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アットホームでアットホームなモリウミアス@HOME

キッザニアの立ち上げメンバーが、自然の循環を学ぶ場所として、宮城の漁港から徒歩10分圏内の学校跡地に立ち上げたモリウミアス。

「場」としてのモリウミアスから、家や学校など、どこにいても実践できる形としてスタートした「食べるBOX」というプログラムを知って、取り寄せてみました。

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ステイホームするようになってから、お取り寄せしたり、オンライン料理教室に参加してみたり、家での過ごし方に変化をつけようと、あれこれ試しているのですが、値段が張る分、めちゃくちゃ工夫されていて、面白かったので、何がそんなに良かったのか、整理してみました。

オモシロポイント①漁師と料理、二人の先生。

前半の食材について知るプログラムは漁師さんが先生になってレクチャー。まずは、小学6年生と同じくらいの背丈がある水ダコの写真からスタート。手元にあるタコの足は、腕と同じくらいの長さでも、全体の大きさがよく分かって、「でっかー」とみんな興味津々。すかさずクイズがはじまって、「タコの足は何本?」「脳は何個?」「じゃあ、心臓の数は?」とポンポンリズムよく、三択問題を出題。足に脳みそがある!?とタコの生態を知ったところで、コンクリートの上をタコがにゅるにゅる動く動画が再生。足が絡まずに動かせるのは、脳がついてるからなのか〜。当たり前に思っていたけど、実はすごいことなんだと、大人も学びにつながる内容でした。足に脳のような機能があることを研究した方に脱帽です。「コンクリートの色に同化してるね!初めてみた〜」と呟いていたら、「お父さん、そんなことも知らないの!」と横にいる5歳児からつっこまれて笑っちゃいました。そのことが書いてあった絵本買ってきたのはお父さんなんだけど、学びにつながっているみたいで安心しました(笑)先生が二人いるので、片方の先生がしゃべりっている時に、もう片方の先生が子どもたちの様子を見守ってくれていて、質問を拾ってくれるのが、とても良かったです!

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オモシロポイント②ちょっと背伸びできる調理工程


子ども向けプログラムだと、やさしすぎるなと思うこともあるのですが「包丁でタコの皮をむく」「スパイスからカレーをつくる」大人でもやったことがないような調理に挑戦。
タコの皮をむくのは「包丁の力加減」が身につく、ちょうどよいお題でした!難しいけど、力任せにさえやらなければ、危なくないし、赤い皮がむけると、白い身が出てきて、目に見える達成感も。
スパイスは、4種類のスパイスを一つずつ匂いを嗅いだり、ペロッと味見をしながら、大さじ、小さじを計量。計量するのも、家では難しいからやって!となりがちなので、子どもの間に習得できると、自分でできることの幅が広がって、すごく良い。
スパイスを混ぜた時の色の変化や、香りの違いに、オンライン越しにザワザワ。続いて、油にスパイスとニンニク、しょうが、たまねぎを投入して、グツグツする工程に。なるほど!油をたっぷり使う分、焦げ付きにくいので、子どもでも成功しやすいのか。仕上げのブランドスパイスを投入すると良い香りが広がって、美味しそうな香りが広がります!辛みは粒マスタードで調整できるので、子どもの好みに合わせられるのも嬉しいところでした。

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オモシロポイント③アットホームでアットホーム


オンラインプログラムとして一番工夫されていたのが、学ぶノートと、自己紹介シート。
前日に食材と一緒に小さな教科書を読んで予習をしながら、自己紹介として、夏に美味しい食べ物を考えて、準備。何が美味しいか考えて、絵を書いたりして楽しかったです。息子のチョイスは、スイカ、そうめん、トマトに氷。確かに氷は夏に美味しい食べ物だ!学ぶノートにはタコの内臓のページや、タコ漁の図解があって、文字は自分で読めなくとも、絵を見るだけでも、楽しんでました。
もうひとつアットホームに感じたのは、プログラム中のワイガワ感。オンラインイベントは、ミュートに進行するプログラムが中心で、チャットでやりとりすることが多かったが、チャット機能を器用に使いこなせない子どもたちへの配慮なのか、常にマイクON。最初はマイクOFFにしている子もいましたが、みんな次々と「③番ー!」「終わりましたー!」「これは何ですか?」と賑やかにしゃべるので、全員マイクONにして10人以上の子どもたちがザワザワしながら、参加しているのが、すごく楽しかった。

ワイガワ感と味見ができないことが、リアルイベントとオンラインイベントの一番の差だと思うので、この差を埋められているのが、すごかったです。

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めちゃくちゃ良かったので、興味ある方は是非!!
地ダコは8/22がラスト、9月からはアイナメのプログラムがスタートするみたいです。
https://moriumiuslearning.com/?category_id=5f34bcd3afaa9d66b1f99c5a

…と、褒めちぎりましたが、じっとできない5歳児には、早かったみたいで、前半の学ぶプログラムで飽きてしまい、調理タイムからは「お父さんが参加したかったんでしょ。もう参加しない。」と離脱されてしまい、父一人取り残されて、画面越しには子どもたちがワイガヤ料理しているのに、自分だけ大人一人で調理していて、アットホームが急にアウェイな空間になってしまいました(苦笑)

スパイス調合をしている時に、ちょこっと戻ってきたので「かいでみる?」とスパイスの袋を鼻に近づけると「くっさ〜!」と逃げていき、タコを捌いている時に、寄ってきたのでチャンス!?と思い見守っていると、虫メガネでタコの吸盤を眺めて、そそくさと離れていき、またまた離脱。
最後に戻ってきたのは、味見タイムでした。流石、食いしん坊。一番、美味しいところだけもっていく(笑)タコもスパイスも苦手なはずなのですが、モリモリおかわりしたので、大分救われました。タコはもちろん白身魚に合うレシピだそうなので、魚屋さんで魚買ってきて、リベンジしたい…!

1時間椅子に座って、本を読んだり、勉強や工作したりできる子どもにはオススメします!!!

#学ぶBOX #モリウミアス

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