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作品に命が宿るとき

MAYBE WEDDINGさんにご依頼を頂いて、写真撮影のためのペーパーアイテム(ウエディング用)をデザインをさせていただきました。

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蔦、花、鹿 というテーマで自由に描いてくださいというオーダーをいただきすぐに構図は決まりました。でも何かしっくりこなくて。

それは「私は何を表現したいのか」をお座なりにして、それらしい形を作ろうとしていたからです。
自由に描いていいのなら「想像上のお花でもいいかな」なんて思って何となくお花を沢山並べました。

今思うと早く仕上げなくちゃって焦っていたと思います。

色を塗っていく段階で全然良い感じにならなかったので「これはボツにして、明日新しいデザインを描こう」と決めて、一旦描くのをやめました。

だけど次の日、玄関の鉢植えのデイジーが目に入ったんです。
「可愛いなあ、デイジー描きたいな」って思いました。

ここでやっと、私はどんなお花を描きたいんだろう?って考えるようになりました。
それで花について調べて、描いてみたい花をメモしてみました。
ついでに花言葉も。
結婚式のカードだから素敵なメッセージが込められたお花を描こうと思ったんです。

ブライダル花習作

メモしてみて気づいたんですが、私が描きたいのは森や野原に咲くようなお花なんだということが分かりました。
お花屋さんに売ってる切り花ではなくて、土に根を張った生命力溢れる花たち。

自分が何を描きたいか?がはっきりしてから、もう一度ボツにしたデザインと向き合ってみると「このデザイン悪くないかも」と思えました。

想像で描いていたお花を消して、私が描きたいお花をもう一度デザインに載せていきました。
絵が生き返っていくようでした。
私も楽しくて嬉しくて。

結局、最初のデザインをボツにすることなく完成させることができました。

今回のことで「細部に心を込めること」がとても大切なんだと気付きました。そして、見えない部分にこそ心を込めること。(ま、私はこうして見えない部分で頑張りましたアピールしちゃってますが!)

もう一つ「急がば回れ」っていうのも実感しました。

私は普段は歌を作って歌っていますが、これは歌を作るとき歌う時にも言えることで、ものづくり全般に言えることだと思います。

焦っていたり急いでいたりすると忘れちゃうので、心に留めておこうと思います。それでこのnoteを描きました。

最後に、MAYBE WEDDINGさんの写真を載せさせていただきます。私のペーパーアイテムを小道具として使ってくださったことに感謝します。ありがとうございます。

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作品に命が宿るとき、
それは、伝えたいメッセージを込める時。
たとえ伝わらなかったとしても、
ただただ思いを表現したいという作者の心が救われる時。

読んでくださりありがとうございます。


畑中摩美
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