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【吉田はるみ衆議院議員】立憲民主党代表選挙に向けた決意表明街頭演説+聴衆との質疑+ぶら下がり取材(全文文字起こし)

※2024年8月28日17時30分から18時30分。会場はJR阿佐ヶ谷駅南口。吉田はるみ衆議院議員の決意表明演説に先立ち、地元・杉並区の立憲民主党区議会議員6人、関口健太郎東京都議会議員が応援の言葉を送った。

●【吉田はるみ衆議院議員決意表明】

関口健太郎東京都議会議員:それでは皆さんお待たせしました。吉田はるみ衆議院議院にマイクをバトンタッチします。よろしくお願いします。

吉田はるみ衆議院議員:皆様、こんにちは。東京8区衆議院議院の吉田はるみです。今日は月曜日に候補者説明会があり、そこで初めて立候補に対して意欲を示す、その場になってから、こうして皆様にご報告する場、初めてになります。
 この間の経緯、そして、覚悟に関して、お話をさせていただきたいと思います。
 1年生が代表選に手を挙げる。これ、普通では、永田町の論理では、ありえないことです。
「いや、吉田さん、ただ目立ちたいだけなんじゃないの」「吉田さん、なんか、たんなる賑やかしで出たんじゃないの」「たんなるチャレンジ枠なんじゃないの」。
 そんなふうに言われるかもしれない、と思いました。でも、この代表選挙、特に立憲民主党は、野党第1党としての責任があります。
最初に、この点は、私、皆様にぜひご理解をいただきたい。
 生半可な気持ちで今回手を挙げたのではございません。
 手を挙げるだけでも、その前に、その動きがあって、いや、吉田、もうやめさせろ、吉田、手を挙げるなんてまだ早い。そういう動きもあるだろうと思いながら、皆様だから正直に言います。
 最初は心が震えました。
「私じゃダメなんじゃないか」「ほかの人だってやれる」。正直、何人かの議員に声をかけ、出ていただけないかというお話をしました。
 でも、今、10月に総選挙が本当にあると言われています。衆議院議員にとって、その総選挙を目前に、地元を空けることになってしまうんです。代表選挙に手を挙げるということ。これとても怖いです。
 それも、まだ私は当選1期目。そんな状態で代表選挙にかまけているということもあるんではないか。自分に何度も問いかけました。でも、私が議員になった意味、杉並区民の皆様が私を国会に送った意味はなんだろうと、ゆっくりと考えた時、次の選挙のためですか。違いますよね。杉並区民の皆様の声は、永田町を変えてくれ、そういう声だったんではないでしょうか。
 この一期生だからということだけでなく、政策も大丈夫なのか、細かいところまで詰めているのか、いろんな心配があると思います。
 ただ、一つ、私はこう思うんです。全部の政策に精通している、そんな議員いません。でも、代表に必要な資質、それは決断をすること、そして方針を示すこと、また、そのポジションに誰が適任なのか、それを見極める目と、それをリードする力だと思います。
 私はこの点において、議員としては一期生でありますが、民間企業で、まさに皆様と同じように厳しい環境の中、会社員をやってまいりました。
 永田町、ちょっと皆さん、考えてみてください。総選挙が通信簿だと言われます、議員の。本当にそうでしょうか。だって、通信簿をつける皆様、その議員のテスト用紙見ましたか。つまり、自分が言ったこと、どのぐらい実現しているか、それ、示していますか。
 単なる人気投票で、それが通信簿というのはやっぱりおかしいと思います。
 この永田町に欠けていることの一つ、やったこと、言ったこととやったこと、この検証がないこと。私は、これもやはり一期生の立場として、おかしいなと思うことなんです。民間企業ではありえません。それはお金をかけ、やったプロジェクト。どんな結果が出たか必ず検証し、次に活かします。
 こういう当たり前のことを、政治の世界でも私はやっていきたいというふうに思うんです。
 おかしなことはまだまだあります。たとえば、一期生の視点を私は入れたいというふうに言いました。多分これも何期も期を重ねると感じないことの一つ。あの委員会や本会議で居眠り議員。これを寝てる場合じゃないぞと喝破する。これはね、皆さんよく見ているあの風景というか、聞いたことあると思います。
 私それを見て、いやいや、居眠りしてんのまだましだなと思った。どういうことだと思います。
 これは私が国会に行って感じたことのおかしな点。たとえば委員会です。私は法務委員会におりました。半分ぐらいの人がいないんですよ。委員会の。で、野党側の方から、定足数足りてますか数えてくれ。
 つまり、委員会の半数が出席していないと、委員会は成り立たないんです。でも、あれ、なんか空席すごい目立ってるよ。
 つまり、欠席してるわけです。こんな状況で真っ当な議論ができるでしょうか。
 私は、この風景は、国民の皆様に見せられないと思いました。
 でも、衆議院は忙しい院なので、出たり入ったりがある。欠席するのも当たり前だったりする。定足数が足りてればいいんじゃないか、そんな雰囲気がありますが、やっぱりね、私はどうしてもおかしいと思う気持ち。これは与党も野党も関係ないんです。
 皆さんがそれぞれの立場で真剣に議論をする、その姿を国民の皆様は求めているんではないでしょうか。
 こういう一つとっても、もうそういうもんだっていうものが永田町では横行しています。今一度、一期生、生意気だと言われるかもしれませんが、私は「政治家の目」以前に「国民の目」で国会を改革したいと思います。(拍手)ありがとうございます。
 ちなみに一期生っていう話で言うと、ちょっと区議会議員の皆さん、ちょっと来ていただけますか。ちょっと皆さん、前に来ていただけますか。区議会議員。はい、6名、ちょっと並んでいただけますか。
 何を言いたいかというと、あれ、前山さんいます? 前山さん、松本さん、いますか? (退席したと報告あり)ああ、そうですか。
 今回ですね、前回の杉並区議会議員選挙で当選した6名の区議会議員のうち、5名は初当選です。
 こういう形で、今、杉並区議会は半数が女性の議会になりました。区長も女性の区長になりました。
 これ、稚拙だって言えますでしょうか。確かに、確かにね、まだ1年目で、議会の作法とかそういうのが分からなくて何度も失敗してるかもしれません。
 でも、そういうところから私は新しい改革が始まるというふうに思います。ありがとうございます。
 企業においてもそうだと思うんです。若い世代、そして新しい風が入ってこなければ、その組織は成長しません。政治の世界も同じです。
 私はそれを信じています。そして、この新しい風、冷やかし、にぎやかし言われないように、しっかり20人の推薦人を確保していきたいと思います。
 今起きていることは、立憲民主党にもグループがありますので、それぞれのつながり、関係あるのは、これ現実です。
 でも、私は、グループ単位とかの推薦ではなく、一人ひとりの議員が、その方の意思でもって、吉田はるみを代表選に出させようと思っていただきたい。
 私はここからまさに1年生としての「らしい動き」をしていきたいと思います。(拍手)
 ただ、これで本当に20人集まるのか。正直、やっぱりグループの力は大きい。現実。
 でも、そこを目指した代表選の推薦人確保したなら、まさに、そのあとのポジション取りとか、人事のこととか、紐付けされてしまう。これは私はやりたくないというふうに思います。
 今回の代表選挙、私が……ちょっと救急車なので、一旦区切らせていただきます。
 新しい視点、これが必要なのは皆さん組織でも同じです。今、救急車が行きましたけれども、医療の逼迫、保育士さんの確保、教員の人手不足、また中小企業の働き方改革なかなかできない。
 いろんな要素があります。この30年、今株価は上がりましたが、実質賃金は下がっている。どうやって経済を立て直すのか。これも今までのマイナーチェンジの政治では、もう立ち行かないぐらいになっていると思います。
 私が一期生としてそこに提供できるのは、アイディア、発想力、そして違う視点、これは絶対に必要だと思っています。政策力、そして経験値、これでは、ベテランに及ばないかもしれない。ただ、そのベテランの皆さんの力と新しい発想力、アイディア、視点で、新しい政治を作っていく。その力を皆さんと一緒に作っていきたい。
 今の政治に閉塞感を感じている皆様、この2021年、私が当選させていただいた時に、多くいただいた声は、皆様が私にある意味乗り移って私を応援してくださったからだと思っています。こうして高い壁に挑戦すること、無理だと言われました。
 私が衆議院選挙に出た時も「無理だからやめとけ」と言われました。一度は総選挙で落選し、その後もまた活動を続けながら、2回目の挑戦でその高い壁を乗り越えることができました。
 無理だと言って諦めたら、そこにその高い壁は立ったままです。私はそこに壁があるなら、行動しないで、見るだけではなく、やっぱりその高い壁を乗り越えようと思う。ただ、それは私一人だけではできません。
 皆様が吉田はるみになったつもりで、どうかこの代表選挙、一緒に歩んでください。よろしくお願いいたします。(拍手)
 この演説スタイルも、私から一方的に話をするのではなく、この後、ぜひ皆様から「こうやってほしい」「この視点を入れてくれ」「この政策はどうだろう」。また、代表選に至った経緯で「ここはどうだったの」、何でも答えます。オープンな政治。今回の代表選挙、私は立候補できるかどうかわからない。でも、このプロセスすべてをオープンにしていきます。
 新しい政治の形を今ここから始めていこうと思いますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

●【聴衆との質疑応答】

関口健太郎東京都議:吉田はるみ衆議院議員から訴えをさせていただきました。それでは、せっかくですので、皆さんの方で何か吉田さんにこれを言いたい、要望したい、あるいは質問したいっていうことがありましたら…。
 ちょっとメディアの方は後でっていう感じでよろしいですか。まず、ちょっと最初は、メディアの方は後ほどということで。参加者の皆さんの方からということで、じゃあ早速。はい、今一番後ろで手を挙げていただきました。はい、お願いします。

参加者男性:お聞きしたいのが、おそらくこの場で、例えば自民党の政府を批判するのってのは、多分この広がりだったら逆にそうだよなって思ってしまうんですけども、立憲民主党の中で、ここをこうしていきたいだとか、あるいは他の、枝野さんだったり他の候補者の方々と違って、自分はこういうふうにこの党を引っ張りたいっていうことをぜひ聞かせてください。

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます。まず、立憲民主党、こう変えたいというところですが、やっぱりですね、これ、立憲民主党だけではなく、永田町にある政治全部が、ある意味、上下関係、また議員同士の関係に縛られるところがあると思うんですね。
 一つ、ちょっとこんな話もあれなんですが、例えば対秘書さんとの関係。これをまず先生と呼ぶのは、この東京8区では一切ありません。
 政治家は一人の皆様の仲間であり、たまたまその皆様の声を代弁する立場だという対等な関係だと思っています。
 それを口先だけではなく、本当に実現する立憲民主党になってほしい。それが私の思いの一つです。
 対党本部の職員の方ともそう、対党員の方、パートナーズの方もそうです。選挙になったら助けてね、これはダメです。普段から一緒に政治を考える仲間、そういう関係づくりを私はしていきたいというふうに思います。

関口都議:はい、ありがとうございます。じゃあ、他に皆さんいかがでしょうか。じゃあ、さっそく、今、ちょうど目があいました。はいはい。こちらの男性の方にお願いします。黒いポロシャツの男性の方です。

参加者男性:すいません、吉田先生、よろしくお願いいたします。

吉田はるみ衆議院議員:あ、先生ではないので(笑)。

参加者:あ、吉田さん(笑)、よろしくお願いいたします。石丸伸二さんがですね、立憲の代表選の勝者の選挙区に乗り込むということを宣言されていますが、そのことに対する受け取めとですね。あと吉田さんはですね、石丸伸二(さん)がですね、東京8区に乗り込んできても、きちんと返り討ちにする自信があるかどうかお聞きしたいです。

吉田はるみ衆議院議員:あのー、選挙は自由です。民主主義です。どこで出ても、それは民主主義の根幹、選挙なので、それはもう。みんなが考えて、やりたいようにやる。それが基本だと思ってます。もし東京8区に来たら?

参加者男性:はい、そうです。

吉田はるみ衆議院議員:どなたが出られても、今、自分がやることは1つ。杉並の声、国民の声を背負って国会に立つことだと思ってます。結果は皆様が決めることだというふうに思います。(拍手)

関口都議:はい、ありがとうございます。それでは皆さん、いかがでしょうか。じゃあ、1番前の。はい。

参加者男性:私、調布在住で、菅(直人)さんのボランティアを前回はやって。そして、元々は青森県津軽出身ということで、全国的にいろんな立憲の選挙を見てきたつもりでいるんですけど、まず、今回、世論喚起という言葉が今日の街宣かなり多く出てまいりましたけど、まさにトレンドの後追いではなくて、世論を喚起する、人々を鼓舞する、そんな野党第1党であってほしいというのが私の願いです。どうしても、なんか、トレンドの後追い、それにばっかり振り回されてないか。私の不安はそこなんですね。
 立憲がより野党第1党として世論を引っ張っていく。その気概をもっと示してほしい。それが私の思いだったんですけど、それに対して、例えば、吉田さんの原発ゼロとか、そういったことをどう代表として、そして首相として、国民を喚起していくのか、世論を喚起していくのかっていうことをお話しいただければと思います。
 またそれから、杉並だけじゃなくて全国にこういう仲間を、そしてこの杉並が達成したような、この、直接対等な関係で語り合う政治というものをどう広めていって、それをどう政権交代に向けた原動力にするのかっていうことについてもお話しいただければ幸いです。ありがとうございます。

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます。まず、世論を喚起するっていうところで、やっぱり政治家は1つの大きな柱と政策を語らなければいけないと思います。ただ、いわゆる、その世論迎合を心配してらっしゃるっていうことですかね。
 もちろん政治家は自分の政策を語り、そして皆様にそれを理解していただくような発信が必要だと思います。同時に、同時に、自分とは立場の違う方々の意見、これも私は大事だと思っています。政治がアートだと、芸術だと言われる所以は、白黒はっきりさせて、全部が落ちるところがわかったら、これ、私はね、政治ではないと思います。
 政治はその先がわからないからこそ、ある意味アートであり、現実であり、そこに人の気持ちが入ってくるっていうことだと思うんですね。
 今、私が必要なのは、必要だと思うことは、世論を喚起するために、政策を語り、そこに賛同してくださる方も、賛同しない方も、その意見を聞く。私の知らないこともあるかもしれない。そうやって政策をアップデートしていきながら、より良い日本を作っていくことだというふうに思います。1番大事なのは、やっぱり政治家の姿勢ではないでしょうか。
 自分の軸はしっかり持ちながら、でも多くの皆様の意見を聞き、そして力を合わせる。そういう日本を作っていくこと。分断や、いがみ合いや叩き合い。これはSNSなどで見て、心を痛めている方もいらっしゃると思うんですけれども、そこから、もう30年の失われた日本ですよ、経済。言ってる場合じゃない。みんなで手を取り合って、戦後、あの厳しい中を、日本が立ち上がってきたように、私は今、国の危機にあって、力を合わせ、手を取り合っていく、そういう語りかけを私はしていきたいというふうに思います。
 そして、杉並も今変わってきている中で、私はそういう杉並を見ていきたい。で、皆さんが求めているのは、その先にある、実現していくこと。それが国民の生活を変えていくことではないかと思っています。言ってるだけではなくて、良かった、こう変わった、実感していただくことではないかというふうに思います。それが政治家の通信簿だと思っています。(拍手)

関口都議:はい、ありがとうございます。それでは、他に質問のある方いらっしゃいますでしょうか。じゃあ、今1番後ろで手を挙げていただいたバンダナの男性の方にお願いをいたします。

参加者男性:吉田さん、私からは応援をさせてください。当選1回で経験がないみたいに絶対言われると思うんですけど、吉田茂は当選1回で総理大臣やってんです。オバマも当選1回で大統領やってる。十分自信を持って選挙に臨んでください。(拍手)

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます! ありがとうございます! ありがとうございます!

関口都議:ありがとうございます。それでは、他に質問のある方いらっしゃいますでしょうか。では、今そこの、はい、後ろの方で。はい、水色のTシャツの方お願いします。

参加者男性:立憲民主党の党首になるっていうことは、野党第1党の党首になるということで、みんな世の中の人たちは、実は政権交代を望んでるんだと思うんですね。ただ、今の立憲は、泉さんも含めて、それだけの魅力が僕自身も感じられない。政権交代してほしいけど、その受け皿がないとみんな思ってる人がすごく多いと思うんです。
 その中で吉田さんが立って、じゃあその立憲をどうするとかではなくて、この日本をどうするか。そういう明確なイメージというか、僕らが夢を託せるようなイメージを語ってほしいと思うんですけども。
 そういう、どういう日本にしたいか、そういうのをなんか端的に、僕らにわかりやすく伝わるような言葉で語っていただけないでしょうか。(拍手)

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます。今、まず、魅力がないとか、今の立憲民主党の代表選挙ということで。私、今、ごめんなさい、これも生意気と言われるかもしれませんが、感じるのは、政治家に覚悟があるかどうかだと思うんです。
 もう批判もされる、いろんなことを言われるかもしれない。でもそれも想定内のうちにしっかり打ち出す強さがあるかっていうのは、私は問われるところではないかと思います。
 私もその意味では、まだまだ発展途上かもしれません。私も1人の人間なので、傷ついたり、時々折れそうになることもありますが、でも、そこに打ち勝っていきながらやっていきたいと思います。で、私が目指す日本。それは経済の話を1つさせてください。
 人から始まる経済。それは、今、あの、1つちょっと政策を申し上げたいんですけれども、最低賃金1500円。これを私は実現したいと思う。(拍手)
 こういうと、もう岸田さんもそう言ってますよね。で、今回、50円超上がりました。結構上がったんじゃないのと。でもですね、皆さん、この調子でいくと、1500円になるのは10年後です。2030年代。この10年後に世界はどうなっているでしょうか。世界から沈んでいく日本になります。イギリスは年に2回最低賃金を変えることもあります。その時の状況に合わせて。
 そのぐらいの柔軟な経済政策を日本はしなければいけないと思う。(拍手)
 で、最低賃金を上げることで何が変わるか。それは、皆様の、パート、アルバイトの方々の給与が上がるのはもちろんですけれども、それが波及をして、契約社員の方、正社員の方、賃上げの底上げができると思っています。
 でも、こうすると、もう1つセットでやらなければいけないのが、中小企業の支援。これが私は必要だと思うんですが。ごめんなさい、本当に大きな話をして恐縮ですけれども、私が総理大臣になったら、3年間、解散しません。
 なぜか。今やっぱり衆議院の中でおかしいことは、当選して1年目ぐらいから、選挙だ選挙だ、総選挙だと言われて。465人いる衆議院議員、心もそぞろですよ。だから委員会の半分欠席になってしまう。これ、変えたいんです。
 私が総理大臣になったら、3年間は解散せず、それぞれの立場で全力を出し切る。そういう国会に変える。
 で、中小企業支援。この3年がキーになります。この3年間、社会保険料の免除、ここまで踏み切る。
 中小企業に関しては、対しては、人件費が1番重い負担です。ここをこれぐらい大胆にやっていく。
 同時に、今130万円の壁、これがあります。これ、社会保険料を払う壁です。女性のパートの方なんかはよくご存知だと思います。
 結局、最低賃金上げても、130万円超えないように働かなければいけないということになってしまって、結局、労働力不足は解消されないということ。130万円の壁ができた時の最低賃金は580円です。今1000円超えてますよね。
 もう、もう、制度疲労を起こしてるんですよ。もうこれを真剣に議論をする場、変える時だと私は思っています。(拍手)
 そして、本当に働きたい方が、思いっきり働けて、かつ、その働いた労働力に対して、正当な対価が払われること。これも私は当たり前のことだと思うんですが、それをやっぱりやっていきたい。
 こうやっていくことによって、金利の方や株価、こういうマクロ経済の話ではなく、私たち1人1人の暮らしから変えていく経済政策。それは個人消費に直結するところであります。
 日本のGDPの6割は個人消費。ずっと個人消費が落ち込んでいる。ここを私は変えたいと思います。
 まだまだ日本には力がある。それを人から引き出す。そういう経済をしていきたい。
 経済が伸びていけば、私たちの暮らしが良くなっていけば、税収も上がります。
 そこを社会保障にしっかり向けていくようにする。なぜ消費が伸びないか。それは、社会保障への不安。年金、雇用、教育、そして介護。こういう大事な社会保障を皆様にもう1度信頼をいただけるように作り直して、活力ある日本に。この、日本再生に向けた3年間、これをね、本気でやっていきたいというふうに思っています。
 これはちょっと経済だけの話になって恐縮ですが、長々となりましたが、これが私の経済政策の柱です。ありがとうございます。(拍手)

関口都議:ありがとうございます。それでは、ちょっとお時間もありまして、最後、ラスト1問。どうしてもこれはという方がいらっしゃいましたら。

吉田はるみ衆議院議員:あの、なんでもいいですよ。

関口都議:じゃあ。

吉田はるみ衆議院議員:難しくない話でも。

関口都議:ちょっと今までずっと男性の方が多かったんで、最後、女性の方にということでよろしいですか。じゃあ、お願いします。

参加者女性:はるみさん、出馬を決めてくださって、大変元気を、勇気をもらっています。はい。私は教育の仕事をしながら5歳の娘を育てています。
 教育政策についても、立憲民主、そして吉田はるみさんも大変力を入れて活動されていると思いますので、ぜひ、未来を担う子どもたちにどういう教育を、教育政策をやっていきたいかっていうところをお聞かせいただきたいです。よろしくお願いします。

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます。いや、まさに、今ちょっと経済の話をしたんですが、誰が経済を作っていくかって言ったら、人です。その人が国の力です。その根本は何か。教育。私の政策の柱は教育です。
 でも、今、子どもたちの自殺、過去2番目、不登校過去1番目。子どもたちは本当に苦しい状況にいるのではないでしょうか。ここに対して、今回、8月概算要求が文科省の方でもあったんですけど、ほとんど伸びてない。ほとんど伸びてない。人から始まる経済政策、この根本は教育です。
 ですので、文科省の予算、なかなか財務省厳しいらしいんですけれども、私が総理大臣になったら絶対取ってくる。そして、まず、子どもたちには公教育の立て直し。杉並区立の小学校や都立の高校、公立の今教育が危機にあります。
 経済格差と教育格差が連動している。これを私は壊したい。
 誰もが、学びたい子はその道がある。選択肢がある。そのための私は教育の無償化、まずは国公立大学の無償化から始めたいと思っています。
 教育は、どうしても高等教育に向かって受験のことを考え、子どもたちにたくさん経験させて、そしてたくさんお稽古事もやって、保護者の方々も必死だと思います。働きながら。子どものために。
 でも、その保護者の皆様の気持ちと私も重なります。政治ができるところ。無償化だけではなく、発達障害のお子様に対してもきちんと診断をし、専門の方が学校で対応できる。
 これも、それこそアメリカやイギリスはもう実施してることなんですけど、日本の教育、もうG7の各国と比べて10年以上遅れていると言われていると思うんですが、この10年、3年で取り返す。そのぐらいの思いでいます。
 で、子どもたちが今、うーん、こういう心が苦しくなったりすることの1つに、自分らしくいることに自信を持てないっていうところがあると思うんですね。
 あの、1つ。この間、ちょっとエピソードなんですけれども。私の議員会館にある学生が訪ねてきてくれたんです。
 予備自衛官っていうのをご存知でしょうか? 大学に行きながら予備自衛官やってるっていう方で、結構ね、パリッとしてても、自信満々なのかなと思ったら、話し始めたら、こんなふうに思ってる自分も正しいのかどうかわからない。今選択している道も正しいのかわからない。このままいい会社に就職できるのかもわからない。でも、なんとなくみんながやってることに合わせた方がいいのかな。出る杭にならず、無難な道を行けばいいのかな。でもなんかおかしい。っていうふうに言ってました。
 でも、そういう子どもたち、多分たくさんいるんだと思うんですよ。
 ちょっと大学生のこと、すいません、子どもたちなんて失礼な話ですけれども。
 でも、今子どもたちが心の中に思っていることをしっかり出してあげられるように。人生の中で、いい教師との出会い。これはその子を変えます。でも、今その教員の皆さんが子どもたちに向き合えないぐらいの厳しい労働環境や精神状態、こういうふうにあるところ。これを変えたいです。
 今、東京都でも、教員の方が休職に入る。休職。休むことですね。その大きな理由が精神的なものです。
 杉並区でも私も聞いています。その方々が、いや、その心の病にならないようにするだけで、教員不足、かなり解消できるんです。今一度、子どもたちの心の問題、教職員の方の心の問題。お互いに高め合えるような、お互いに大切にし合えるような、そんな優しい教育で、そして思いっきり力を発揮できるような、そういう教育を私は作っていきたいというふうに思います。ありがとうございます。(拍手)

関口都議:はい。それでは、これで皆さんの質疑、ちょっとお時間になりましたので終了とさせていただきたいと思いますが、じゃあ最後、吉田さんから、今日お集まりいただいた皆さんに最後一言。お願いします。

吉田はるみ衆議院議員:皆様、長時間にわたりまして、この街宣活動にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
 皆様の視線、皆様の立ち姿、皆様の息遣い、それを今日しっかり目に焼き付けて、これから9月7日までの代表選挙、推薦人20人。実現できるように頑張ってまいります。
 そして、代表選に出られるということになったあかつきには、日本全国を飛び回り、日本をもう1度、人が幸せに感じられる国にするために身を粉にして活動してまいりたいと思いますので、どうぞ引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました!(拍手)

●【ぶら下がり取材】

吉田はるみ衆議院議員:はい。

アークタイムズ尾形聡彦記者:いいですか。よろしくお願いします。すいません。アークタイムズの尾形と言いますが。

吉田はるみ衆議院議員:はい。

尾形聡彦記者:今2つ伺いたいんですけれども、聴衆の方からもお話が、今質問がありましたけれども、そのどういう社会を目指したいのかを言ってくれという話をされていて。

吉田はるみ衆議院議員:はい。

尾形聡彦記者:それに対して、経済政策の話とかですね、社会保障の話されてましたけれども、いまひとつ、吉田さんが立憲民主の代表になり、そして総理になった時に、社会としてどういう社会になるのかが、社会像がわかりにくかったと思うんですけど、そこをお聞きしたいのと。

吉田はるみ衆議院議員:ええ、ええ。

尾形聡彦記者:もう1点は、消費税の5%への次元的な下げというのと、あと原発ゼロの話を先ほどしてなかったですけれども、そのそれぞれについて。これは枝野氏が言ってることと随分違うので、そこを明確にお答えいただけないでしょうか。

吉田はるみ衆議院議員:はい。まず政策に関しては、これから推薦人の方々も来るので、私の政策と、全体、またまとめなければいけないっていうところはあるということは、ちょっとご理解いただきたいと思うんですけれども。
 どういう社会を作っていきたいか、どういう日本を作っていきたいかというところで言うと、やっぱり今、人にエネルギーがないと思うんですね。いろんなマイナスの材料はいっぱい聞くと思うんですけれども、もっと私は、エネルギーは人にある、でも、そのエネルギーを出すのは、やっぱりその人が尊重された時だと思うんです。
 人権を大事にする。そして人がエネルギーを出す。それは生きていく賃金、生きていく糧があると。それをしっかり賃上げをし、1日8時間、週休2日、働いて暮らしていけるような、当たり前の社会だと思うんですけれども、それをやっていきたい。
 誰かが犠牲になる社会ではなくて、みんながそうやって生きていける。互いに支え合う、共存し合う日本にしていきたい、というふうに思います。

尾形聡彦:消費税の減税と原発ゼロについては。

吉田はるみ衆議院議員:消費税に関して、これ、ごめんなさい。私の政策ということで聞いていただきたいんですけれども。今、物価高、経済が冷え込んでる時、消費税は、私は柔軟に、下げるときは下げれるようにしたい。ただ、全体を下げるのか、それとも、私自身が住んでいたイギリスでは、必要な生活必需品。これはゼロだったりするわけです。軽減税率、もう少し私はそこを突っ込んで考えたいなというふうに思っています。

望月衣塑子記者:泉房穂さんが言っているような、生活必需品に対しては、一律消費税減税というのをやってみるべきではないかと。そういったことに、あの、はるみさん自身も?

吉田はるみ衆議院議員:生活必需品や、イギリスの場合、子どもの製品、こういうものには税金がかからないということになっていて。それを、その暮らしを私は経験してきたので、ああいうことが日本でもできないかなということは模索していきたいなというふうに思います。

尾形聡彦記者:それでは枝野さんが言っている給付付き税額控除っていうのは、ではなくて、消費税率の減税なんですね。それはなぜでしょうか。

吉田はるみ衆議院議員:直接暮らしに届くから。直接暮らしに届く。さっき個人消費の話もさせていただきましたけれども。はい。

望月衣塑子記者:今、やっぱり立憲の枝野さんのお話なんかで引っかかるのが、給付付き減税という言い方で、非常に、しかも低所得者で、どこまでの中間層がわからないようなところで、一部の方たちに対する給付付き減税と。やっぱりネット上でも、やはり伝わりにくいと。
 解散総選挙でですね、多く、やはり野党の力を示すには、一律の消費税減税。生活必需品に対する減税というものを掲げるべきじゃないかという声がやはり強いと思うんですね。吉田さん自身は枝野さんの会見は見られたと思うんですが、やはりもう1歩踏み込んだ減税対策。今の時点では打ち出すべきじゃないかと思うということですか。

吉田はるみ衆議院議員:そのお声はいただいて。ちょっとこれから、その20人集まって立候補できるかどうかっていうところなので、それは検討させていただきます。今言ったように、暮らしに届くことをやるべきだと、直接生活に響くことというところでは、私はその思いを持っています。はい。

尾形聡彦記者:あと、原発ゼロについて。

吉田はるみ衆議院議員:はい。原発ゼロの社会を目指す。これは当然だと思います。
 今、再稼働。安全性が確認されたものを再稼働っていうことを自民党の方はおっしゃってると思うんですが、私はやはり、原発は日本には必要ないという立場で、それを実現していくための工程、これをしっかり作っていく。で、その原発だけではなくて、自然エネルギー、再生可能エネルギー。これが私は成長産業だと思っていますので、これも経済政策の中の1つとして話をしていきたい。
 この、ある方にも言われました。この原発の話をすると、経済界から反発があると。でも、経済界が目指してるのは何か。それは持続可能な社会ですよね。持続可能な経済ですよね。新しいフェーズに行っています。そこを日本がリードしなくてどうするという立場です。はい。

畠山理仁:すいません。フリーランスの畠山です。今回、推薦人が集まるかどうかっていうところが1つあるんですけれども、実際に立候補できた場合に、吉田さんが勝てるとしたら、どういうことが起きたら勝てると思いますか。

吉田はるみ衆議院議員:ふふふ。代表選挙で?

畠山:代表選挙で。

吉田はるみ衆議院議員:うーん。あの、半分が党員、サポーター、それから自治体議員の票ですね。そこを大きく取れるかどうか。で、やっぱり政治家といえど、グループとかいろんな関係性で投票行動を決める方もいると思うんですが、1番政治家を変えられる力は世論です。
 その世論というのは、今回の代表選挙では、党員、サポーターと自治体議員の声です。ここだと私は思っています。

畠山:そこに吉田さんの訴えが届けば。

吉田はるみ衆議院議員:届けば。

畠山:勝つチャンスが?

吉田はるみ衆議院議員:そこが、もう。まさに。政治家のみなさんもそうですけれども、党員、サポーター、そして自治体議員。また、広く日本全国からの、今回そのいわゆる1票を持っていない方々が、吉田はるみをどう受け止めてくれるか。で決まってほしい! 決まってほしいです!
 なんか政治家が色々、あとで、で、じゃあ決選投票になったらこうね、みたいな感じで決められるようなね、そういうものではなくて。
 やっぱり政治を動かすのは国民なんだっていうところを、この代表選挙で実現できたらいいな、実現すべきだというふうに思います。

畠山:ご自身の1番のセールスポイントってどこですか。

吉田はるみ衆議院議員:え! 自分のセールスポイントですか?

畠山:ここを見てほしいとか。

吉田はるみ衆議院議員:うーん。今回の行動でもおわかりだと思うんですけれども、決意したらしっかり走り抜く。そして、時々、真顔だと怖いって言われるんですけど(笑)。全然怖くないんですけど(笑)。もう、明るく元気に朗らかにがモットーなので。やっぱり日本を明るくしていきたいです。

畠山:はい。

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございます。お疲れ様です。

鈴木エイト記者:現状で何人、推薦人確保しているとか、そのあたりは。

吉田はるみ衆議院議員:ちょっと(笑)。それはね。何人っていうのはなかなか申し上げにくくて。コアメンバーがいて、今、月曜の報道が出たので、え、そうだったの。ほんとに私、それギリギリまで決断してなかったのもあるので、それがわかって、あ、だったらっていうふうに言ってきてくださる方が。

鈴木エイト記者:吉田さんが声をかけなくても、自分から言ってくれているような人?

吉田はるみ衆議院議員:そういう方もいらっしゃいます。でも、多くはこちらから(笑)。

望月衣塑子記者:自民党裏金の関係でお聞きします。

本田雅和記者:ちょっちょっ、その前にいいですか。今、ちょうどエイトさんが。

吉田はるみ衆議院議員:皆さんじゃあ、お一人お一人。

関口都議:ちょっと他のみなさんも。

本田雅和記者:ごめんね。

望月衣塑子記者:いいです。

本田雅和記者:エイトさんの質問の途中だったんだけど、ちょうど答えようとされていたことの続きを聞きたかったんですが。エイトさんの質問はね、あの月曜日に出馬宣言をしてから、すごい増えたんじゃないですか、推薦人が。

吉田はるみ衆議院議員:すごいって言ったら、もう、何人っていう話になると思うんですが。今ね、ごめんなさい。私、ほら。結構何でもオープンに話すのであれなんですけど。7日が告示なんですよね。
 で、代表選でよく言われているのは、もう告示日の朝まで走り回ってるって言われるぐらい、やっぱり最後、一体誰なんだっていうところで、こう動いたりするところもあって。確実に「はい」っていうことを保留される方もいらっしゃるっていうのは、現実あります。

鈴木エイト記者:見通して、見通しとして、20人いきそうな感じはありますか。

吉田はるみ衆議院議員:皆さんの、もう、ほんとに、お声で、出なきゃだめでしょう、っていうふうになっていただきたい。

本田雅和:明らかにあの月曜日の宣言によって、ここに集まった人たちは、吉田さんの支持者はすごく増えましたよね。やっと言ってくれた。そういう意味では、国会議員の中でも、そんな何人か言う必要ないですけど、いるわけですね。そういう人が。

吉田はるみ衆議院議員:その声はとても、はい。大きくて。最初、結構、何やってんだよって辛口かなと思ったら、勇気あるなとか、よく決断したなって。でも、もう最後まで頑張れよという。

本田雅和記者:国会議員も動かした。

吉田はるみ衆議院議員:はい。そうです。それは国会議員の中で、たくさんその声はいただいてます。はい。

本田雅和記者:すいませんでした。

関口都議:はい。じゃあ、ちょっと他の方。時間もあるのでちょっと短めにまとめて。

田中龍作記者:ゼロ回です。

吉田はるみ衆議院議員:初めての方を先に。

田中龍作記者:私ゼロ回です(笑)。フリーランスの田中と言います。今日、午後ですね、古参の立憲関係者から電話かかってきてまして、かかってきまして。もうこのままじゃどうなるんだろうと。もう埋没しちゃうんじゃないかと不安だったと。でも、はるみさんが立ってくれたおかげで、もう秘書たちがみんな喜んでると。

吉田はるみ衆議院議員:えー、そうですか。

田中龍作記者:本当。あとで名前教えるね(笑)。喜んでると。それで、もうあえて名前言いませんけど、守旧派の、自民党風に言ったら、守旧派の人たちの締め付け厳しくないですか。はるみさんとこ行くなよ、吉田はるみのところ行くな行くな行くなよと。その同志にかかってくる。そういう情報は入ってきませんか。

吉田はるみ衆議院議員:あ、行くなって? うちに? あ、それは、入ってきてない。

田中龍作記者:入ってきてきてない?

吉田はるみ衆議院議員:そういう動き察知されてるの? 田中さん。教えて下さい。私もオープンに言うから。

関口都議:他の方大丈夫ですか?

テレビ朝日・長谷川記者:すいません。テレビ朝日の長谷川と申します。まず、率直に、先ほどからもお話あったと思うんですけれども、推薦人20人、やっぱり自民党さんと比べてそもそも所属の議員さんの数の絶対数の兼ね合いとかもあると思うので、やっぱりそのあたりの確保の難しさ。あと、演説にもありました1年生らしい動き方と、そのあたりもお伺いしたいなと思います。

吉田はるみ衆議院議員:はい。やっぱり、だって、自民党より半分以下じゃないですか、国会議員が。それで20人っていうのは、例えば4人出たら80人ですよね。136人中80人固まっちゃうって、どんな選挙ですかって正直なります。
 で、この20人を固めるのは、やっぱりグループのまとまった行動に期待せざるを得ないっていうのがこれ現実だと思うんですよね。でも、先ほど私も演説で申し上げたんですが、グループというより、やっぱり1人1人の議員が賛同してくださって行動していただきたいなっていう、その思いで最後まで走りたいというふうに思います。
 本当にその推薦人に名前を連ねてくださる方が、心から応援するっていう方で、ぜひ20人集めたい。ただ、ハードルは非常に高いです。やっぱりどうしてもその固まったグループ単位っていうことをこう押さえていくみたいなのがあると思うんですが、私は最後まで1人1人に訴えてお願いしていきたいなというふうに思います。あともう1つなんですか。

テレビ朝日・長谷川記者:先ほど演説にもあった「1年生らしい動き方」、その辺りをおうかがいしたいなと思います。

吉田はるみ衆議院議員:1年生らしい動き方。かっこつけない。いつものままで行きます。それも代表としては風格がないとか言われるかなとも思うんですけれども、やっぱり私たちは、国民の声、国民の生活、国民の日常を背負っている政治家だという思いで、等身大で。自然体でいきたい。かっこつけないっていうことだと思います。はい、ありがとうございます。

関口都議:ちょっとお時間のあれもあるので。

望月衣塑子記者:すいません、一言だけ。裏金。自民党裏金問題で石破さん、河野さん、小林さん出ています。いずれも公認するか非公認にするかも含めて非常に後ろ向きです。報道をいくつか見てる限り、ご自身が党の代表になり、またこの自民と対決する時に、どういった、この自民党裏金問題にもう一度メスを入れて切り込もうと思っているのか。

吉田はるみ衆議院議員:政治資金規正法の話とか、正直国民の皆様には難しくて、もういろんな要素が絡んできてわかりにくいんですよ。わかりやすい形で自民党はきちんとこの裏金問題に決着をつけてほしい。
 それは裏金議員の方々の公認。これを出さないっていうぐらいまで踏み込んでいただきたいと思います。
 なんか返金するっていう話とかありましたけれども、そんなんで納得できるわけないよねっていうのが国民の皆様のお声じゃないでしょうか。
 もし、自民党がそういうことができないなら、総選挙で、その裏金議員の方の選挙区にしっかり候補者を立てて、審判するのは国民の皆様という舞台を作りたいなというふうに思います。

尾形聡彦記者:立憲民主としてはどうなんでしょうか。自民党がこうやるじゃなくて、立憲民主としてやろうとは思わないんでしょうか。

関口都議:ちょっと。

吉田はるみ衆議院議員:ごめんなさい、ここまでで。申し訳ございません。はい。

関口都議:すいません。どうもありがとうございました。

吉田はるみ衆議院議員:ありがとうございました。遅くまで皆様ありがとうございました。メディアの皆様も朝早くからすみませんでした。ありがとうございました。(拍手)

以上

次の取材につなげたいと思います。よろしくお願いいたします。