ポカスタの風はどれほどのものか?

はじめに

強風で知られているポカリスエットスタジアム。

風下に立ったチームのクリアが全然飛ばず一方的に押し込まれたり、ロングボールが思わぬ軌道を描いて選手が目測を誤ったりする場面がこれまでに多々見られました。

参考資料:強風の試合の一例(0:22~ゴールキックが伸びて得点に繋がる、0:44~ゴールキックがハーフウェーラインを超えない)

リカルド政権以降のヴォルティスのサッカースタイルにとっては、この強風はホームの利になっているとは言い難く、風は吹かない方が良いと思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、いくら風が強いといっても毎試合ではありません。実際どれくらいの割合なんだろうか?という疑問が湧いてきたので調べてみることにしました。

検証方法

気象関係のサイトを調べたところ、鳴門市は観測点になっていないようです。風は場所や時間によってかなり変わるので、試合時間のポカスタの風が分からないかなあと思っていたら、

ヴォルティス公式サイトにありました。

風はサッカーの公式記録として残る項目の1つであり、記録員が強/中/弱/無の4段階で記録することになっているようです。
(風速◯◯m以下は弱風といった基準があると思いきや、私が調べた限りでは見つかりませんでした。詳しい方情報お待ちしております 。)

結果

過去5年のポカリスエットスタジアム開催103試合の風を調べたところ、以下のようになりました。

風に翻弄された記憶が新しい2021最終戦や2022ヴェルディ戦の記録は中風でした。中風と強風をプレーに影響する可能性がある風速とすると、約半分の試合が該当する結果になりました。

残りの50%を占める弱風の中には雨の日も含まれるので、好ましくない気象条件の割合としてはさらに高まるでしょう。

ちなみに奇跡と言っていいレベルの無風は2021名古屋戦です。

何か比較対象が欲しかったので、穏やかな気候のイメージがあるお隣カマタマーレ讃岐の本拠地、Pikaraスタジアムでの試合についても過去3年49試合分調べた結果がこちら。

差は一目瞭然、8割以上が無風か弱風です。羨ましいです。過去にホームゲームしたことあるし本拠地にしてもいいくらいです(違う)。

他の風が強いスタジアムはどうなのかと思いましたが、自分の中でポカスタ以外に唯一そのイメージがある群馬は公式サイトが風を載せていませんでした。他に風が強いスタジアムの情報持っている方お待ちしております。

おわりに

風はスタジアムの立地上どうしようもない問題なので、風に翻弄される試合の度にサポーターがTwitterで嘆く日々がしばらくは続いていくでしょう。

徳島市内に専用スタジアムが建設され、そんな嘆きが少なくなる日々を夢見つつ筆を置きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。




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