【S&P500(ES=F)週次分析】2024.07月分
幾何ブラウン運動モデルの考え方と非線形力学系の状態空間モデルの考え方とを組み合わせて、時系列解析をベースにした株価の軌道推定にトライしています。あまり当てにならないのであくまでご参考程度に🎩
※先月までは【先週予測の結果】➡【来週予測】の順にしてましたが、時系列で追いやすいように今月から【来週予測】➡【先週予測の結果】に変更しました。
【S&P500(ES=F)週次分析】2024.07.27
【来週予測】
ES=F 想定レンジ:5,300~5,650
今週前半はHV-1σ付近に沿った反転の動きが見られたが、後半HV-1σ~ベキ分布下限側での下落、最終的にHV-1σ付近で落ち着いている。来週の推定軌道としては横ばいを想定。想定レンジは下限側がIV-1σの5,300付近、上限側がHV+1σの5,650付近としている。8月上旬から下げ傾向は継続中、5,450付近が変曲点となっている。
VIX 想定レンジ:13.5~22.5
今週はHV+1σ付近に沿って数値上昇、図の向きにてIV+1σ付近やや下に到達。来週の推定軌道としては横ばいの想定となっている。推定レンジはHV±1σ付近にて。こちらもES=F同様に8月上旬当たりにて数値上昇の懸念は継続中。IV+1σ付近15~16を律速を想定しているが、直近の傾向からは来週から20台まで上昇してもおかしくない状況。
取引高(実験的に経過観察)
取引高での推定では来週は横ばい、8月初旬からの数値上昇傾向は継続で、8月中で20台までレンジが上昇する可能性が示唆せれている。
【先週予測の結果】
今週は前半反転の兆しが見られたが、後半にて下落。先週予測での「ES=F想定レンジ:5,500~5,750」に対しては火曜高値5,650付近、木曜安値5,450付近、想定していた推定軌道に対しては後半の乖離が大きかった。「VIX想定レンジ:12.0~18.0」に対しては14.0~19.5付近で、こちらも想定軌道に対して図の向きにて下側に乖離した結果となった。VIXの数値上昇としては、出来高による推定よりも早いタイミングでの動きとなった。
【S&P500(ES=F)週次分析】2024.07.20
【来週予測】
ES=F 想定レンジ:5,500~5,750
今週前半はベキ分布上限側で推移した後、後半はHV-1σを越えベキ分布下限側まで到達。来週の推定軌道としてはやや反転傾向を想定。想定レンジは下限側がベキ分布の5,500付近、上限側がHV+1σの5,750付近としている。8月上旬から再び下げ傾向が出ており、夏枯れの示唆か?現状のワーストケースはIV-1σの5,400付近となっている。
VIX 想定レンジ:12.0~18.0
今週はHV±0σ付近からHV+1σを越えて、ベキ分布上限&IV+1σ付近まで到達。来週の推定軌道としては先週から水準がズレた位置にて横ばいの想定となっている。推定レンジはHV-1σ付近~HV+1σ付近にて。こちらもES=F同様に8月上旬当たりにて数値上昇の懸念あり。IV+1σ付近は15~16が律速になっているため、ES=Fの下落幅が大きくなることはなさそう。
取引高(実験的に経過観察)
取引高での推定では一旦反転の見込みとなっている。8月初旬からは再び数値上昇傾向が見られており、ES=F、VIXの推定よりもやや早いタイミングを示唆している。
【先週予測の結果】
今週は後半から下落。先週予測での「ES=F想定レンジ:5,600~5,800」に対しては火曜高値5,700付近、金曜安値5,550付近、想定していた推定軌道に対しては変動が大きく、下げ幅が大きいものとなった。「VIX想定レンジ:11.0~14.0」に対しては10.5~17.0付近で、こちらは想定軌道とは反対方向に大幅なズレ、出来高による推定に対しても方向性は合っていたものの後半の数値上昇は乖離が大きいものとなった。
【S&P500(ES=F)週次分析】2024.07.13
【来週予測】
ES=F 想定レンジ:5,600~5,800
今週はベキ分布上限側、およびIV+1σ付近での推移となり、HV+1σでやや反転したような印象となった。来週の推定軌道としては横ばい傾向を想定。想定レンジは下限側がHV-1σの5,600付近、上限側がHV+1σ&IV+1σ(平滑前)の5,800付近としている。先週まで出ていた7月中旬頃の上げ止まりが今回は消失、階段的な推移が示唆されている。
VIX 想定レンジ:11.0~14.0
今週もHV±0σ付近での推移でほぼ横ばい。来週の推定軌道としても横ばい継続の想定となっている。推定レンジはHV+1σ付近~IV-1σ&HV-1σ付近にて。IV-1σ付近に律速はあるものの、軌道が図の向きにて下にずれたため上下ともに余裕がある状態となった。ベキ分布のバンドが狭まってきた際は変動に注意かもしれない。
取引高(実験的に経過観察)
取引高での推定ではVIXはやや上昇気味の横ばいで13付近が目安となっている。再来週はボラ低下ののち、月末付近からはボラ上昇の変曲点が見られている。
【先週予測の結果】
今週は上昇継続。先週予測での「ES=F想定レンジ:5,500~5,700」に対しては月曜安値5,600付近、金曜高値5,700付近で、想定していた推定軌道に対しても良好な結果となった。「VIX想定レンジ:11.0~14.0」に対しては12.0~13.5付近で、こちらは想定軌道ほどの数値低下は見られず横ばいの傾向となり、出来高による推定と近いものになった。
【S&P500(ES=F)週次分析】2024.07.06
【来週予測】
ES=F 想定レンジ:5,500~5,700
今週はベキ分布上限側付近、およびIV+1σ付近での推移となった。来週の推定軌道としては上向きの動きを想定。想定レンジは下限側がHV-1σの5,500付近、上限側がHV+1σ&IV+1σ(平滑前)の5,700付近としている。引き続き、7月中旬頃に上げ止まり、その後横ばいの示唆がされている。
VIX 想定レンジ:11.0~14.0
今週はHV±0σ付近での推移でほぼ横ばい。来週の推定軌道としては引き続きボラは低下想定となっている。推定レンジはHV+1σ付近~IV-1σ付近にて。引き続きES=Fと比べるとやや極値点が早いタイミングにあり、来週あたりからIV-1σ付近が律速になりそう。
取引高(実験的に経過観察)
取引高での推定ではVIXが上昇する懸念あり。ES=Fでの推定と似ていて7月中旬頃で変曲点が見られている。
【先週予測の結果】
今週は週初めを変曲点として反転上昇。先週予測での「ES=F想定レンジ:5,500~5,650」に対しては火曜安値5,500付近、金曜高値5,600付近で、想定していた推定軌道よりも大きな反発となった。「VIX想定レンジ:11.0~14.0」に対しては12.0~13.0付近で、こちらは想定よりも低下幅は小さくほぼ横ばいの動きであった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?