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目指せ!新規就農61|価格を決めるのは誰か!?

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、今春から研修をスタートさせている元教員のハタセンです。

最近は、長文記事の毎日投稿はお休みしていますが、マーケティングや農業経営、あなたに役立つ情報について、1500〜2000文字で書き貯めています。

好きなどんぶりは、あなご天丼です。
いつもご愛読ありがとうございます。

さて、あと1ヶ月ほどで、ハスカップ(ハニーベリー)の収穫が始まり、ハスカップ狩り、販売がスタートします。
事業継承予定先の農園のECサイトの準備しているところですが、一つ頭をなやませていることがあります。それは、ハスカップの値段です。

そんな時、農業経営コンサルタントの高津佐さんのvoicyでちょうど価格決定のことが話されていました。
とっても勉強になったので、あなたにもシェアしてみますね。

1キロのハスカップ、あなたならいくらで買いますか?

農家が価格決定権を持つことの難しさ

農家が自分で価格を決めることができるかどうかについての議論が続いています。しかし、現実的にはこれは非常に難しい課題です。
現在、ほとんどの農家はJAや卸売市場を通じて製品を販売しており、価格は市場の相場や取引相手との交渉によって決まります。
農家自身が価格を自由に決めることができるわけではありません。

さらに、価格は消費者の需要に左右されるため、どれだけ自分で高い価格を設定しても、その価格で購入されなければ意味がありません。
価格を決めるのは最終的に消費者であり、農家が好きな価格をつけても、それが売れるとは限らないのです。

価格決定権よりも重要な「価格決定力」

価格決定権の議論よりも重要なのは「価格決定力」です。
これは、商品の価格を有利に、戦略的に決定する能力を指します。

例えば、iPhoneは高価格にもかかわらず多くの消費者に購入されます。それは、iPhoneが他にはない魅力を持っているからです。同じことが農産物にも言えます。

品質の高い農産物は、他の産地のものよりも高い価格で販売される可能性が高くなります。農家が価格決定力を持つためには、自分の農産物の品質を向上させ、消費者にとって価値のあるものを提供する必要があります。

価格決定力を高めるために必要な要素

価格決定力を高めるためには、以下の要素が重要です。

  1. 品質の向上: 高品質な農産物を提供することで、消費者に高い価値を感じてもらうことができます。

  2. 安定供給: 消費者や取引先が求めるタイミングで、安定的に供給できる能力が必要です。これにより、信頼関係を築くことができます。

  3. 柔軟な対応: 突発的な需要の増加やクレームに対して迅速に対応できることも、価格決定力を高める重要な要素です。

価格決定権についての議論に時間を費やすよりも、これらの要素を強化し、価格決定力を高めることが、農家にとって真に重要な戦略です。


さて、今日の記事では、ちょうど私がハスカップの販売価格を決めるにあたって、とっても学びのあった高津佐さんvoicyで話されていたことをまとめてみました。

この北海道の地から、全国のみなさんに美味しいハスカップをお届けする値段は、いったいいくらがいいのか?
もう少し頭を悩ませたいと思います。

この記事を読んで、ハスカップを食べてみたいなぁと思った方は、いいねやフォローをいただけると、嬉しいです!

ちなみに農園のインスタグラムはこちらです。
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いつも最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
次回も、新たな発見を一緒に楽しみましょうね!

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。

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