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大人気の”収穫体験🍅”で感じてもらいたいこと

昨年2021年の秋から、JimoKidsのプログラムとして実施している板橋区ハスネファームの"農園体験"!都営三田線の蓮根駅から徒歩数分、平坦な道のりは小さなお子さんにとっても、気軽に行ける立地にあります。

23区内の駅から徒歩数分とは思えない広さ

JimoKidsの拠点である石蔵秘密基地(東京都北区)ではハスネファームの有機野菜を販売していたりと、JimoKidsユーザーにとっても親しみのある農園なのですが、お野菜だけでなく”農園で過ごす”プログラムが大人気。親も子も、土に触れる体験を求めているのですね。

以前の販売体験の話題はこちら↓

今回はそんな畑のイベントをどうして企画しているのか、どんな”コト”を持ち帰ってほしいのか、そんな企画者としての想いを綴ってみたいと思います。

JimoKidsの石蔵秘密基地では販売体験も


今年度から仲間入り!の鶏たち

「少しだけ野菜を収穫して、鶏のところにいこうね!」
ハスネファーム農場長、富永さんの一声で鶏に食べさせるために野菜をかき集める子どもたち。この春、ハスネファームに仲間入りした4羽の鶏たちに大人も子供も釘付けです。ここはハスネファームの畑から徒歩3分ほどの、ファームが運営しているフレンチレストランPLANTの敷地内。鶏たちの産む卵はレストランのお料理の食材になりますが、もう一つ、大事な役割があります。

黒い鶏もいるんだね!農園には発見がたっぷりです

鶏たちが食べるのは、農園で収穫した野菜だけではありません。レストランで余る、たくさんの食材。捨ててしまうとただの「ゴミ」ですが、鶏たちにとってはごちそうです。鶏も食べられないものは、庭園内のコンポストに集められます。発酵しているコンポストは触ると熱いほど!コンポストから出来上がった堆肥は?そうです、また畑に戻っていきます。畑から生まれた野菜(食材)は巡り巡って、また畑に戻っていくんですね。

レストランで余った食材
レストランの庭にはコンポストもあります!

目の前の畑の野菜や、鶏の卵をふんだんに使ったレストランPLANTのランチBOXを青空の下で味わいながら、子どもたちは「循環型農業」の意味をじんわりと理解していきます。ハスネファームが近郊農業を守っているからこそ、できることでもあるんですよね。

この日のレストランランチBOX、メインはバジルチキン!農園にあるハーブもふんだんに使って

いろんな「繋がり」を感じる

ハスネファームの新入りといえば、ほかにもありました!今シーズンから3つのおうちを持つ、日本ミツバチです。畑の端の木箱周辺にはブンブンとハチが舞っていますが、日本ミツバチって刺さないんですね!?巣箱の様子に興味津々の子どもたちは怖がらずに顔を近づけて観察してきます。最近はTV番組でも話題に上がっているので、興味をお持ちのお子さんも多いみたいですね。

日本ミツバチ達は畑の野菜の授粉にも一役買っているようですよ。日本ミツバチも、そのほかの虫たちも、意識的に農業に取り込んでいるんだとか。自然にいる虫も、野菜も、繋がっていますね。そういえば、ファームの端っこにある高さのある作物!ビールの原料にもなるホップです。ひとつ採らせてもらえるなら、黄色い粉とふわりと苦い香りを嗅いでみてください。ホップは、人と人を繋いでくれますね。

普段はできない魅力的な「農作業」を参加者みんなで体験したら、初対面の大人も子どもも笑顔になります。

ある春の日。昨秋に集めた落ち葉のプールのお引越し

農園で見つけてもらいたいもの!

農園体験では、小さく余白を作ることを意識しています。「野菜を収穫する」以外にも、農園には見慣れない興味が湧く楽しいものがたくさんあります。できるものなら、手に取り、知らないものであれば、その場でだれかに聞いたり、調べたり。新しいものを感じたり受け入れたりするゆとりがあったらいいな、と。実際、子ども達の興味はそれぞれ。農園の端に生えている植物に興味を持つ子、蝶々や虫を追いかけたい子、直売の野菜販売を手伝いたい子、やりたいことはそれぞれです。「農園=収穫」と思われるかもしれませんが、自分なりの小さな発見や感激を持ち帰ってもらいたいな、と思います。

一番人気サラダセット!家族の顔を思い浮かべながら収穫したよ、って

「お客様」以上の関係

ハスネファームの農園体験、リピーターさんが非常に多いです。都心の農園なので、少量多品目、季節に応じて収穫できる野菜がどんどん変わっていきます。収穫期が過ぎれば、その土地で別の新しい作物を栽培する準備を始めます。月に1回ほどのペースで参加していると、季節の移り変わりや野菜の成長、畑の変化を感じられてとても楽しいですよ。これを実感できるのは、継続的に参加している方だけ!

農作業も収穫も、ただの消費するお客様としてではなく、気にかけて一緒に楽しむ。いつもの場所にふらりと遊びに行くように。そんな気軽さで都市農園を応援し、繋がり、楽しめたらいいですね。想いを込めて大切にする気持ちは、子どもたちにしっかり届くんだな、と企画者目線でいつも感じるのでした。

ハスネファーム農園体験、開催スケジュール

「つながり」を大切にする有機農園、ハスネファーム。いつかご一緒しませんか。農園体験やJimoKidsのその他のイベントはHPのイベントページからご覧いただけます。

https://bit.ly/3HX8DWy

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JimoKidsの拠点、築60年の元石蔵を改装した石蔵秘密基地にも遊びにきてくださいね!
JimoKids
東京都北区滝野川6-56-14石蔵秘密基地 (JR板橋駅 徒歩4分)

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