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想像から創造へ|GIGAゼミⅡから得たもの

みんなのオンライン職員室(みん職)は、コロナ前までの私の学び方を大きく変えてくれました。

zoomというツールを使って、多彩な講師陣がそろった、時間と空間とコンテンツの壁を越えた学びを私に授けてくれたのです。

子どもたちの学び方も大きく変わりました。それは、GIGAスクール構想によってもたらされたiPadやタブレットPCなどの一人一台端末が授業に導入されたからです。

このような時代の変革期には、混乱が生じるもの。それは、全国の教室・学校で起こりました。
とはいえ、好実践も次々と生まれました。

そうした、全国の先生たちと交流したいという思いから、みん職「GIGAスクール構想実践ゼミ(GIGAゼミ)」に参加していました。

今回の記事では、2期目となるゼミで学んだこと、実践してみたことを振り返りながら書いてみます。

1.現在地の確認|今、どのへん?

振り返れば、今ここにいる

GIGAスクール構想が現場レベルで本格的にスタートしておよそ1年半。

昨年度まで勤務していた学校と、現在勤務してしている学校では、状況が随分と違いました。

例えば、
前任校/現任校
・iPadが子どもたちの机の上に(中に)いつもある/Google Chromeが基本的には廊下にある保管庫の中にある
・毎日家に持ち帰っている/原則持ち帰り禁止
・好きな時に使える/先生が使わせたい時に保管庫まで取りに行く(早くとも2、3分かかる)
・調べたことのまとめや考えたことなどのアウトプットに使っている/ネットで調べるなどのインプットのみで使っている
・クラスメイトの考えや課題の提出が共有されている/Google classroomに提出されているがクラスメイトの分は共有されていない
・ロイロの共有ノートやGoogle共有スライドなどを使って、グループで協働がある/ない。模造紙にまとめて発表している
などなど、ICT活用に関しては、本当に状況が違います。

普通であれば、この2つの状況しか知らずに、戸惑いを感じるだけだったでしょう。

でも、GIGAゼミに参加していたおかげで、全国の学校の様々な状況を知ることができました。

現任校が今、どこにいて、どこへ向かおうとしているのか。
どんなところに課題があって、それを解決するためには、どんな手段がとれるのか。
職員チームとして、リソースに何があって、何がたりないのか。
子どもたちにつけたい力のうち、何がすでにあって、何がまだないのか。

そうした、現任校の、ひいては自分自身のGIGAの世界のマップと現在位置が、GIGAゼミによって見えてくるようになりました。

2.noteを使いたおす

もちろん、紙のノートではなくて

GIGAゼミでは、ゼミ後に「振り返りと今週の目標」をFacebookグループに投稿します。

ゼミで学んだことをアウトプット、実践につなげていきたいと今期の目標にしていました。

そのうちの一つが、学校ホームページのnote化です。

クリエイター向けのプラットフォームとして人気を集めている「note」。

5月に参加したnoteの勉強会で、「やってみたい!」とモチベーションをさらに加速し、おりしもそれまで運営していた学校ホームページが原因不明のダウンも重なって、実行に移したのでした。

note proのアカウントを申請し、担当の方にフォローしていただきながら、なんとか学校ホームページのnoteリニューアルオープンをすることができました。

大切にしたかったのは、情報発信の意味と意図。
これまでは、ペタペタと写真をはって、その説明をする、というような誰が発信しても同じ発信になりがちでした。

でも、noteにすると、ちょっと違います。
書き手の想いを載せて、その人が発信する世界に一つの文章。
ざっくり言うと、そういうものを目指しました。

今のところは、主に私しか書いていないけれど、授業をしている先生方が、それぞれの授業にかける思いなんかを記事にしてくれるととってもおもしろいだろうなぁと思っています。
そのうち、生徒が発信するようになってもいい。
そういうおもしろい発信をnoteならできそうに思うのです。

noteのすごいところは、フォローの手厚さ。
学校noteをスタートさせてしばらくした後に、担当の方との1on1ミーティングをしてもらいました。
担当の方は、きちんと学校noteを見てくれていて、アドバイスをくれたり、質問にこたえてくれたり、さっき書いたような私のやってみたいことをうまく引き出してくれたりと、とっても親身に相談にのってくれました。

おかげで、順調に記事数を増やし、運用2ヶ月ほどで、およそ12,000ビューをいただいています。

GIGAゼミで実践マインドが耕されたおかげで成し遂げた、実践の一つです。

3.Canvaを使いたおす

デザイナーになった気分

noteを書いていると、アイキャッチ画像を作るときに、「Canvaで画像をつくる」というのがあって、使ってみると、実に便利で使えるやつだとういうことがわかりました。

興味を持ち始めた頃に、ちょうどGIGAゼミでも話題になり、どうやら教育用アカウントがあるらしいことがわかり、ゼミ生さんたちからいろいろと情報をもらえました。

無事に教育用アカウントにアップグレードさせることができ、さらに使える素材が増え、今では、Canvaなしには、創作活動はありえないというところまでに重宝しています。

勤務校で、職員情報紙を発行しているのですが、職員の皆さんの目に留まるものをと考えたとき、やっぱりCanvaで作ろうと思ったわけです。

Canvaのおかげで、他の紙文書とはまったく違う、デザイン性の高いものができあがりました。

「この情報紙はCanva for educationで作成しています」と、それとなくCanvaの宣伝もしておいて、先生たちが子どもたちにも使わせてみようと思ってもらえたらというねらいもあります。

これもまた、GIGAゼミで実践マインドが耕されたおかげで成し遂げた、実践の一つです。

まとめ|結局、今、どのへん?

「よくぞここまで来たもんだ」と言えるようになりたいなぁ

今回の記事では、第2期のGIGAゼミに参加しての自分の学びと実践について書いてみました。

GIGAゼミⅠの時には、在り方や考え方のようなマインドを学べたのを覚えています。

今回は、それを素地にして、ゼミで得た情報をもとに実践できたことが、GIGAゼミⅡの大きな学びでした。

学校のホームページのnote化も、Canvaを使った情報発信も自分のスキルとして今後もずっと残っていくことと思います。
そして、まだまだこれから発展性のあるものでもあります。

あらためて、問いたいのは、もう一度自分の現在地はどこのなのかということ。
それは、決して、他の人や他の学校と比べて、自分の、自校の立ち位置を見るということではありません。
ゼミで、いろんな人の、いろんな学校の実践を見聞きすることで、自分の目指すところはなんだろなぁと想いを馳せ、野望を描き、それを目標とした時の道のりの中で、いったい今の自分はどこなんだろう、という現在地です。

そして、時々振り返ってみた時に、「よくぞここまで来たもんだ」と言えるようになりたいなぁと思っています。

GIGAゼミⅡのゼミ生の皆さんと、いつも素敵なファシリテートをしてくださる二川さんに感謝しています。

そんなGIGAゼミⅡも次回でおしまい。この記事も、そこに間に合うようにアップできてよかった。

追記22.8.29
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