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説得するには、人の身になろう!

対人スキルを鍛えたい私とあなたのために、

この本からの学びを少しずつ共有していきます。
人間関係にお困りの私とあなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
この本では、対人スキルを鍛える方法が

1.人を動かす3原則
2.人に好かれる6原則
3.人を説得する12原則 
(←今回の記事はココ)
4.人を変える9原則
太字は「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 目次のページより

の30原則にまとめられています。
今回の記事は、「人を説得する12の原則」の8つ目について書いていきます。

相手を説得しようとこちらが話をしている時、相手の反応が気になりますよね。
「この人は、どう感じているんだろう?」
「私の話、伝わってるかな?」
「どんな反応をするのかな?」

こんなことを感じながら話しているとしたら、あなたはとっても説得のセンスのある方ですね。

カーネギー氏もそれを説得の原則として重要視しています。

さっそく見ていきましょう。

1.相手の立場になって考えると、説得の道筋が見える

自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見をも尊重するところから、話し合いの道が開ける。まず、話し合いの目的、方向をはっきりさせて、相手の身になって話を進め、相手の意見を受け入れていけば、こちらの意見も、相手は受け入れる
J・S・ニーレンバーグ博士『人とつきあう方法』

自分の考えだけを相手に伝えても、説得は難しいでしょう。
立派な理屈をこねたとしても、同じことです。

なぜなら、そこには相手の意見や思いが反映されていないからです。

昔、職場で高学年の子どもを相手に話をしていたときに、よく感じたんです。
お説教しても伝わらないって。

どんな正論を振りかざしたところで、思春期の子どもたちは、こちらの言うことが心に落ちていかない。
表情や声のトーンでわかります。

そりゃ、一応言うとおりにはしてくれましたよ。
でも、「あっ、伝わっていないな」ってことが、伝わってくるのです。

それは、子どもたちの立場や思いなどを少しも考えずに、ただ自分が気のすむようにしていた、自己満足だったのです。

今では、その反省を生かし、私も少しは子どもたちの立場も考えてものを言えるようになりました。

子どもたちの思いや願いをたずねて、子どもたち自身に話させ、それに共感しながら、じっくり聞いてやるのです。
そうするうちに、この話をどう決着させればよいか、道筋が見えてきます。

これが、
相手の身になって話を進め、相手の意見を受け入れる
ということになっていたのかもしれません。

2.相手の考え、行動の理由を探そう

相手の考え、行動には、それぞれ相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならない。---そうすれば、相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 8章

相手の考えを理解することに最善を尽くして、そう考えていると思われる理由を探るのです。

そのためには、
「もし、私が、彼(彼女)だったら、どのように感じ、どのように行動するだろうか」
そういったことに、思いをめぐらせながら、相手の話を引き出すようにします。

この時に役立つ原則がこれです。

聞き上手になることです。

たくさん聞き出し、本当に相手の身になって考えることで、考えや行動を理解しやすくなります。

そうなれば、相手を説得することは、そう難しい話ではなくなることでしょう。

まとめ|説得するには、人の身になろう!

今回の記事では、人を説得する原則について
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 8章
から紹介しました。

人を説得するには、こちらの考えを相手に伝えることに懸命になっていて難しいでしょう。

相手の立場や思い、そしてその根底にある理由を探る必要があります。
そのためには、本当に相手の身になって考えてみることです。

他人に物を頼もうとするときには、まず目を閉じて、相手の立場から物事をよく考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。この方法は、面倒に違いない。だが、これによって見方が増え、より良い結果がたやすく得られる。
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 8章

人を説得する秘訣。「人の身になって考える」こと。

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