2019年12月4日~小田原駅前のホームレス女性は10カ月経った今もそこに居る

 今年の始めに東海道線で実家の沼津から東京に戻る折、途中下車した話をここに書いた。

 ここに書いた小田原駅にいたホームレスの女性、なんと、今もまだ小田原駅前にいるんだという。えええっ? 私はこの直後に小田原市役所に電話して、こういう方がいらっしゃるというと、ああ、と知ってる様子。知ってるなら、なんとかしてほしい、彼女は明らかに精神的な病を背負っていて自己判断も出来なくなっている、女性のホームレスにはレイプなど多数の危険もある。それに、小田原市はかつてホームレスを批判するジャンパーを福祉課の人たちが着ていて問題になったりしていて、そういうこともあるんだから、駅前にホームレスの女性を放置しているのはよくないんじゃないですか?といささか嫌味も込めて話した。

 でも、えええええっ? 今も彼女はそのままいるんだというから驚いた。都内では支援団体が多く活動していて、私も以前に取材して記事を書いたことがある。

 こうした人たちの努力で、ホームレスの人たちが住む場所を得て、新しい生活を送っていることが多々ある。

 同時に首都浄化などという、忌むべき現状もある。

 そんな中で、今もこの小田原の女性は、小田原駅前でボロボロの服を着てそこにいるんだという。もう、服はさらにボロボロになり、下着も見えているそうだ。そのうち、おっぱいだって、おまただって、見えてきそうだ。どんどん彼女の身辺に危機が迫っている。第一、この寒空だ。凍死することだってありえる。近隣の人たちが食べ物などは分けてくれているようで、私にそのことを教えてくれた方も、食べ物やお金、靴下などを分けてくれているようだ。そうやって彼女は細々命をつないでいるのだろうけど、もっと根本的な解決はないのか? 小田原市役所は彼女を保護して、きちんとした支援施設、もしくは彼女の状態を見たら病院など、適切な場所へ移らせてくれないのだろうか?

 もう一度、小田原市役所に電話をしてみよう。もし、これを読んだ小田原市民の方がいらしたら、市役所に電話してみてほしい。1人の女性の命を小さな力みんなが集まれば救うことができるかもしれない。

追記:小田原でホームレス支援をされてる団体にもメールしてみましたが、同時にホームレス支援に詳しい方に聞いてみたら、恐らく、、すでに、この女性の保護には色々な方面から手が伸ばされているだろうと。本人が望まない限り、無理やり保護は出来ないそうなんです。彼女がイヤなら、保護しても逃げてしまうこともある、と。こういうケースはとても難しいと。支援団体や、市役所が徹底的に彼女と向き合う、ということでもすれば可能かもしれないけど、そこまでは手がない、というのが現実で。決して市役所や支援団体が何もしてないということはないだろうと。


 

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