を書いた。自分の出したい言葉を書いていったらかなりポエム的になってしまったけれど、そう書かないと残せない自分の感情もあるという事を自分はもう知っているので、後々自分が振り返る意味のある感想を形にして残せたなという達成感がとてもあった。文章の中で、自分が抵抗と祝福だと感じている「魔法つかいプリキュア」と「王様戦隊キングオージャー」の1節をそれぞれ1つずつ入れるなどもしてみた。真正面から希望や未来を描ける作品というものはそう多くはないが、それをできる場所がニチアサで、その場所じゃ無くてもできたのがworld's end girlfriendだった。自分には、それだけでもう大きく満たされるものがあった。本当に素晴らしい一夜だった。

 家に帰ってから「怪獣8号」を1~5話まで一気に観た。漫画の1巻を読んだときはポストフェミニズム的な世界観で弱者男性を描いた物語そうだからあんまり好きじゃ無さそうだなと思っていたけれど、アニメを観てみたら漫画の時に感じていたその部分が残ってはいれど面白さで殴り倒してくるみたいな作品に大変貌していてめちゃくちゃ驚いた。これは漫画を読んでいるときに自分がちゃんと読めていなかった部分でもあるのだけど、主人公のカフカが今まで自分のやってきた経験が無駄ではないと語るシーンがちゃんとあって、それは本当に良かったと思う。単に弱者男性論に絡め取られていたら、自分の辿ってきた道や持った力を全否定して被害者ムーブをするに至ってしまうと思うので。そう考えると、この漫画はジャンプ作品だったからこそそういう仕草にはならなかったのかなとも思ったり。


5/10
 今週はかなり忙しく、日記を書く時間すらあまり取れない。そんな中ではあるけれどU-NEXTで観ていたアニメ「ウマ娘 プリティダービー」のS1とEXTRAは観終えたり、「光る君へ」を2週分観進めるなどはした。「ウマ娘 プリティダービー」のS1は、トレーナーが急に知らないウマ娘の足をベタベタと触る描写が本当にキモすぎるし最悪で最初はどうなることかと思ったけれど、思ったよりもしっかり最後まで観ることができた。食らってしまったカワカミプリンセスの親であるキングヘイローはほとんど出てこなかったので寂しさはあるけれど、新しいウマ娘に出会うという意味では良かったのかもしれない。そういえば、スイープトウショウもまだ出てこなかったな。まあ、出てきたとしても本筋には全く関係しないのだろうけど。「光る君へ」の14話と15話は、藤原兼家の死に様を真上から捉えた一枚画の美しさがとてつもなかったのと。ファッサマと玉置玲央の最高さにやられた。ファッサマが喋るときはどうしたって若干のファニーさみたいなものが付き纏っているように感じられるけれど、そのファニーさの中で凄く背骨の通った真っ当さがあってそれが本当に最高だし好きだ。「炎上する君」におけるファッサマもそうであったように、フェミニズムを恐れる大衆とフェミニズムを繋ぐ架け橋のような存在になれるのは彼女のような存在なのかもしれない。BiSというとんでもグループから出ているということも勿論ずっと知っているので、ここまでの存在になっているのが本当に感慨深い。あと、ファッサマがやる役の真っ当さは、歌手界におけるきゃりーぱみゅぱみゅと同義だと勝手に思っている。


5/11
 朝起きたら家を出るリミットの20分前で焦る。焦りながらも、風呂に入り洗濯物を干すという作業を完璧にこなして外へ。道中めちゃくちゃ走りながらも新宿へ行き、6回目の鼻毛脱毛。もう随分太い鼻毛は無くなり、以前のように鼻毛がピロっと出てしまうようなことは無くなったので実感としてはかなり満足している。脱毛は5分もかからず爆速で終わり、次の予定までにも時間があったのでそのまま新宿シネマカリテで楽しみにしていた映画「水深ゼロメートルから」を。キャストは商業演劇になった際と同じ方も多かったけれど、ちゃんと映画になった意味のある見せ方みたいなものが形になっていて素晴らしかった。特にプールと野球部のいるグラウンドを区切るフェンスを繰り返し繰り返し見せたのは凄く効果的だったと思う。
 映画の後はお昼を軽く食べ、大手町へ。友人と集まって6月に行うマーダーミステリー会の準備。準備するものが多過ぎて、軽く仕事の域だった。この友人とはボードゲームを通して仲良くなったので"今"以外の部分をほとんど知らなかったけれど、2人で準備を進める中で色々話ができて良かった。作業が仕事過ぎたので途中休憩して雑談をしていたら、ゆうに1時間くらい経っていて驚いた。友人はこの会の前に美容院へ行っていたらしく、めちゃくちゃ縦ロールを巻いていた。めちゃくちゃ縦ロールを巻いていたけれど、数ヶ月で元の真っ直ぐな髪に戻るらしいことを教えて貰った。自分が癖っ毛タイプなので、直毛タイプの人の話は聞く度にほへーとなる。途中作業を中断してお喋りに興じていたせいもあるが、この日やろうとしていた作業が終わったら20時前くらいになっていた。時間もそこそこ遅かったので夕飯を食べて帰ることにし、街をぶらつく。とはいえ休日の大手町なんぞに夕飯を食べられる場所なんぞあるわけもないので、大手町からだと思ったより近くにあることで有名な神田に向かうことに。向かいながらビリヤニとかそっち系が良いですねという話になり、そっち系のお店を探すことに。自分が元々狙っていたビリヤニのお店は既に営業時間が終了しており、グヌヌとなった。そこからビリヤニを1度忘れ神田駅の方まで歩くことに。道中、松屋が新メニューをひっそりと試す場所こと神田西口店の横を通った。私はここで初めてのシュクメルリ定食を食べたのだ。そこから神田の商店街の中を進んでいったもののあまりめぼしいものが無かったので、神田でお店に入るか別の街まで行くかをダイスで決めることに。友人もボードゲームやTRPGをする人だから、一瞬でそうしましょうとノッて来てくれたのが地味に嬉しかった。結局、ダイスの目に従い歩いたら神田からほど近いで有名な神保町に向かうことに。神保町に向かいながら友人の出身が東京で無いことを知ったりした。ボードゲームで出会った人達とはもう何年も遊んでいるのに、知らないことしか無くて毎回新鮮に驚ける。神保町と小川町の間くらいにあるネパール料理の「グレビー」に入り、友人はビリヤニを、自分はダルバートを食べた。このお店は噛んだカレーグランプリで優勝したことを知ってからずっと行ってみたかったので、念願叶ってようやくという感じ。いざ表れたダルバートは想像以上の種類の多さにめちゃくちゃ興奮した。それぞれの名前が分からないから本当にあれなのだけど、きゅうりとスパイスを合わせたような料理が特にめちゃくちゃ美味しかった。きゅうりの知らなかった可能性を見せつけられた気分でとても嬉しい。これは家でもこの味を思い出しながら試しちゃうんだろうな。夕飯を食べ終わった後も友人と旅行や各地にある美術館、それに最近観に行った展覧会などの話をして盛り上がった。因みに、その友人は自分の数少ない美術館とかの情報を教えてくれる友人なので、とにかくどこでどう情報収集してるとかの情報共有をたっぷりして貰えたのがありがたかった。そういえばだけど、今日の友人と会うのは普段ボードゲームの場だったので、この日記を書いている自分に近い感覚の自分としてこの人に会うのは今日が初めてだったかもしれない。これを機にと言ってしまったらあれだけど、ちゃんと自分を偽らずに出して、ボードゲーム会の場でここに愚痴のように書いているようなことをちゃんとその場で解決できるようにしていきたい。因みにその友人とは来月末のマダミス会までの間で、2週に1回会うという怒濤のスケジュールが組まれています。嬉しいね~。

グレビーのダルバート


5/12
 目覚ましで起きれなかったので結果ジムに行こうと思っていた予定をキャンセル。なので、結局1日中家から出ずに録画してあった番組を消化することに徹していた。まずは今週観まくっていた「光る君へ」。玉置玲央さんが相変わらず本当に最高で、「大奥」を経てからの彼の姿を観て好きになれない人などいるのだろうかと本気で思ってしまう。それと、「問題のあるレストラン」で要らぬ義務教育課程を捨てた高畑充希が、またもそこの場所で浴びせられるような言葉を自分に落とし込まずに相対していることに視線を向けてしまう。8週分も貯まっていたけれど、面白すぎて一気に観れてしまった。本当に最高のドラマだなと感じている。その後は「ワンだふるプリキュア」の最新回を。プリキュアでもそのすぐ横にいるわけでもないキャラクターであるメエメエを1回分フルで掘り下げた回で、こういう部分にこそ作品の豊かさが出るよなと感じた。今年のプリキュアは久し振りにめちゃくちゃ面白い作品なので、ぜひもっと多くの人に観て貰いたい。
 その後は久し振りのカレーを作ってから、食べながら「虎に翼」の4週目を観た。ここまでの3週でもう最高のフェミニズムドラマだということは身に沁みているけれど、それでもこの4週目で家父長制の中で男性が身につけてきた有害な男らしさが本来の自分を上塗りして作り上げた虚像を剥がして、男性も生きやすい場所を作るのがフェミニズムなのだということを超絶端的に分かりやすく描いていて本当に最高だった。ほんと、全ての人にこのドラマを観て欲しいなと思う次第だ。「虎に翼」はまだ2週分貯めてしまっているので、なるべく来週中には本筋に追いつきたいなとか思ったり。ただ来週は泊まりを伴う仕事の予定が多いので、家で落ち着いて録画を観る時間はなかなか取れなそうだよなとも思ったり。でもその分「ウマ娘 プリティダービー」のS2とかを観進めようと思っています。

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