[低価格で簡単(で強い?)]ブリジュラスジュペッタ
この記事の内容
こんにちは、畑中と言います。のらりくらりとやってるエンジョイ勢寄りのポケカプレイヤーです。
本日(2024/9/16)、シティリーグs1を誰も見たことがないブリジュラスジュペッタで戦ってきました。戦績は残念ながら予選4-2で、決勝トーナメントに残れずでした。
自分は基本的にポケカをやる頻度が多くないので、練度勝負となるtier1を使っても勝ち抜くことはできないと思っています。これまでのシティで予選抜けした構築は所謂tier1ではありませんでした。そのため、今回もそういう選択をしました。
この記事では、まだ環境での構築が定まっていないブリジュラスの新しい形として、ブリジュラスジュペッタを紹介していきます。
正直そこまで上手くない自分が使っても安定感を担保しながら強く戦っていけるリストになっているので、気になる方は読んでいってください。また、気が進んだらぜひとも組んでみてください!
構築と戦績
今回使った構築は以下の通りになります。
戦績は予選4-2で対戦結果が以下の通りでした。
ボムリザ 6-4 ○
ロスギラ 6-4 ○
古代バレット 4-6 × (ハバカミの前でごうきんビルドを宣言するプレミで負け)
トドツキ 3-6 ×
ウガツホムラ 6-2 ○
ライコポン 6-5 ○
本当はこの構築で決勝トーナメントに残り、ブリジュラス旋風を起こしたかったのですが、3戦目のプレイミスが非常に痛かったですね。自分のプレイの甘さを痛感しました。
では、ここからこの構築の強み や カードの採用理由を記載していきます。
本構築の強み
この構築の強みは次の6点になります。
序盤中盤終盤とやりたいことを達成しやすい
手札事故が少なくポケカができませんでしたという負けを回避できる(大会出る上で大事。ちゃんと楽しんで帰れます)
ブリジュラスのHPが高い。現環境では相手が何らかのリスクを取らないとワンパンできない。またワンパンされなければフトゥループに繋げることができる
今の環境は平気でルール持ちでシステムになる たねポケモンを置きまくるので、ボスをどんどん打てる構築が強く、この構築ならそれが達成できる
環境上のガン不利対面が殆どない(と思っている。実際ガン不利はソウブレイズだけで、tier1もライコポンやドラパからLO系も優勢に戦えます。悪リザには不利なのだけれども…)
構築の仕掛けがバレていないため、なんらかの形で意表がつける
安定感の面では、ジュペッタラインの44採用によりサポートをトラッシュに送りやすくしつつ、なおかつ序盤は使わないサポートの枚数も減らせているため、他のブリジュラス構築より更に安定感は増していると思います。
耐久面ではライコポンがブリジュラスをワンパンするためには、毎回5エネトラッシュが必要で、後半はライコポン側が必ず苦しくなります。また、悪リザも序盤はボムを挟まないとこちらを取れないので、フトゥでターンをもらいつつ戦うことができます。
また攻撃面は、シティ当日ではライコポン戦ではオーガポンをプライム⇒ボス⇒ボスで取って勝ちを取り、そのほかの試合でも颯爽と出てくる、ロトムやキチキギス、モモワロウなどをすぐにワンパンしてくれるので、サイドは進めやすかったです。(使い手がもっと上手ければ、もっと輝けたのかも…)
ブリジュラス自体の強み と 構築作成の経緯
ブリジュラスは自身でエネ加速ができるため、アルセウスvtar並みに単体で完結しています。実際使用感もアルセウスvstarに割と似ていると思いました。(逆にアルセウスとの違いは、ブリジュラスだと現環境のルール持ちたねポケモンをワンパンできる、序盤は頑張ってトラッシュを肥やす必要がある、スターバースのような便利なことはできないという3点でしょうか。)
リザと違って不思議なアメも不要であり、構築の枠を安定に振ることができます。
このブリジュラスの単体での完結具合から、ブリジュラスの構築では、ともかくブリジュラスをエネ加速しながら立てること と そのターンに使いたいサポートを的確に打てるような構築が強いと感じました。その結果、今回の構築が完成しました。
ジュペッタの採用について
自分は、ブリジュラスの構築では1・2ターン目まで博士の研究をともかく使いたいと感じました。
主な理由は、早いターンに2体以上ジュラルドンを置きたいが なかよしポフィンではジュラルドンをベンチに置けないこと、エネルギーをトラッシュに送りたいこと、ノロノロしているとフトゥが使えるような余裕のある盤面を作れないことなどです。
これらを踏まえると、博士でサポートをトラッシュに送ることが肯定される構築の方がいいなと思うようになりました。そこでジュペッタの採用です。
特性の「にんぎょうくよう」は好きな時にトラッシュからサポを持ってこれます。またこの子は縛られるようなシステムポケモンではないので、LO系を相手にしてても安心して使え、予期せずプライムキャッチャーを使うことになることがあっても、最悪エネを切らずにバトル場から消えることが可能です。
使用感としては、盤面に置いておくことでサポートを予約している感じになります。
そのほか目を引くであろうカードの採用理由解説
※ 言ってしまえば、ここは自由枠とも考えられます。が、できる限り同じ役割の持てるカードで交換しないと、対tier1(主にライコポンやドラパ)がきつい対面になりますね。
マシマシラ と 悪エネルギー
ポケストップ とトレッキングシューズ
ジャミングタワー
ツツジ
セレナ
1.マシマシラと悪エネルギー
ブリジュラスの構築は、なんの工夫もしないとドラパルトが不利対面になります。その理由が6点乗ったジュラルドンを作ると、次のターンにかがやくフーディンを絡めて2面取りされたり、6点乗ったジュラルドンをブリジュラスに進化させても、かがやくフーディン+負けん気はちまき や サマヨールのカーストボム を絡めて倒される可能性があるからです。これを回避する方法は色々ありますが、とある理由で自分はマシマシラの採用になりました。自分の中では、マシマシラは扱いやすかったです。
2.ポケストップとトレッキングシューズ
この構築は、中盤や終盤に頑張ってサポートを使わずにボスやプライムキャッチャーをハンドに持ってきたい場面があります。その時に、ポケストップとトレッキングシューズが活躍します。ジュペッタの存在含め、ポケストップでボスがトラッシュに行くのは肯定できますし、ポケストップでプライム本体を取ることに限らずハイパーボールも実質ボスになり得ます。
トレッキングシューズも、ポケストップを肯定するカードになっています。
今回はライコポン対面 や リザ・ドラパ対面の序盤で使いたいジャミングタワーを2枚採用しましたが、ポケストップもいい味を出していました。
3. ジャミングタワー
ライコポンのおまもりを無効化するためのカードです。これがないと、ライコポンに勝ちづらくなります。
また、リザやドラパ対面で序盤の封印石やきらめく結晶の無効化ができたら、アツいですね。
4.ツツジ
この構築は基本的に1-2-2-2と取らせに行くので、ツツジは使いやすいです。こちらのブリジュラスを取るのに、リソースをガンガン使うタイプの構築には刺さる場面が度々あります。ツツジを2枚入れてる時もありましたが、序盤の安定感を損なっていたので、妥協案としてツツジ1ナンジャモ1にしています。
5.セレナ
ドロサポが最低6枚欲しかったのですが、この構築での序盤のナンジャモは相手を助けているだけのような感じがしていたので、あまり好みませんでした。
また、元々はゼイユに枠を割いていた(最大時4枠)のですが、先2で頑張って進化して技打つ必要性がないことに気づき、ゼイユは構築から外す流れになりました。そこで、改めて構築の強みを考えると、トラッシュしたい時にトラッシュにカードを送れること と ロトムvやネオラントv、ルギアv、レジドラコv、ギラティナvなどを呼び出せるボスの代替札になりえたので、セレナを気に入って採用しました。本番でも活躍してくれました。
基本的なプレイを簡単に
[序盤の動き]
1・2ターン目は博士の研究(使えなければ、渋々ナンジャモやセレナ)を使って盤面作りの下準備をします。つりざお2枚に夜のタンカも入っているので、リソース切りは気にしなくていいです。前に進まないと勝てません。
1・2ターン目で以下のように ジュラルドン2・カゲボウズ3・ゲッコウガ1の盤面を作りたいです。(ゲッコウガを置かなくてもトラッシュにエネルギーが送れて、尚且つ盤面が作れたらカゲボウズにベンチを譲ってもいいです。)
また、博士の前のネストボールで対象を悩む時はジュラルドンとゲッコウガが優先になります。カゲボウズはポフィンでも持って来れるからです。
なお、対ドラパルトでは、序盤にマシラにエネ手張りをする余裕がないので、ジュラルドンを3体置くことが多いです。
またエネルギーは2枚トラッシュできたら、それ以上は不用意にかくしふだを使わないように注意します。ブリジュラスはトラッシュからエネ加速できると言っても、その2エネだけでは技が打てません。そのため、かくしふだは根拠なしに使うことは避けるべきです。構築を安定に寄せているので別の手段でも山は引けますし、引き込みたいカードがなければ、かくしふだは控えましょう。
最後に、相手がベンチ狙撃などができる構築でない限りは、序盤は相手にサイドを1枚を取らせてから始動する方が強いです。頑張って先行2ターン目にブリジュラスを進化させても、取れるサイドが1では得しないことの方が多いです。相手のサイド2のポケモンが取れるなら取りに行くべきですが、理由がない限り焦って先にサイド1枚取る動きは敗着に繋がる一手だと思います。
[中盤の動き]
ブリジュラス1体とジュラルドン1体は必ず盤面に置き続けます。この構築でこれができなかった対戦は、今の所10戦以上やってもなかったです。このとき、ベンチのジュラルドンにエネルギーがついていると次のターンにフトゥが使えることが確約されるので楽な気持ちになれます。
中盤以降のサポートはボス・フトゥ・ツツジのうちから使いたいものを使っていきます。それぞれに強みがあるので、盤面を見て考えたいですね。なお、勝ち筋が見えていれば、フトゥよりもボスを優先した方が強いです。
[終盤の動き]
ハンドからボス!にんぎょうくよう から ボス!
基本的には以上です。強いて言えば、サイド取り切れないターンに、油断して小さくでもダメージの乗っているブリジュラスを残すと、たまに痛い目を見るので状況次第では逃がしてあげてください。
プレイについて(その他)
[相手のカーストボムについて]
リーサル取られない限り、打たせていいです。サマヨールの爆発だけで取られるポケモンはいませんし、ヨノワの爆発は相手もリソースを吐いてるので、それほど不利には転じません。サイド1枚取れるので、自分のサイド進行に計算しておくことをオススメします。
[相手のベンチ狙撃について]
これも基本的に打たせていいです。
早いターンにジュペッタに進化できる構築なので、そもそもげっこうしゅりけんはそれほど脅威ではないです。カゲボウズを狙われたとしても、ブリジュラスのラインにダメカンが乗らないならvstarパワーやエネを切らせてる分だけ長期的に得してます。
げきりゅうポンプの場合はジュペッタでも倒されますが、そのためにリソース吐いてくれるなら許容できます。レジドラゴのトライフロストは直前のファントムダイブのばら撒きと合わせて3枚取り、4枚取りに繋がり兼ねないので、盤面を見てジュペッタをにんぎょうくようで逃がしてください。
最後に
自分なりにまだまだ書くことはありますが、この構築はバレると各対面で弱くなる動きがあるので、それは一応伏せました。また環境上の立ち位置も自分なりに考察していますが、上手い人だとまた感想も変わりそうですし、結果が出せた構築でもないので詳細の記載は控えます。
もしこのあたりが気になる方がいれば、Xの自分のアカウントまで尋ねてください。
本記事は以上となります。長文にお付き合いいただきありがとうございます。ぜひ組んでいただいて1度使ってみてください。どなたかが、私の代わりにブリジュラス旋風を起こしていただけることを願っています。
また、この構築作りの練習と相談に乗ってくれたお友達の皆さん大変ありがとうございました。
超電ブレイカー環境での使用構築(更新)
こちら追記しました。最近の超電ブレイカー環境では、ライコポン>リザードン・レジドラゴ>サーナイトと使用率が並んでいます。その中で、ライコポン・レジドラゴ・サーナイトに有利に戦っていける構築が以下の通りです。
※ どうせワザは打てませんが、カゲボウズはコインでグッズロックの方を使った方が、後攻のスタートポケモンの時に警戒してグッズを消費してくれることがあります。
それぞれの対面で肝となるのは、
対ライコポン:オーガポンを刈り尽くすこと(上述)
対レジドラゴ:先行ならかなり有利。進化前のレジドラゴvを裏呼びして取りましょう。
対サーナイト:ジャミングタワーを効果的に使うべきです。フワライドにワンパンされなければ、勝ちは拾いやすいと思います。
対リザードン:相変わらずの不利対面です。勝ちパターンは[ポッポを刈り尽くす・ピジョットをダメカンが乗ったブリジュラスのレイジングハンマーで早めに取る]+フトゥでサイドレースに差をつけておくの条件が必要になります。その場での対応力が問われる勝負になりますが頑張ってください。
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