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心刷祭と御柱祭


「今日は道が混んでますねぇ」とタクシーの運転手さんが教えてくれた。藤原印刷の心刷祭に行くためにお客さんが県内外から集まっているのだろう。

工場を開放してお祭りをやっている。工場ってたのしいよね。

『ラブレター』を印刷してもらったのも藤原印刷。印刷も製本も大変すぎたであろう、特装版ラブレターの展示もしていた。いろんな人と会話した。サインもたくさんした。

撮影現場あるあるなんだけど、撮影が遅れて困ったことになると「印刷所にがんばってもらおう」と言うことがある。魔法の言葉「予算がなくて」「スケジュールがなくて」のシワ寄せは撮影現場にもふりかかってくるけど、最終的なシワは印刷所に寄せられる。いかんよね。

紙積み体験をした。紙の山を手で移動する作業だ。山がズレないように積むのが難しい。紙積みは半年ぐらい修行しないとできないそうだ。多い日は5万枚ぐらい積むらしい。大変だ。こうやって本って作られるんだな。

写真家っぽい人が何人かいた。写真部って文化部なのに、なんで写真家ってなんというか…ちょっと見た目が怖いというか、イカつい人が多いんだろうね。

心刷祭に参加していちばん良かったのは、藤原印刷の従業員の方と会話できたことだ。まだ入社したばかりの方から、社内にあるオススメ本棚に『ラブレター』が展示してあると教えてもらった。

特色はシアンとマゼンタとイエローでは出せない色ということを教えてもらった。プリントディレクターと写真家の写真データの色の認識の違いを教えてもらった(勉強になったし、反省した)

松本と軽井沢っておなじ長野県内だけど、軽井沢はほぼ県外という認識であることを教えてもらった。こうやって知らない人と会話するのはたのしい。

打ち上げ会場になっているゲストハウスに移動して、野菜とジビエ料理と野菜と野菜を食べる。

松本駅周辺は外国人観光客もたくさんいて活気がある。

翌日、蕎麦でも食べようかと思ったけど、急にインドカレーが食べたくなった。ラッシーにささったストローがインドっぽい。

八王子行きの特急あずさが人身事故で運転を見合わせている。先週は鹿と衝突して運転が遅れていた。一時間スタバで時間をつぶしたけど再会の目処はたたない。

ぼーっと待ってても仕方ないので、タイムズカーシェアを探してドライブに行くことにした。カメラがあれば迷子も電車のトラブルもすべて旅の思い出になる。海外旅行と一緒だ。

山の神社でお祭りの準備をしていた。車を停めて写真を撮りに行った。作業している人に話を聞くと御柱祭(おんばしらさい)という諏訪神社のお祭りだと教えてくれた。木にまたがって山を駆け降りるアレだ。この神社では4本の御柱を立ててお祭りをするらしい。

「どっから来たの?」と聞かれたので、八王子からきたことを伝えると「じゃあ御柱祭のときにまた来なよ」と言われた。こういうのがいいんだよね。

御柱祭の話を聞いたからか、神社の木が神々しく見える。

松本駅に戻る途中、でかいハチの巣がついた木があった。こんな漫画みたいな蜂の巣ってあるんだな。

運転再開した特急あずさに乗って八王子に帰ってきた。松本駅のNewDaysにはロックアイスとコーラゼロが売っているのでポイントが高い。ちょっと旅行に行くなら八王子からのアクセスもいいから松本ってありだな。また行こう。

サポートされた資金で新しい経験をして、それをまたみなさまに共有したいと考えています。