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PQCDSME

通勤中、歩きながらめくっている暗記カードに、この7つのアルファベットの羅列が出てきます。
で、裏面もほぼ覚えることができました。

P:(Productivity):生産性
Q:(Quality):品質
C:(Cost):原価(もしくは価格)
D:(Delivery):納期、時間
S:(Safety):安全
M:(Morale):士気
E:(Environment):環境 もしくはEcology

覚えたんですが、「果たしてこれは何関係のこと?」と、本来、何と関係するものなのかをメモしていませんでした。
で、調べたところ…
「生産管理の指標」とか、「製造現場でモニタリングすべき重要な視点」などと位置付けられています。
中小企業診断士の勉強でいうと、管理運営科目に出てくるものですね。

生産管理においては「QCD」や「QCDS」が製造業において着目され、これらの指標を活かした管理システムが構築されてきました。
トヨタとかで。

Quality(クオリティ):品質についての担保
顧客の品質に対する要求を明らかにし、適切な品質に保つための指標。
Cost(コスト):適正価格かどうか
製品の品質に対して、適正な価格設定ができているか…という指標
Delivery(デリバリー):納期が順守されているか
納期遅延は顧客との信頼に大きく関わる項目。
そして、
Service(サービス):顧客へのサービスやサポート
顧客へのサービスやサポートの体制が整っているかの指標。
サービスやサポートの質を高めることは、継続的な受注を生む効果が期待できますね。

これらを基本にして、他の視点が加わり、各々の関係性についても評価することにより、労働者・従業員に対する配慮や社会性も考慮にいれた生産管理ができるということなのでしょう。

中小企業診断士の勉強をしていると、様々なアルファベットの羅列がでてきます(そのなかで特に「S」はたくさん出てきますね)。
暗記カードをめくっていて思いついた疑問から、アルファベット=頭文字の意味を覚えるだけでなく、もう少し中身に踏み込んで理解することが大事だな…と、反省するにいたりました。

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