なにが要点?

私は、文章が長い。元々自分の感情的な部分が増えたり、補足が増えたりで長くなるのである。ちょっと小説ライクに長くなることもある。現在、製品開発に関わっており、技術系の報告書も書くため、全てを伝えるように長くもなってしまう。

うん、もう長い。結論で言えば、日常会話を短くしたいのである。

でも、難しいのは、短くする度合いの調節である。主観で言えば、個人的に製品の着眼点が人と違う。実用性にウェイトが置かれているし、プラスになるはずのデザインが私にとってはマイナスである。つまり、どこを魅力として伝えたらいいのかわからない。
話題によっては、伝える情報の深度も変えなければいけない。問題の原因は、この年になってくると、個々人が知っている情報の深度が大きくなってくることである。加えて、情報入手がパーソナライズされる現代では、高深度の情報に高頻度に触れることで、一般的な深度が分からなくなりやすい。そのため、そもそも自分のご認識によって、高深度で情報を伝えてしまう。もちろん伝わらない。
相手によって、伝え方も変えなければいけない。数値がいいのか、感情的がいいのか。ストーリーテラー的に伝えたほうがいいのか、要約してショートで話したほうがいいのか。補足も増やした方がいいのか、とりあえず要点だけ伝えたらいいのか。氷山で例えよう。体積・質量がいいのか、大きいだけでいいのか。氷山の誕生に自然の力を感じさせたほうがいいのか、氷山の誕生の経緯を説明すればいいのか。氷山の海中部分も補ったほうがいいのか、海上部分だけを伝えたほうがいいのか。

要点を伝えるって難しい。

ついでに、テキストって難しい。リアルのトークってすごい。テキストにすると、読者が要点を求めるか、詳細を求めるかわからない。その話題に詳しいのか、あまり興味ないのか、分からない。ターゲットが絞れないのである。
トークの何がすごいって、まず相手が目の前にいるから、ターゲットが絞れる。加えて、即時F.B.があるわけで、方向修正ができる。リアルでトークするときは、言葉に付加情報が載る。まずは、抑揚や感情などである。どこが話の盛り上がりどころなのか、いらないところなのか、内容の取捨選択ができるのである。ついでに、ジェスチャー、視覚的な情報である。どこで話の区切りがあるのかも伝えられるし、話の場面転換、情報の分類がされているか、いろんなことが大体で伝えられる。
リアルはテキストに乗らない、大量の情報が載るのだ。数値で言えば、テキストに対し、動画がものすごいサイズで保存されることからも言える。動画で伝わらない場面もあるわけで、リアルの情報量がとてつもないだろう。。

他の人がどうかは分からないが、ログに残らない、推敲できないという意味でもリアルがいい。ログが残らないからとりあえず言ってみるができる。とりあえず言ってみて、気軽に撤回もしちゃう。推敲できないというのは、本音が出るということだ。誤解を生むこともあるが、率直に出て来やすい。

うーん、難しい。みんなって、どうやってテキストで、リアルで会話しているんだろ。

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