ワークスタイルというファッションへの警鐘
会社のオフィスは、その会社の限界。
オフィスを作り込んで、居心地良くするということは、その会社の成長をその程度にするということの表れ。
プロダクトやサービスを生み出して数年生き残ったベンチャーの多くは、一発目のアイデアは"たまたま良くて"、そこそこ顧客が付く。
しかし、その後 最初のヒットを原資に入ってきたメンバーのクリエイティビティ、学ぶ力は低い。特に「学ぶ力」は、逆境を体験したことがないメンバーは低い。
最初に生み出されたメッセージを、薄めてコピーしていく。自らメッセージを生み出し、生き様で表現できない人がほとんど。
結果、会社も低or無成長になっていく。
捨てる勇気、失敗から学ぶ勇気が薄い第2弾メンバー、第3メンバーが、オフィスにこだわり、ワークスタイルこだわり病にかかり、その組織はその物理的なオフィスにロックインされていく。ワークスタイルというファッションにハマる。
大事なことは、社会とともにあるかということ。
社外に目を向け、社会の変化を感じ、価値を見出し、あらゆる手段を用いてカタチにすること。時に、時間をかけること。
経営者は、内向きになっていくメンバーを、外に連れ出し、どんどん揺さぶり、目線を上げさせないといけない。
外を向かない組織は、他人の成果に群がる人でオフィスを満たしていく。寄生主を増殖媒体にするウイルスみたいな感じ。
モバイルワーキング、というのは組織が外を向くことで生き残る形態であり、手段ではなくて目的、生存戦略だということ。
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