【S&P500(ES1)週次分析】2023.08.19
幾何ブラウン運動モデルの考え方と非線形力学系の状態空間モデルの考え方とを組み合わせて、時系列解析をベースにした株価の軌道推定にトライしています。あまり当てにならないのであくまでご参考程度に🎩
今週の振り返り
先週予測に対して
月曜に反発ののち、火~木と先週を上回る勢いでの下げ、金曜はコマ足の拮抗状態で終わり、週間は下落継続の結果。今回は予測軌道よりも下落スピードが強く、「想定レンジ:4410~4530」に対しては、火曜高値4515付近、金曜終値が4380付近となった。
今週の動き
HV(正規分布)のバンドに対しては、月火で±0σまで回復したものの、その後再び-1σラインに沿って推移。IVのバンドに対しては火~木の下げで-1σを下回り、-1σやや下で拮抗。HV(ベキ分布)のバンドは引き続き正規分布のバンドに対して-1σ下方に位置、バンド幅は若干正規分布に近づきつつある。
今後の焦点
来週の予測
来週は下落がやや落ち着き横ばいの動きになると想定。今週末を起点に変曲点となりそうでIV-1σ付近を目安とした停滞した動きになりそう。推定軌道としては計算の都合上、現在のベースよりもやや上方に位置した状態となっている。想定レンジ下はHV-1σがIV-90%の範囲までを見積もっており4300付近、上は週末付近のHV+1σにて4455を目安としている。今週の下げにより9月の初旬からIV-1σに谷が生じており、現時点の推定軌道もそれに沿った動きを見せているため9月にかけてもう一段の下げに注意か?
ES1想定レンジ:4300~4455
TradingView(振り返り用):https://jp.tradingview.com/chart/ES1!/6FqiQ1si/
(メモ:先週までの推定ではオシレータ側SKEW&VIXの計算が結果に反映されていないことが分かったためコード修正を実施)
整合性のチェック
VIX(SPXを反転した動きに近いことから、上下反転して同様に推定してみる)
今週のVIXは上昇傾向。IV+95%の16付近かたIV+99%の18付近まで図の向きにて右肩下がりの軌道となった。一旦反転の動きもありそうだが、来週も18付近での推移の見立て。先週から見られている8月最終週のくぼみは、20付近まで上昇する可能性が出ている。ES1!日足で見られた9月初旬の谷よりもやや先行しており、タイミング的には注意かも?
ES1週足(中期的にはどうなるかを推定してみる)
推定軌道の山なりに沿って下落推移中、HV-1σライン付近まで下がってきている。推定軌道の谷の位置が9月中旬までずれ込んできており、もうしばらく下落継続の可能性が高そう。
以下、付録
公開コード一覧
🥪 ver3.01
⚖️ ver2.05
🧮 ver1.04
🌀 ver1.12
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