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かわすみありがとう

また一ヶ月お店が休業になったので、なんかずっと行く行くと言いながら行ってなかった友達夫婦の家に遊びに行ってきました。
それがとんでもなく満たされた二日間だったので記録と感謝を込めて記しておこうと思いました。

河隅努と出会ったのは10年前、彼は私が初めて働いた和食屋で働いている学生バイトでした。
その和食屋は厳しく、バイトに求めているものも大きく、みんな緊張感を持って真面目にしっかりと働いていました。あいつだけが、川床でビバノンノンと歌いながらプレッシャーなど何も感じずに飄々と働いていました。そして仕事もスルッとこなしていながらも、やっぱり、なんか真面目に働いているバイトの中で何かやたらと一人だけ自由度が高い感じを醸し出していました。きっとポルトガル留学も経て、なんかマインドがもうすでにいわゆる日本人のソレじゃなかったのかもしれない。そしてあの頃のカワスミはイケメンでした。(今は中東の金持ち坊ちゃん感がイケメンよりキュートさを助長している)
私は毎週家でホームパーティーを開いていたような人間なので、楽しいこと大好きなカワスミもよく来ていたし、それがずーっと続いて、私がお店をやめてもカワスミが卒業して愛知に就職しても、カワスミが結婚しても、パーティーだよとゆうと遊びに来た。実家の旅館にも遊びに来た。お互いに友達を紹介し合うので共通の知り合いは数知れず。フェス大好きなカワスミから入れ込まれたCITY POPな曲も数知れず。今までに二人で酌み交わした酒の量で琵琶湖ぐらいはつくれるんじゃないか。悩みを相談したことはない。聞いたこともない。会うたびに自分がどんだけ楽しい人生を送ってるか自慢し合う。

そんなカワスミはお店にも何回か食べに来てくれた、その度に金沢でもめちゃくちゃ遊んだ。けど私は一度も愛知に遊びに行ったことなかった。来てよと言われてもなかなか遠くへ行く気力がなかったけど、行く行く詐欺をし続けるのも悪いのでついに遊びに行ってきましたマイメンのホームタウンへ。

名古屋駅に着くと、京都からも共通の友達(シャトル、本名はサトルです)も来ていて一緒にカワスミの車に乗るとウェルカムビールがセッティングされていて、もうすでに抱きしめたくなった。奥さんのアカネちゃんも昔一緒に働いてたバイトの子なので最高に気を使わない。家に着く、そしたらまた共通の友達がたくさんの美味しいテイクアウト抱えて来た。なんだ、このホームパーティー、最高じゃない。京都の家でめちゃくちゃホームパーティーしてたけどカワスミん家でホームパーティーは初めて。なんかめちゃくちゃもてなされた。CITY POPが流れてた。

次の日酔っ払って床で目が覚めて、とりあえずシャワー浴びなあかんと思ってお風呂かりた、バスタオルとタオルが置かれててシャンプーはいい匂いがした。ドライヤーはええやつで髪がええ感じに乾いた。ここに住みたいと思った。

カワスミとアカネちゃんがその日は花鳥園に連れて行ってくれた。車の中ずっと楽しい、車の中だけで楽しいのに花鳥園行ったらもう、脳内麻薬出てるんかってぐらい楽しかった。鳥好きやし。ただ何が最高かってゆうと、私をもてなそうとしてるんじゃなくてカワスミとアカネちゃんの楽しいデートにたまたまついて行った感、みんながそれぞれ楽しんでいて誰にも気を使ってなくて、なんか好きなこと言って、好きなようにさせてくれてる、究極の居心地。カワスミはアカネちゃんが大好きで、アカネちゃんの写真撮っては、世界一可愛いーって言う。それ見て私とシャトルが笑う。平和な世界がそこにはありました。

帰りのバスで、車の中でずっと歌ってたNEVER YOUNG BEACH聴きながら帰った。10年前も楽しかったけど、今の私たちはこの10年間でさらに面白く、楽しく、優しい人間になったと思う。だから10年前の楽しかった日々を思い出しつつ、今のグレードアップした私たちも同時に愛せたので最高の二日間でした。

ああ楽しかった。ありがとうカワスミ。アカネちゃん。シャトル。
今度は北陸で遊ぼう。


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