民間と政治行政の距離感

民間が良さげな活動を始めると、すぐに政治行政が事例として取り上げる。

民間側も、視察や要人面談などで、話を聞いてくれて、事例集なんかに載せてもらったり、有識者会議などに呼ばれたり、とにかく持ち上げられる。

他人と違うことしかできない起業家界隈は、この手の持ち上げに弱い。

しかし、そもそもの市場性の無さや、ニーズの薄さ、事業を広げるチカラが無い事業者が殆どで、横展開も発展もなく、そのままなところが多い。

1つのことを深掘りすればまだ良いのに、自らの社会的使命などの錯覚、はたまたクリエイティブなのではと勘違いして、色々始める。結果、事業力を分散して成長できなくなる。

ただ、ややこしいのは民間の中でも本来淘汰されるような事業者であっても、周りも政府に呼ばれるような人だからと持ち上げるし、下手すると、当該事業以外を始めるべく勘違いしてお金集めなども始める。

ニュースメディアで、関係ないフォロワーに叫び、方々で喋ることがマーケティングと勘違いする毎日。事業の追従者は増えないし、事業規模も実力通り。

名前が売れてしまい、本業で上手くいかなくなっても、言い出しにくくキラキラ生活を続ける。新しいことを連発することで既存失速の外面をカバーする。

その結果として、政府や政治批判をする本来骨のあるメンバーは育つことなく、口をつぐむ。構造的な馴れ合いが起こる。

中立的に革新的であることの難しさよ。

一般論として、自戒を込めて 笑笑

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