フェミニストのシンガー、ヘレン・レディが亡くなった

 ヘレン・レディが亡くなってしまった。

 70年代に大活躍したシンガーだ。

 彼女はフェミニストとして知られるシンガー・ソングライターだけど、なんといっても代表曲は「私は女/i am woman」。全米ナンバー1になっている。カントリー・ポップで、彼女は軽やかに歌ってるんだけど(ああ、テイラー・スウィフトにカバーしてもらいたいけど、これ、カバーしてないっけ?)。


 実は、歌詞は女性である自分を祝福する、力づける、素晴らしいもの。

私は賢い
傷ついて痛みから学んだ
代価はいっぱい払って来た
でも、それで私が得たものを見て、すごいんだから
何か事が起ころうが 私はなんだってできる
私は強い
私は無敵だ
私は女

 意訳ですが。そんな風に歌う「私は女」。

 前にどなたかのブログで読んだんですが、ヘレンには「ユー・アンド・ミー」という歌があるんですが、これはポール・ウィリアムスという、カーペンターズとかの曲をいっぱい書いてる人の曲だけど、タイトルから察する通りに男女の愛を想定した書いた曲らしいものを、彼女は「これ、男女の愛として歌うと家父長制度のカラーが強すぎる」として、親子の愛の歌に設定を変更。自分の子供の声を入れてレコーディングしたとか。

 今やさっき言ったテイラーもそうだけど、フェミニストの女性シンガーはあたりまえ。女性をエンパワーメントして歌うのもあたりまえ。だけど、その道のずっと前にはこういう人がいたんです。すてきでしょう~~、ヘレン・レディ。かっけ~~~~! あああ、生きてるうちにお会いしたかったなぁ。

 

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