【タマネギと睡眠】タマネギを食べると熟睡できる!寝つきの悪い人におすすめです
ここ一年半ほど、寝つきが悪くて困っていました。
寝られない→睡眠不足で朝起きられない→不調でストレスがたまる→さらに眠れない のループです。
これが結構つらくて、いつもどんよりした毎日を送っていました。
ところがある朝目覚めると、久しぶりにすっきり爽快!
「あれ?なんで??」
と思い理由を探していると、昨晩のお酒のおともに新タマネギのスライスを食べたことを思い出しました。
「もしや….!」
と思い検索してみると、やはりタマネギは睡眠不足に効く!という昔からの民間療法についての情報が!!
おお!と思いさっそく深堀りしていると、一本の論文に出会いました。
タイトルは、以下の通り。
「Effects of onion extract containing concentrated cysteine sulfoxides on sleep quality: a randomized, double-blind, placebo-controlled, crossover study」
簡単ですが、中身をのぞいてみましょう。
取り組んだのは、日清製粉の研究者
研究に取り組んだのは、日清製粉本社にある基礎研究所の方々。
日清製粉と言えば、小麦粉シェア国内40%の業界最大手です。
また世界各地に拠点を持ち、生産能力世界第6位のグローバル企業でもあります。
大企業の名前で出された論文ですから、信頼できそうですね。
参加者30人のうち、半数がタマネギ抽出物を摂取
実験はシンプルです。
タマネギ抽出物を錠剤にしたものを用意し、睡眠に悩みを持つ参加者30人のうちの半数に飲んでもらいます。
残りの半数は何も入っていないただの錠剤を飲んでもらい、比較対象に。
飲むのは夜8時から12時までの間、期間は5日間です。
期間中は、携帯型の脳波計で睡眠状態をモニタリングするとともに、ストレス状態を測定するため唾液を採取しました。
夜にタマネギ抽出物を飲むと、睡眠が深くなった!
狙い通り、タマネギ錠剤を飲んだグループはノンレム睡眠が深くなり、睡眠の質が向上したとの結果になりました。
タマネギにはシステインスルホキシドという物質が含まれています。
タマネギの辛みや香りは、このシステインスルホキシドのがもとになっているそうです。
このシステインスルホキシド、人の体にさまざまな作用を持つことが知られていて、中でも注目されているのはストレスの軽減効果。
タマネギを食べる→システインスルホキシドを摂取→ストレス軽減→睡眠の質が向上
というメカニズムではないかと考察されていました。
「タマネギを食べると睡眠によい」というのは、やっぱり本当だったんですね!
タマネギ効果でストレスが軽減!
では、タマネギ(に含まれるシステインスルホキシド)のストレス軽減効果の方はどうでしょうか?
一般に、人はストレスを感じると唾液中のαアミラーゼが増えることが知られています。
タマネギ錠剤を飲んだグループの唾液を調べると、αアミラーゼが明らかに減っていることが分かりました!
つまり、タマネギ効果でストレスが軽減され、ぐっすり眠れるようになったということですね。
タマネギすごい!
睡眠に悩みを抱えている人は、タマネギを試してみましょう!
ただし、注意したいのはシステインスルホキシドが熱に弱いということ。
効率的に摂取するには、薄くスライスして水にさらし、辛みを多少和らげてからサラダで食べるとよいでしょう。
タマネギスライスのおかげで、寝不足が解消してすこぶる快調な毎日を送っています。
ストレスが原因で不眠に悩んでいる方、試してみてはいかがでしょうか?
それでは~
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