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うれしい思い込み

仕事をしていないと、こんなにも人と関わる機会が減るものなのだと身に染みてわかったこの頃。
自分は本当にこの世界で生きているのかなと、不安になる時があります。

淋しくなってしまったので家族に会いに行くことにしました。
これは帰省の際起こった、些細なできごとになります。


長距離バスのSAでの休憩時間。
買ってきたおにぎりを車内で食べるのが億劫で、バスを降りてどこか座れる所を探した。

ショップ内のフードコートはほぼ満席。
しかも別の店舗で買ってきた商品を食べるのは失礼かなと思ってしまった。

外に出ると通り道にベンチがあった。

4つ全て空いていた。

1人でここに座って食べてたら恥ずかしいかなと思いつつ、乗車時間も迫っていたし1番手前のベンチに座った。
空気は美味しいし、気兼ねなくおにぎりを食べることができた。

半分くらい食べたところで、大学生らしき3人組が私から1つ空けたところのベンチに座った。
写真を撮り合ったりして楽しそうにお喋りしてる。

私はおにぎりを食べ終わったので、ゴミを捨てて早々にバスに戻った。
座席に着いて先ほどのベンチをみたら、新たに人が座っていた。

4つのベンチの内、2つが埋まっている。

さっきまで寂しそうだった場所が賑やかになっていた。
自意識過剰なのは承知だが、最初に座ってからベンチで過ごす人が連鎖したのかなとか。
少しでも自分がきっかけになって、誰かに作用していたら嬉しいなと思った。


今回のような小さな事でも、私は生きていて、多少なりとも他人に影響しているのだなと感じ安心しました。

勘違いかとは思いますが、自分がきっかけになったと思い込んでおきます。
この世は主観次第。

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